見出し画像

【読了】 市川憂人 「ジェリーフィッシュは凍らない」

市川憂人「ジェリーフィッシュは凍らない」
「ほんタメ」で紹介されていた本


ジェリーフィッシュと呼ばれる気球のような浮遊艇が飛行試験中に通信を断った。雪山の奥の墜落現場で発見された乗組員全員の死体には、全て他殺の痕跡があった。


現在のできごとと犯人らしき人物のモノローグを交互にいききするタイプの作りで、どことなく古めかしい雰囲気の作品でした。

初手からこれが復讐の物語であることが明らかにされるので、あとは誰がどうやってという話になるのだけれど、これがなかなかわからなくて新しい感じもして良かったです。

自然に空を見上げることになる結末は視線誘導がうまいな〜と思うと同時に、犯人の純粋性が空にリンクするようで心に留まりました。

欲を言うと探偵役の警察官コンビの活躍をもう少し見たかったけど、調べたらシリーズになってるようなのでそちらで楽しめるのかもしれません。
このSF感がどう続くのかも気になるし、そのうち読みたいな。

(20240108投稿文の再掲)
・第26回 鮎川哲也賞

【他作品の読書メモ】


いいなと思ったら応援しよう!