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「帰りたくない」が、最高の旅行の感想だった。

沖縄旅行の最終日。

空港へ向かう車の中で、娘はずっと両手におもちゃを握りしめていた。

右手には、美ら海水族館で自分で選んだピンクのジンベイザメ。

左手には、ジャングリアで買った恐竜のおもちゃ。

どちらも大事そうに抱えながら、窓の外をじっと眺めている。

そんな娘が、小さな声で言った。

「まだ帰りたくない。」

その一言で、この旅行がどれだけ楽しかったのかが全部伝わってきた。



今回の旅行は、北海道から祖父母も沖縄まで来てくれた。

普段はなかなか会えない距離だから、一緒に過ごせる時間はとても貴重だ。

娘も、それが分かっていたわけではないと思う。

でも、会えた瞬間からずっと笑顔だった。

おじいちゃんとおばあちゃんに両手をつないでもらって、

「せーの。」

ブランコみたいに持ち上げてもらう。

「もう一回!」

何度も笑いながらお願いしていた。

その姿を見ているだけで、こっちまで笑顔になった。



美ら海水族館では、お土産コーナーでジンベイザメのぬいぐるみを見つけた。

青いジンベイザメもあった。

でも娘が手に取ったのは、迷うことなくピンク。

「ピンクが好きだから。」

理由は、それだけだった。

子どもの「好き」って、本当にまっすぐだ。

大人みたいに値段を比べたり、長く使えるか考えたりはしない。

好きだから。

それだけで十分なんだ。

そのピンクのジンベイザメは、旅行が終わるまでずっと娘の相棒になった。



ジャングリアでは恐竜のおもちゃを選んだ。

ピンクのジンベイザメと恐竜。

なんとも不思議な組み合わせだけど、娘にとってはどちらも大切な宝物だった。

ホテルへ戻ってからも、車の中でも、いつも両方を抱えていた。



夜になると、いつもなら

「パパ、一緒に寝よう。」

と言う娘が、

「今日は、おばあちゃんと寝たい。」

そう言った。

少しだけ寂しい気持ちもあった。

でも、それ以上にうれしかった。

それだけ、おばあちゃんとの時間が楽しかったということだから。

その夜は興奮していたのか、なかなか眠ろうとしなかった。

ぬいぐるみで遊んで、おしゃべりして、笑って。

きっと娘にとっては、「早く寝るより、みんなと一緒にいたい夜」だったんだと思う。



そして迎えた最終日。

僕は、

「またみんなで来ようね。」

と言った。

大人はそうやって、次を約束しながら気持ちを整理する。

でも娘は少し口を尖らせて、

「帰りたくない。」

そう答えた。

子どもにとっては、「また今度」はまだ遠い未来なんだと思う。

楽しい時間は、今しかない。

だから終わってほしくない。

ただ、それだけなんだ。



北海道に住む祖父母とは、気軽に「また来週ね」と会える距離ではない。

だから、この数日間は娘にとっても特別な時間だったんだろう。

おじいちゃん、おばあちゃんと笑って、

ピンクのジンベイザメを抱えて、

恐竜のおもちゃを大事そうに持って、

おばあちゃんと一緒に眠って。

そんな時間が終わってしまうことを、娘はちゃんと感じていた。

だから出てきた言葉が、

「帰りたくない。」

だった。

わがままなんかじゃない。

あの旅行が、本当に楽しかった証拠だった。



家に帰ってからも、娘はピンクのジンベイザメと恐竜を並べて遊んでいた。

旅行は終わったけれど、娘の中ではまだ続いているようだった。

思い出って、大人は写真を見返して残すものだけど、

子どもは、お気に入りのおもちゃに乗せて持ち帰るのかもしれない。

あの日、娘が言った

「帰りたくない。」

きっとあれが、この旅行でもらった一番うれしいお土産だった。



もし最近、

「帰りたくない。」

そう思えるくらい楽しい時間を過ごしたなら、その時間はきっと特別だったのだと思います。

忙しい毎日の中でも、そんな時間をまた少しずつ増やしていけたらいいですね。

おまけ|沖縄旅行で本当に助かったもの


沖縄の暑さは想像以上でした。

娘と一緒だと、日陰を探したり抱っこしたりする時間も多く、大人だけの旅行より体力を使います。

そんな中で、一番「持ってきてよかった」と思ったのがネッククーラーでした。

移動中や待ち時間に何度も使って、「持ってきてよかった」と感じたものです。

そのほかにも、実際に役立ったものを置いておきます。

・首を冷やせるネッククーラー

・マグネット式モバイルバッテリー

・子ども用の日焼け止め


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

このnoteでは、シングルファザーとしての子育てや仕事のこと、何気ない日常の中で感じたことを、自分の言葉で綴っています。

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