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3つの人生論 From 「人生の経営戦略」

前回の記事では、

古代ギリシャ時代の哲学者達が定義した幸せの源流

について、書かせていただきました。


今回は上記の話にも繋がる、3つの人生論について紹介します。
本論でも、アリストテレスの名前が出てきます。

このままだと、アリストテレス大好きという印象を持たれそうですね(笑)

そんなことはさておき、前段として
本記事の執筆理由についてまず述べていきます。

この記事を書いた理由


筆者の考える「ゆるやかな幸せとは?」
これについて、もう少しイメージを伝えたかったからです。

少し丁寧に、背景から書かせていただきます。

近年巷では、
キャリアに関して「ワークライフバランス」という、

ワーク vs ライフ

という主張が多いように見受けられます。


またこれに限らず、
上記のような、

2つの意見のどちらのスタンスでしょうか?

という問いが、世間ではよくあるかなと。


実はこれは、人間の性質上やむを得ないものでして、

人間の認知は単純化を好む、という基本的前提があります。

「善か悪か」、

「キノコなのか、タケノコなのか」

といった、
二元論的フレームで理解しようとする傾向がある。

上記のことが、認知心理学では言われております。

そもそも、人間は曖昧なものを好まない、ということですね。



しかし筆者は少々強欲ですので、

両方を取ることはできないのか、と思ってしまいます。
(キノコとタケノコなら、両方買って食べます。両方美味しいじゃん。)

前述のワークライフバランスについても、
両取りしたい。

さらに深めると、ワークとライフの調和を目指したい。
と考えております。
大変欲張りですね。

加えて筆者は大変怠惰な人間ですので、

可能な限り仕事も人生も、楽しくゆるやかにやっていきたい

そう考えておりまして、
そのためにはやはり、ワークとライフの調和を取るのが良さそうだ、
となりました。


そんなことを考えている折、
独立研究家の山口周さんが執筆された、
「人生の経営戦略」を拝読いたしました。

その1つの章に、
上述のワークとライフに関するものがありまして、
後半はその内容の紹介となります。


よって以後は、サムネの写真にもある
「人生の経営戦略」 P38~45、山口周、ダイヤモンド社、2025年
を参考文献としております。

興味のあるかたは、ぜひ手に取ってみてください。

経営学という体系だった学問を人生に応用するとどうなるのか、

ということが書かれておりまして、
筆者はとても楽しく読ませていただきました。


3つの人生論


「人生の経営戦略」のなかで、
山口周さんは昨今のキャリア論について、
問題提起をしております。

(以下、書籍からの引用部分)



それは、

巷にあるキャリア論は二極化していないか?

というものです。

それは以下の2つです。

図1:巷にある2つの人生論の比較

1つは、
「目的達成のためには全ての手段は合理化される」と主張した、
中世の政治学者のマキャベリにならった
マキャベリ的人生論。

もう1つは、
「人間は本来善良なもの、個人の内面的道徳を重視せよ」と主張した、
近世の思想家のルソーにならった
ルソー的人生論です。

なお山口周さんは、
以下の理由から「どっちの人生論もダメでしょ」と述べています。

マキャベリ的人生論の問題点
→ゴールの設定に問題あり。
 キャリアに関する多くの研究では、
 「経済的・社会的成功が、幸せな人生に結び付くとは限らない。」
 という結果が出ているから。


ルソー的人生論の問題点
→プロセスの設計に問題あり。
 人生における「自分らしさ」は重要な指標だが、
 それは一定の経済的・社会的基盤があってこそ獲得できるもの。
 それだけを追求して得られるほど、人生は甘くない。


ではどんな人生論を目指したら良いのか?

これはお察しの通りで、


マキャベリ的人生論とルソー的人生論を両立する

というものになります。

これはすなわち、

自分らしいと思える人生を歩み、
経済的・社会的にも安定した人生を送る

というものです。

この選択肢をアリストテレス的人生論と書籍内では呼称されております。

これらを図にまとめると、以下のようになるとのこと。
右上を目指すといい、と述べられております。

図2:各人生論のマッピング


この章の結びでは、

「自分らしさ」と「経済的・社会的な安定」という、
一見すると矛盾した要素を抱えている
アリストテレス的人生論を実践するために、

「コストと品質」や「短期と長期」のような、
どちらかを得ようとすると、もう片一方が得られないような、
トレードオフを両立させるための手法である、
「経営戦略論」を活用すべき。

となっております。




筆者も山口周さんの考え方には感銘を受けておりまして、

ゆるさを保ちながら、このアリストテレス的人生論を目指してみたい

と考えております。


他にも様々興味深いことが書いてありますので、
人生の経営戦略はおすすめです。



それにしても、山口周さんからは

「ゆるやかな幸せ」

を体現している香りがします…。

とっても匂う、匂うぞ。



ここまで読んでいただきありがとうございます。今後も書き続けていきますので、「♡」や「フォロー」をしていただけますと大変嬉しいです。

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