読書推せん文コンクールの書き方を教えてください(by小学生)
「教えてください」シリーズも3回目。マンガ感想文コンクール、映画感想文コンクールに続き今日は「読書推せん文コンクール」です。
募集期間は、2024年9月13日(金)まで。もう少し時間があるから、書いてみるのもいいんじゃないかな! 文字数が250~300字だから、チャレンジしやすいよ。
感想を書かなくちゃ…と思うと身構えてしまう子も、身近な誰かにおすすめするつもりで書いてみない? https://t.co/HteHUHPGhb
— まちか先生@作文講師/ライター (@mojikara_ma) June 4, 2024
Xの方では、6月にポストしていたのですが、noteは今日になっちゃった。たしかこのポストをしたのは、全国紙に一面広告が載っているのを見た日だったと思う。このコンクールがはじまって4年目なんですね。
読書推薦文は、読書感想文と違って、「感想」を書かなくていいので気が楽ですよ。それに、誰に伝えようかなってイメージしやすいので、書きやすいってメリットがあります。
クリエイティブなライティングについて、グローバルな視点で記事を書かれているfinditsさんを紹介します。諸外国には読書感想文という取り組みがあまりなく、とにかく本を読む、書くとしたら要約(サマリー)か書評(レビュー)とのこと。
海外のインターに通う息子曰く「感想文は書かないよ。書くとしたらサマリー(要約)くらい。あと読んだ本をクラスでプレゼンするっていうのをよくやる。みんなめっちゃやりたがるよ」とのこと。
なるほど。自分が見聞きしたことを伝えたい、という欲求が人間にはあります。自分が読んで気に入った本は誰かに話したい、紹介したい、そんな気持ちをくすぐるわけです。こちらは「本を読むこと」に重点を置いた施策といえます。
素敵ですね。すごくよく分かります。
わたしの読書感想文講座でも、感想がなかなか出てこない子には「この本をもし誰かにおすすめするなら、なんて言う?」と声をかけたりして、その子の考えを聞いていくからです。
感想文と推薦文はちょっと違う。
ここ、大事なポイントです。
そんな切り口で今回の記事をお届けします。
日本では50年ほど「読書感想文」に取り組む流れになっていたので、読書=感想文、というイメージが強いのかもしれませんね。そのことについては、骨しゃぶりさんのブログがとても興味深いです。
よーし、さっそく読書推薦文、やってみよー!
本はなんでもOK
ほとんどの本がOKなんだって。「出版されている本」というのは、紙に印刷されている本ってこと。主催者ページを見てもらえばわかるけど、電子書籍でも、紙の本を電子化したものならいいそうです。
書店や図書館、家の本棚にある本なら新しくても古くても大丈夫!
小さい頃読んだ絵本、今熱中している物語、大好きなマンガや写真集、大事にしている図鑑、歴史書、古典、映画のシナリオ。出版されている本ならなんでもかまいません。
さあ、みんなはどれにする?
まちか先生は、これ♡
(たぶんみんなが推せん文を書くのにあまり参考にもならないと思う)
(でも等身大のまちか先生で記事を書きます)
”書きたい本”を選んだとき、なんでこれにしようと思ったかを自分のなかで考えておくといいよ♪ 考えるっていうのは、「言葉にする」ってこと。もうちょっと大人向けの言い方だと「言語化」って感じかな。
まちか先生がこの本にしようと思った理由は、自分自身がすごく助けられたからです。
ファッションが好きだけど毎朝なにを着るか迷ってばかり。お買い物してもあまり満足感なくて。でも、この本を読んだら「自分がどういうスタイルを作っていくか」が大事だとわかって、もっとファッションが好きになったの。
うん、みんなも、誰かにおしゃべりするように、この本が好き!とか、これたまらん!とか、すっごくためになった!とかをメモしてみよう。
文字数が少ない!
これ、めっちゃよくない? まちか先生、読書推せん文コンクールの魅力って、この、文字数の少なさだと思うんだ。
250字~300字。
なにこれ書きやすい♡
そして実は、文字数をしぼることで、何を書くべきかが見えてくるんだよ。何を書くか選ぶしかないもんね。そう、これってヒントになる。まずね、あらすじは書けません。書いちゃったら、あっという間に文字数埋まって、他のもっと大事なことが書けなくなっちゃう。
じゃあどうしたらいいの?
少しくらいは説明した方がいいんじゃない?
そう思ったあなたは大正解です。あなたが選んだ本がどういう本なのか、ざっくりと一言で説明すると、紹介される人にとって親切です。お友達に紹介する時のことを想像してみて。「ねえねえこれ!超おすすめだから読んで!貸すから!」って言われたら、どうする?
お友達だから、よく分からなくても差し出されたら受け取るかもしれないね。しかーし、読書推せん文だったら、どうかな? 見ず知らずの人に「とにかくおすすめです!」で伝わると思う? ちょっと無理よね……。
少ない文字数のなかで、どうやって本を説明するか。書いた方がいいのは、本の概要です。ヒントになるのは、出版社サイトとかAmazonとか。ここでさっき、まちか先生があげた、紹介したい本を例にします。
商品の説明欄にある文章です。
本書で紹介する「クローゼットマップの法則」では、今の自分の体型、好み、ライフスタイルとあらためて向き合い、今の自分が快適に過ごせる「ベイシック服」と、着るだけで幸せな気分になれる「ときめく服」だけにしぼり込んでいきます。クローゼットに必要のない服が忍び込まないよう、仕組みをつくってしまうのです。
しょっちゅう服を捨てずにすむ、大好きな服だけがすっきりと納まったクローゼット、毎日コーディネートに悩まないクローゼットを、実現してみませんか?
もちろん、自分で概要を考えてもいいんだけど、どんなふうに書くのかなって迷ったら、出版した側(著者や出版社)のPRを参考にしよう。著者プロフィールも使えるよ。(使うっていうな)
大手アパレル(株)ワールドに16年勤務し、専門店販売指導、店舗管理に携わる。ブログ「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」https://sty04.com は、女性読者の圧倒的支持を得ており、2018 年2月現在200 万PV を突破。
ファッション業界の豊富な現場経験を活かし、独自の論理と大人のセンスを兼ね備えた説得力ある内容は、他のブログにはない切り口でおしゃれ迷子を救ってくれると多くの読者をひきつけている。
まちか先生が推せんしたいこの本だったら、こんなふうに短めて紹介するかも。
大手アパレル会社での経験をいかして、女性のクローゼット管理をアドバイスしている本。
▲あらすじではなく概要を書こうねって、この記事でちょっと詳しく解説してます。気になったら読んでみてね。
誰におすすめする?
これがいちばん大事なポイントです。
あなたがおすすめしたいと選んだ本、誰に紹介しますか?
書きかたのコツはいつもの「読書感想文」を忘れて、あの人に手紙を送るような気持ちで書くこと。
あの人のことを思いながら、この本の魅力を紹介する。
あなたの文章を読んで、相手が読みたくなるように書きましょう。
「あの人」それが思い浮かんだ人は、その人に向けて書こう! 思いつかなかった人は、自分と似たような気持ちの人に向けて書こう!
それ、どういうことって思った?
あなたが惹かれた本は、あなたと同じ興味を持っている人だったり、あなたと同じ悩みをかかえている人だからです。別の言い方をするなら、この本をまだ読んでない頃の自分に向けて書いてみよう、って感じかな。
そう考えたら、おすすめしやすいんじゃない?
気分よくコーディネートを決めたのに、玄関で履く靴がいつも「履きやすい靴」になっておしゃれがマンネリ…という人に読んでもらいたいです!
書いてみた!
ということで、書いてみました! ちょうど300字です。ギリギリの文字数まで使おうとするところがライターの性(さが)ですね……。
大手アパレル会社での経験をいかして、女性のクローゼット管理をアドバイスしてくれるブロガーさんの本です。ファッション雑誌をチェックしても、なぜか毎朝「着る服がない」と迷ってばかりの自分が嫌でした。この本を読んで、トレンド以上に自分のスタイルを知るのが大事だと知りました。「クローゼットを育てていく」という感覚を持ったら、ムダなお買い物も減って一つひとつのアイテムに思い入れが生まれて、服選びが楽しみになるほど。コーディネートを頑張ってもいつも同じ靴ばかり履いてしまうとか、ついつい同じ型のボトムばかり買ってしまう人に読んでもらいたいです。クローゼットを改善すれば、自分のことももっと好きになれますよ。
例文をあげるなら、このコンクールの対象年齢である、小学生&中学生になじみある本を選べばよかったんだけど……。好きな本を選んじゃいました!
だって、このコンクールって、おすすめしたい!と思う自分が主体でしょう? だからわたしも自分がガチでおすすめした本にした方がいいんじゃないかなって思ったのです。
みんなも、自分らしく書いてみてね♡
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