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スタバは遠かった

今日は「スタバに寄ろう」。
ランチはスタバのコーヒーとサンドイッチ。そう決めて図書館を出た。

さっき借りた数冊の本の中に、コーヒーの写真を見たからか、しょっちゅう行くわけではないのに急にスイッチが入った。
もう飲みたくなってたまらなくなった。

イオンに着いた。スタバはイオンの中にある。
入り口からまっすぐ歩いて左に曲がればスタバ。

もう目の前だ。

何にしようかな?たまには甘いもの?
フラペチーノやキャラメルマキアート?サンドイッチにチーズケーキも…

あと数歩、というところで
トレーを持ったお兄さんが近づいてきた。

「コーヒーの試飲いかがですか?」

「えっ…」

「あ、大丈夫です」

何!?

隣はカルディだった!

私はスタバしか見えていなかった。

しかもその店員さん、スタバ目前の影からひょいっと出てくるんだもん。ビックリしたわ〜。

って…え、ちょっと待って!
いやぁ、コーヒー断った人が
1秒後にスタバに入るの、気まずくない?

どうする、私。
別に悪いことをしたわけじゃない。試飲を断っただけ。
だからといって、あの店員さんの前を平然と通ってスタバへ入る勇気もない…

(何、遠慮してんの?さっさと入ればいいじゃん) 
(いや、他のお客さんも見てるしなぁ)

こんなにどうでもいいことを気にしているのは、たぶん私だけだ。

もう、あの店員さんはとっくに次のお客さんを探している。

完全にタイミングを失った私は、
「試飲いかがですか〜。」
の声を背中に聞きながら、結局スタバを通り過ぎた。

そのまま行くあてもなく店内を
一回りし、食品コーナーでサンドイッチを買った。

帰りの車の中で、
「こんなことなら試飲だけでも飲んでおけばよかったな」

そう思いながら家に帰った。

結局今日のランチは、インスタントコーヒーのネスカフェゴールドブレンドと、イオンで買ったサンドイッチ。

この次は別のルートから入ろう。

それにしてもカルディの店員さん、あと3歩待ってくれればよかったのに。



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