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土曜の夜、蕎麦屋を開く。おうち蕎麦屋で最高の夜に!

今日は6月最初の土曜日。残業50時間を走り切った自分をねぎらうべく、今夜はおうち蕎麦屋を開店する。
しかも、ただの蕎麦屋ではない。
コロナ禍真っただ中の2022年に開業し、数々の苦難を乗り越えてきた繁盛店(という設定)だ。名物は蕎麦と酒肴。派手さはないが、気づけば予約が埋まる。酒好きと蕎麦好きに愛される、路地裏の小さな名店――これが、今夜だけ我が家に現れる店である。

材料は夕方、近所のベルクで調達してきた。

砂肝190円は助かる

赤ちゃんが寝静まる20時、おうち蕎麦屋の暖簾を出した。
この店では食前酒も提供している。本日の一杯はこちら。

コースターに置いちゃったりして

薬用 養命酒。

「本日の一杯」と言ったが、実際はほぼ毎日飲んでいる。シナモンを思わせる甘くスパイシーな香り。ひと口飲むと胃のあたりがカッと熱くなり、営業開始のスイッチが入る。
養命酒への愛を綴った記事はこちら↓
https://note.com/lush_azalea2810/n/n1ca60f8320cd

①板わさ

最初の1品は板わさ。蕎麦屋の定番おつまみらしい。

もっとも、私が板わさという存在を知ったのはつい最近のことである。ある蕎麦屋で酒を頼んだ際、サービスでかまぼこが出てきた。わさびを添えただけの実にシンプルな一品だったが、後になって「あれが板わさだったのか」と知った。かまぼこにわさび。醤油をかけて食べる。想像どおりの味なのだが、それが妙にうまい。

おうち蕎麦屋では、客でありながら料理人でもある。かまぼこの上部にV字の切れ込みを入れ、そこへチューブわさびを絞り出せば完成だ。

心なしか、わさびが多い気が…

ちなみに最初の一杯はサントリー生ビール。ファミマのアプリクーポンで半額購入したものである。冷えたビールは、あまりにも極上だ。

おつかれ生です(他社公告)

いざ、板わさを実食。100%美味いと思ったのだが、料理人がわさびを致死量入れたせいか、客は死にかけた。隣の妻もほぼ悶絶。深めのV字の切り込みにわさびをねじ込んだのが仇となってしまった。涙目になりながらわさびを半分ほど撤去して、ようやく食べられるレベルになった。幸先の悪いスタートになってしまったが、開店初日とはそういうものだ。

②ネギトロ

本当はマグロの刺身にしたかったが、予算の都合でネギトロを選択。でも私はネギトロが大好物なので十分ご馳走だ。いつもならパックから直で食べているが、今日は蕎麦屋ごっこをしているので、さっき使用した皿に盛り付ける。

板わさ時に撤去されたわさびを添えて

安価なのに美味い。独身の時に大変お世話になったネギトロだが、ご飯無しで食べるのも小粋だなと思った。酒が進むので、ハイボールを注文した。

白州グラスで飲むアランバレルリザーブ

お洒落な蕎麦屋なので、少し品の良いスコッチも置いてある。この銘柄を擬人化するとしたら、「キーエンス入社5年目のマッチョイケメン」。ボタンダウンではない正統派の白シャツに青ネクタイをきちんと締めており、超爽やか。キリっとしているが、青りんごのような爽やかさと奥に甘さもあり、最高に美味い。

③砂肝とネギの塩炒め

ベルクで買ってきた惣菜の砂肝と刻んだネギを、日本酒と塩コショウ、味の素で炒めたもの。最後にレモン汁をかければ、あっという間に蕎麦屋が出しそうな一品料理に。

砂肝は惣菜で十分だ

グラスが空になったので、お次はニッカの余市ハイボール。こいつを擬人化するなら「東出昌大」だ。どこか荒々しく野性味があるが、実は繊細で優しい心の持ち主。女を沼らせ、男を魅了する。ピート香の奥にほのかな甘み。ロックも良いが、ハイボールもとても美味いのだ。

ニッカ(余市)とサントリー(白州)夢の共演

④なすのつけ蕎麦

我が家の料理長、妻お手製のなすのつけ蕎麦。作り方はYouTuber武島たけしの「冷やしナスそば」を参考にしている。URLはこちら↓

こちらは冷やしだが、今日は温かい蕎麦の気分。つけ汁は熱く、蕎麦はすすぎの時に流水で冷やす。流水でぬめりを落とすのが美味しく食べるポイントらしい。なす蕎麦を試していない人はぜひ食べてみてほしい。なすの旨味が染み出していてとても美味いし、店の味を再現することが可能だ。

150円くらいの三つ葉の天ぷらを添えて
しみっしみのなす汁に大根おろし

こうして本日の営業は終了。店主も客も満足げに帰宅した。また気が向いたら暖簾を出そうと思う。

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