この一年で、会う人が変わった。仕事の景色も変わった
仕事で会う人が大きく変わった
以前は、銀行、株主、交流会で会う経営者とのつながりばかりだった。
管理部門として仕事をしていたから、それは自然なことだった。
資金の話。
株主との話。
経営者同士の話。
数字、事業計画、資本政策、資金繰り、管理体制。
そういう言葉の近くで仕事をしていた。
それはそれで、とても濃い世界だった。
会社を見る目も、数字を見る感覚も、そこでかなり鍛えられたと思っている。
でも、ここ一年で現場に出るようになってから、会う人の種類が一気に変わった。
芸能。
テレビ。
広告。
イベント。
ライブ。
フェス。
技術屋。
制作の人たち。
それまでの仕事では、あまり深く交わらなかった人たちと会うようになった。
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会議室で出会う人と現場で出会う人は違う
最初は、正直かなり戸惑った。
使う言葉も違う。
動き方も違う。
判断の速さも違う。
会議室で積み上げる仕事とは、流れている時間が違う。
管理部門の仕事をしているときは、どちらかというと「整える」仕事をしている。
数字を整える。
契約を整える。
資金繰りを整える。
株主との関係を整える。
会社が続くための線をつなぐ。
でも現場では、もっと身体的だった。
その場で決める。
その場で動く。
その場で人とつながる。
何かが起きたら、すぐに誰かが入る。
会議室で出会う人と現場で出会う人は違う
前者は肩書きから始まることが多い。
でも後者は、動き方で信頼が決まることがある。
この一年で、そのことを強く感じた。
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最初はとっつきづらい人だと思っていた
その中の一人は、最初に会ったとき、正直とっつきづらい人だと思っていた。
距離が近いようで、簡単には近づけない。
何を考えているのかも、最初は少し掴みにくかった。
でも、何度か会ううちに少しずつ関係が変わっていった。
その人は、自分に会社の人をどんどん紹介してくれた。
まだ直接案件につながっているわけではない。
でも、その紹介によって、自分の人脈は大きく変わった。
その会社で行われるイベントにも、よく呼んでもらえるようになった。
そこに行くたびに、新しい人と会う。
自分だけでは絶対に入れなかった場に、少しずつ入れてもらっている感覚がある。
すぐに案件になる出会いだけでできているわけではない
案件になる前に、自分の立っている場所を変えてくれる出会いがある。
その人は、自分にとってまさにそういう存在だった。
その人は、以前書いた記事のきっかけにもなった。
ある日、過去の録音を聞かせてくれたことがあった。
それが自分の中に残って、記事につながった。
▼そのとき書いた記事はこちら
あの記事を書けたのも、その人との出会いがあったからだと思っている。
直接売上になったわけではない。
すぐに案件になったわけでもない。
でも、確実に自分の仕事の景色を変えてくれた。
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現場で何度も会うと、名刺交換より早く距離が縮まる
もう一人、強く印象に残っている人がいる。
ライブやフェス系の技術屋だ。
最初は、自分たちの案件でイベント会社が連れてきた人だった。
そこから毎週のように顔を合わせるようになった。
何度も同じ現場に入る。
準備をする。
調整する。
設営する。
本番を迎える。
トラブルが起きれば、一緒に対応する。
そういうことを繰り返していると、名刺交換より早く距離が縮まることがある。
その人とは、すぐに仲良くなっていた。
自分が知らない領域のことを、いろいろ教えてくれた。
ライブやフェスの現場で、どこを見ているのか。
技術側は何を気にしているのか。
音響や設営や進行の裏側で、どんな判断があるのか。
自分にとっては、知らないことばかりだった。
管理部門や経営管理の世界にいるだけでは、見えていなかった知識だった。
でも現場では、その知識がないと何も動かない。
その人からは案件ももらうようになった。
でも、それ以上に大きかったのは、自分の知らない世界の見方を教えてもらったことだった。
信頼は会議室だけで生まれるわけではない
搬入や設営や本番の横で生まれることもある。
汗をかきながら、時間に追われながら、トラブルに対応しながら、同じ現場を乗り越える。
そういう時間の中で、少しずつ関係ができていく。
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最初は案件だった。でも、いつの間にか関係になっていた
もう一人は、テレビマンだった。
最初は、知り合いからの紹介で案件をもらったクライアントだった。
最初はあくまで仕事の関係だった。
でも、そこから少しずつ案件の紹介が増えていった。
気づけば、何本も案件を紹介してもらうようになっていた。
さらに不思議なのは、まったく関係のない現場でも顔を合わせるようになったことだ。
「あれ、ここにもいるんですね」
そんな感じで会うことが増えた。
そうやって何度も会っているうちに、単なるクライアントというより、少しずつ関係になっていった。
最初は案件だった
でも、何度も現場で会ううちに、関係になっていった。
これも、この一年で強く感じたことの一つだ。
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仕事は営業だけで生まれるわけではない
仕事は、営業だけで生まれるわけではない。
誰かが「この人なら」と思ってくれた先に、生まれる仕事がある。
もちろん、紹介だけで仕事が続くほど甘くはない。
一度紹介してもらっても、その後の動きが悪ければ続かない。
現場で期待を裏切れば、次はない。
でも、最初の扉を開けてくれるのは、いつも人だった。
誰かが紹介してくれる。
誰かが呼んでくれる。
誰かが一緒に現場に入ってくれる。
誰かが新しい人につないでくれる。
そうやって、仕事は少しずつ広がっていく。
この一年で、自分の会う人は大きく変わった。
銀行、株主、経営者とのつながりが中心だったころとは、違う場所にいる。
今は、芸能、テレビ、広告、イベント、ライブ、フェスの人たちと会うことが増えた。
それは、自分の仕事の軸がぶれたというより、広がった感覚に近い。
数字や構造だけでは、仕事は動かない
数字を見る仕事をしてきた。
管理する仕事をしてきた。
経営の近くで、会社が続くための構造を見てきた。
でも現場に出て、人と会うようになって、もう一つわかったことがある。
仕事は数字や構造だけでは動かない
人が動かしている。
誰が信頼してくれるか。
誰が紹介してくれるか。
誰が一緒に動いてくれるか。
誰が「この人なら」と思ってくれるか。
そこに仕事の入口がある。
この一年は、出会いの一年だったと思う。
ただ、それは同時に、前の自分との別れでもあった。
管理部門の中だけで仕事を見ていた自分。
銀行や株主や経営者との関係だけで、仕事の世界を捉えていた自分。
数字と資料と会議室の中で、仕事を理解していた自分。
その自分とは、少し離れた気がしている。
もちろん、過去の経験を捨てたわけではない。
むしろ今でも、自分の土台はそこにある。
キャッシュを見る。
契約を見る。
責任の所在を見る。
会社が続くための構造を見る。
その感覚は変わっていない。
でも今は、そこに現場の人とのつながりが加わった。
現場で出会う人たちの知識や熱量や信頼が、自分の仕事を広げてくれている。
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仕事は人の形をして広がっていく
最初はとっつきづらいと思った人が、人を紹介してくれる。
毎週のように会っていた技術屋が、知らない世界を教えてくれる。
紹介で出会ったテレビマンが、気づけば何本も案件を持ってきてくれる。
そうやって、仕事は人の形をして広がっていく。
この一年で出会った人たちには、本当に感謝している。
すぐに案件になった出会いもある。
まだ案件にはなっていないけれど、自分の立っている場所を変えてくれた出会いもある。
知らない世界を教えてくれた出会いもある。
次の仕事の入口を開いてくれた出会いもある。
仕事は、計画通りに広がるものばかりではない。
誰かとの出会いで、急に景色が変わることがある。
この一年で、会う人が変わった。
そして、仕事の景色も変わった。
たぶん、これからも出会いと別れは続く。
自分のいる場所も、会う人も、仕事の形も少しずつ変わっていく。
でも、
その変化を怖がらずにいたいと思っている。
誰かと出会ったことで、仕事の見え方が変わる。
誰かと関わったことで、自分の役割が変わる。
そういう変化を、これからも大事にしたい。
会社が壊れた後に、どう打ち手を作ったのか。その話はこちらに書きました。
『死ななかったから、打ち手は作れた』
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