地テシ:476 斬新3Dシューティング「PRAGMATA」が面白い!
劇団☆新感線「アケチコ!」開幕まで約二週間! 稽古場も盛り上がりながら準備を進めていますよ。やっぱり生バンドの芝居はいいよね!
さて、前回はXbox Series X|Sなどで遊べる「何かを運転するゲーム」を三本ご紹介しましたね。
XBOXのサブスクであるゲーパスでは新作も定額で遊べるのでお得感がハンパありません。実は、このゲーパスの値段が昨年の10月に大幅値上げされたのですが、あまりにも不評だったために今年の4月には大幅値下げされました。それほどまでに人気のサブスクだし、おかげさまで豊富な新作を安目の定額でプレイできていますよ。
まあそれはいいとして、ではPS5では何をプレイしているのでしょうか。そりゃもう数多ある新作旧作の中から選んで面白そうなのをいくつかプレイしているワケですが、今のところメインでプレイしているのは大手メーカーであるカプコンさんの完全新作である「PRAGMATA」ですよ!
カプコンというメーカーは大ヒットした格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ(ストⅡ)」でも有名な老舗なのでして、「モンスターハンター(モンハン)」や「バイオハザード(バイオ)」を始めとして数多くの人気シリーズを持っているメーカーなのです。略称が一人歩きするほどに有名なのです。しかし、ココに来て全く新しいシステムを持った完全新作をリリースしました。それが「PRAGMATA」というワケです。
面白さが約束されている続編がもてはやされている昨今、大手のメーカーが全く新しいシステムの新作を出すというのは大変だと思います。実際、このゲームも何度も発売日が延期されてきました。相当に難産だったのでしょう。でも、それを補って余りある体験がここにありました。
実はね、発売日近辺に体験版が配信されていたんですよ。気にはなっていたけど何しろ完全新作ですからどんなゲームか判らない。ですので体験版をダウンロードしてプレイしてみたんですよ。そしたらね、何とも奇妙なプレイフィールでした。なにしろTPS(プレイヤーを後ろ斜め上から見下ろすタイプの3Dシューティングゲーム)なのに、敵に攻撃するためにはパズルのようなミニゲームを解いてハッキングしなければならないのです!
【組合せの数だけ広がる戦略】
— 「プラグマタ」公式 (@PRAGMATA_JP) September 30, 2025
さまざまな効果や威力を持つ武器やハッキングノード。
探索を進めると装備できる武器やハッキングノードの種類が増えていきます。
どの武器とノードを装備して挑むのか? 組み合わせはプレイヤーの戦略次第です。https://t.co/eeUJEL3RUq#プラグマタ #PRAGMATA pic.twitter.com/Gpp3pmHGYj
一般的な3Dシューティングゲームの場合、銃を構えるのが左人差し指のLトリガー、敵を狙う(AIMする)のが左親指の左スティック、銃を撃つのが右人差し指のRトリガーです。3Dシューティングをプレイしたコトのある方ならばお判り頂けると思うのですが、そうでない方でも、ああそうなんだと思って下さい。
でね、そうしますとね、右手の親指が余りますよね。右手の親指で操作しやすいのは四つのボタンです。PSでいうところの○△□X、XBOXやSwitchでいうところのABXYです。コントローラの右側にあって菱形に並んでいる四つのボタンですよ。通常のシューティングゲームならば、これらのボタンには武器セレクトとかダッシュとかが割り当てられています。
しかし! 今作ではこの四つのボタンが一筆書きパズルのミニゲーム用に割り当てられているのです!
PRAGMATAの敵キャラはゆっくりと近づいてくるロボットです。それらの敵を銃で狙って撃つのですが、そのままでは装甲が厚すぎてダメージが与えられません。ではどうするのか。そう、ロボットをハッキングして装甲を開かせ、そこに銃弾を撃ち込む必要があるのです。で、ハッキングする手段として一筆書きパズルが必要なのです。
敵に向かって銃を構える(Lトリガーを引く)と画面右側に4×4くらいのマス目が開かれます。このマス目の上で、スタートからゴールまで一筆書きの線を描くのがミニゲーム。一筆書きで線が引ければ敵の装甲が開きます。その作業をするのが右手親指でのABXYボタンを上下左右に割り当てたボタン操作というワケです。
もちろん最短距離で繋げても良いのですが、途中にある青いパネルを通ると装甲が開く時間が延びます。さらに、黄色いパネルを通ると様々な追加効果も発動されます。
つまり、敵がゆっくりと近づいてくる間に、スタートからゴールまで最短で繋げてスグに攻撃するか、青や黄色のパネルをたくさん通って遠回りしてでも有利に展開させるかを瞬時に判断して操作する必要があるのです。これがまた面白くて悩ましいトコロなのです!
強い敵ほどマス目が多くて複雑な形になります。ですから、敵と戦闘する時にはゆっくりと近づく敵を視界の端っこに置いてパズルのマス目を操作しなければなりません。視覚情報はこれでいっぱいになります。そこで有効となるのが相棒からの「避けて!」とか「危ないよ!」とかの音声情報になるのです。目は画面を見据えたまま、相棒からのアドバイスに随って避けたりする必要があるのです。で、この相棒というのが女児型の自律アンドロイドなんです。
ヒューという名の主人公は連絡の途絶えた月面基地を調査しに行き、そこで相棒となる女児型Pragmataであるディアナと出会います。ヒューはディアナを背中に背負うような形で月面基地を探索し、暴走した敵のロボットと闘う時にはディアナがハッキングと音声アドバイスを、ヒューが銃撃を担当します。要するに、おっさんと幼女のバディものなのです。これがまたグッとくるトコロなんですよね。視覚情報をパズルで一杯にしながら、音声でのアドバイスで攻撃を避けながら攻撃していくのです。
ヒューは弾数無制限のメイン武器(リロードは必要)と、ショットガンやホーミングミサイルなどの強力なサブ武器(数発で枯渇する使い捨て)、敵を足止めするような戦術武器、デコイやバリアなどの補助武器など、四つの武器を装備できます。これらの武器を切り替えながら敵を倒していきます。サブ武器などは探索中に結構拾えるので、躊躇わずにドンドン使えます。使い捨てていきましょう。
ストーリーを進めていくと安全地帯であるシェルターが開放され、シェルターで自身や武器を強化しながら月面基地の彼方此方を探索していきます。かなりの頻度でシェルターに帰れる非常ハッチを見つけられるので、頻繁にシェルターへと戻りながら自己を強化しつつ探索を続けていくワケです。このタイミングが30分ごとくらいにあるので細かく帰還しながら広大な月面基地を探索していくのがいいでしょう。
そう、この「探索」というのが今作の重要なポイントです。マップの彼方此方にはヒューやディアナを強化するアイテムが落ちているので、それらを探しながら進めていくコトになります。そのためには左右にも上下にも広いマップをくまなく探索する必要があります。そう、戦闘だけでなく探索も重要なのです。
この月面基地は月由来の素材を活用した3Dプリンタで構成されています。地球を模したようなエリアもたくさんあり、地球のオモチャなどを再現できる特殊なアイテムも散りばめられています。地球を知らないディアナのためにそれらを集めるのも楽しい。プレイに直接は関係しませんが、こういうアイテムを収集するのも良いアクセントになっています。
これらの戦闘に役立つ、あるいは役立たないアイテムを探しながら広大なマップを探索して回るのです。月面基地にふさわしい狭っ苦しい部屋もあれば、ニューヨークのマンハッタンのようなだだっ広いエリアがあったり、森のようなエリアがあったり。高低差のある複雑なエリアもあるし、隠し部屋まであります。探索が楽しいゲームは良いゲーム。時には足場を作ったり「倉庫番」のようなパズルを解きながらの探索をする必要がありますが、それがまた楽しいのです。
体験版をプレイした時に、戦闘中にパズルを解くという段取りが煩わしく、テンポが悪いような気がしていたんですよね。だから製品版は買わないかな、と思っていたのです。でも、山ほどゲームをプレイしているゲーム師匠のyusuke3rdさんのnoteを読んで気が変わりました。
ゲームの魅力が判りやすく伝わって、思わずプレイしたくなる素敵な記事です。で、買ってプレイしてみるとやっぱり面白い。ハッキングするのも慣れてきました。敵をハッキングして装甲を開けて、さらにハッキングすると銃撃ダメージが大きくなるモードなども選べるので、戦闘中はそりゃもう忙しい! 美しい画面や不気味ながらもカッコいい敵キャラをよく見る暇もありません。でも、シェルターを管理する可愛いお手伝いロボ・キャビンにコインをあげると敵キャラの情報を教えてくれるビンゴゲームができて、いつでもデータベースで閲覧するコトができます。集めたオモチャなどもシェルターに設置されていくので、シェルターを育てていくゲームでもあるのです。ヒューやディアナも強化できるしね。
また、シェルターではトレーニングルームが使用できます。要するにヴァーチャルシミュレーションルームでして戦闘や空中ダッシュなどの移動を練習できます。報酬も強化アイテム系なのでプレイする価値があるのですが、なかなかにイジワルだったり難しかったりもします。ゲーム本筋を進めずについついムキになってハイスコアを目指しちゃったりもしますよ。
そんなこんなの「PRAGMATA」。美しくバラエティに富んだ月面基地、独特ながらよく練られた戦闘システム、割と易しめの難易度と割と短めのボリューム、多彩な武器と戦闘モジュール、探索し甲斐のあるマップデザインにこまめな帰還ポイントなど、完全新作ながら遊びやすい配慮が随所に見られます。
「PRAGMATA」はPS5だけでなくXbox Series X|S、PC、Nintendo Switch2でも遊べますし、各機種でも無料の体験版がリリースされていますので、気になる方はお試し下さい。独特すぎて最初は戸惑うと思いますけど、慣れてくれば楽しくなりますよ。
ヒューとディアナがおっさんと幼女でありながら大人と子供という関係ではなく、お互いを頼りにする戦友のようなバディであることが楽しさにも繋がっています。さて、結末はどうなりますやら。
今のところ、私のプレイはストーリーの半分くらいのようです。要所で出てくる巨大なボスに苦戦したりはしておりますが、順調に進んでいるようです。まあね、他のゲームと並行して遊んでいるからゆっくりとではありますが、なんとか最後までプレイしてエンディングを見たいと思っておりますよ。
