歯学部 退学|留年・中退・除籍・放校のその後と、人生を立て直す方法
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「Re:Start Radio」さん、ありがとうございます!
📊 ポッドキャスト詳細タイトル:
「歯学部退学からの再出発 - 絶望から希望への軌跡」
時間: 約5分13秒(313秒)
形式: 2人の対話形式
出演: KenjiさんとYumiさん(「Re:Start Radio」のナビゲーター)
新コース設立のお知らせ
はじめに
はじめまして。
私は数年前
歯学部の進級試験に失敗し
強制退学
となりました。
そこから
再受験の道を選び
難関私大に合格し
人生をやり直しました。
現在は
医療系学部
(歯学部・薬学部・獣医学部・看護学部)を
退学・中退・放校になった方のための
専門の塾である
『ロストマン』
を運営しています。
今回は特に
歯学部を
退学・中退・放校になった方へ
私の経験をもとにしたメッセージ
をお届けします。
薬学部の方は
以下の記事をお読みください。
獣医学部の方は
以下の記事をお読みください。
この文章が、少しでも
あなたの人生を好転させる
きっかけになれば
幸いです。
文章は少し長いかもしれませんが
”同じ当事者のあなた”
に役立つ部分があるはずです。⸻
第1章 すべての終わり
歯学部最後のテスト
ーすべてが、終わる。
一般的に
医療系では2月初旬に
いわゆる「定期テスト」があります。
その後
中旬ごろに
進級テスト
があり
それまでの学年で学んだ
”すべての範囲”が試験範囲となる
非常に厳しい試験です。
⚠️大学によっては
今の学年の問題しか出ない大学もあるそうです。
その
進級テストに失敗すると
前期(時期は大学により異なる)や
後期の定期テストで
仮に進級に値する点数を取っていても
『留年か強制退学』
つまり
人によっては
『放校』
になります。
おそらく
医療系以外の大学の人には
『勉強をサボって
留年や退学になったんでしょ?』
と思われがちですが
歯学部や薬学部など
医療系学部の進級テストは
想像以上に過酷です。
科目数は
単純に20科目以上
卒業時には30科目を超えます。
たとえば
歯学部の3年生なら
生理学・生化学・解剖学・口腔解剖学・組織学・病理学・薬理学・微生物・免疫学・歯科理工学・歯科保存学・歯周病学・歯内療法学・衛生学・歯科放射線学――
など、まだまだ続きます。
大学によっては
再試験などの救済措置が一切なく
一発留年/退学
という場合もあり
本当に『厳しい』のです。
私も
限界まで友人たちと実習や授業を終えたあと
夜遅くまで集まって勉強し
最後の気力を振り絞って寝る間を惜しんで
勉強し続けていました。
毎年のことですが
秋以降の記憶があまりなく
楽しんだ思い出もほとんどありません。
そんな中
私は2月の進級テストを受験しました。
意外にも
試験直後は
「進級できているかも?」
という
そこそこ自信のある手応えでした。
実際
テスト後に友人たちと答え合わせをすると
それなりに答えが一致していたからです。
「もしかしたら
何とかなっているかもしれない…」
「お願いだから進級していてくれ…」
と祈りつつ
実家に帰省して
運命の日を待ちました。

⸻
結果発表
―運命に、追いつかれる。
大学にもよりますが
結果はすぐには出ず、だいたい3月に
進級発表が行われます。
私は帰省中だったため
大学近くに住む友人からの連絡を待っていました。
というのも
当時通っていた歯学部では
事務室前の掲示板に
留年者・退学者のリストが
学籍番号で貼り出され
それを確認するしか方法がなかったからです
(掲示の数日後に
速達で実家にも通知が届きます)。
そして、その時が来ました。
友人からの電話です。
心臓を
バクバクさせながら電話に出ると
私の学籍番号が
『退学者リスト』に載っている
と告げられました。
――「もしかしたら、私は
歯科医になれない運命なのかもしれない…」。
そんな
悪い予感が現実になった瞬間でした。


⸻
決断の時。
ーこれから、どう生きるか。
1週間ほど
ひたすら悩みました。
というのも
歯学部界隈では昔から
「奥羽大学に編入する」
「専門学校に行く」
という
2パターンがよくある道だからです。
ただ
在学中に
そうしたケースをたくさん見てきても
本当にそれでよいのか
疑問でした。
• 編入して
歯科医師になれる保証はどこにあるのか。
• 今の大学で
ベストを尽くしてもだめだったのに
次の大学で
留年・退学にならない保障は
どこにあるのか。
一方
専門学校についても
「手に職をつけられる」
と言われますが
大卒と
専門卒の生涯賃金の差や
いまだ根強い
学歴社会という現実
を考えると
躊躇せざるを得ませんでした。
もちろん
専門学校出身でも
カリスマ美容師や敏腕経営者として
成功する人がいることは否定はしません。
熟考の末
その確率やリスクを踏まえると、私は
『最終学歴は大卒にしよう』
と決めました。
もし
専門の資格が欲しくなったら
昼は大学に通いながらバイト等をしつつ
夜間や通信で
専門学校に通うプランにしよう、と。
こうして私は
かなり久しぶりに大学受験に挑む
ということになります。

⸻
+α
~奥羽大学歯学部についてさらに深掘り~
奥羽大学の歯学部は
理由は定かではないのですが
3、4年次に編入しようとなると
莫大な金額がかかります。
授業料に加えて
歯学教育充実費(3or4年に編入の場合のみ)で
350万円を払う必要がある
ので
実習費だとか生活費を含めると
“初年度だけ”で
900万~1000万近くかかります。
(最新情報は奥羽大学のHPをご確認ください)
入学金(入学時) 500,000円 授業料(毎年度) 3,500,000円
歯学部3・4年次編入学については、入学時のみ歯学教育充実費3,500,000円及び歯科用高速切削用具代を徴収する。
その他の費用 父兄会入会金など50,000円
教材費 第3学年636,020円 第4学年 1,299,400円
生活費・家賃その他諸々月12万と仮定すると1440000円
つまり
3年次に編入すると約963万
4年次に編入すると約1030万
”初年度だけ”でかかるということになります。
⸻
再び動き出した時間
―編入か、再受験か―
日本中の塾・予備校を片っ端から調べました。
試しに
「退学者・中退者専門の塾はないのか」
と探してみましたが、見当たりませんでした。
編入試験専門の塾が2〜3校ある程度です。
いろいろ調べた結果
編入試験は
①募集人員が少ない
②記述問題が多い
③専門科目が難しい
など
非常にハードルが高いと感じました。
さらに
もし編入試験に失敗して
秋から再受験に切り替えた場合
いわゆる
GMARCHや関関同立など良い大学への合格は
かなり困難そうだ
ということも分かりました。
結果として
私は
「再受験しかない」
と決断しました。
市販の参考書の充実さや
受験可能な大学数や募集人数などを考えても
編入よりも
再受験の方がメリットが大きい
と感じたからです。
実際
その選択は正しかったと今でも思います。
ただ
大教室で現役高校生や浪人生に混じって
集団授業を受ける気にはなれず
家庭教師や個別指導も高額だったため
結局は
独学で難関大学を目指すことにしました。

ブレイクタイム☕️
⚠️ネタバレあり
⸻
第2章 再受験
久しぶりの大学受験
ー文系か、理系か。
文系か
理系か悩んだ末
理系は
もうこりごりだし
再び留年や退学になるかもしれない
などの
不安が強く
最終的に
文系を選びました。
地方国公立か私立かも迷いましたが
名門私立のほうが
学歴として分かりやすく
卒業生のネットワークも桁違いに大きい。
困ったときの
助けになるだろうと判断し
MARCH・関関同立
を目指すことにしました。
科目は
英語・国語・日本史で挑戦です。
当然
スタートは
全国最下位レベル。
ほとんど
何も覚えていませんでした。
皆さんはどうでしょう。
古文や関係代名詞
何か一つでも覚えていますか。
当時の
偏差値は20台。
英語は
aとtheの違いもあいまい。
古文は宇宙語
日本の歴史も中学以来で
(高校のときは世界史と倫理でした)
正直
かなり絶望的な出発点でした。

⸻
メンタル崩壊
ーもう終わりだよ、俺の人生。
再受験を始めた最初の半年間は
本当に苦しかったです。
少し過激に言えば
“生き地獄“
でした。
そもそも
心の底から再受験を「やりたい」わけではなく
大学の友人たちと
歯科医師になりたかったわけです。
そんな中
歯科医師になった報告のSNS投稿
や
白衣姿で研修を楽しむ同期のSNS
を見るたびに
「自分は何をやっているんだろう」と。
日に日に
メンタルが削られていきました。
皆さん、わかりますか。
同期は
白衣姿でピースして
楽しそうに画像や動画をSNSに上げ
地元の友人は
結婚して
順調に
人生をステップアップしていく中
一方の自分は
『すべて』を失って
奈落の底に落とされて
古文の
助動詞表を覚えるために
「る、らる、す、さ、しむ、この上は未然形〜」
みたいな
将来一ミリも役に立たない
ように思えることへ向き合う
圧倒的な虚無感と絶望感を。
おそらく
皆さんの想像の100倍つらい
です。
加えて
「今から大学なんかに行って
なにか意味あるの?」
「社会はそんな甘くないよ」
「歯学部退学した奴なんか
今さら大卒になっても
ヤバいやつとしか思われないよ?」
といった
そんな言葉にも傷つき
夏になるになるにつれて
勉強が手につかないほどに
メンタルも身体も
日に日におかしくなっていきました。


⸻
皆が笑って暮らせる新時代
9月ごろには
完全にメンタルがおかしくなってしまいました。
誰も
自分の苦しみなんて分かってくれない。
同じ境遇の人は
奥羽大学か専門学校に進む人ばかりで
再受験する人は周りに一人もいない。
まるで
別の世界へ飛ばされたような
孤独感と絶望感
でした。
そんなとき
私を変える転機が訪れます。
ONE PIECE
――そうです
尾田栄一郎先生のあの作品です。
たまたま映画
『ONE PIECE FILM RED』
の予告編を目にしました。
その中の
『永遠の幸せか、無限の牢獄か』
というフレーズに
猛烈に心を撃たれたのです。
まるで
自分に言っているのかな?と思うほどに。
(もちろん、そんなはずはないのですが。)
というのも
MARCHか関関同立に合格できたら――
大げさに言えば永遠の幸せですし
落ちたら――
無限の牢獄なわけです。
そう考えたら
居ても立ってもいられなくなり
重い腰を上げて
映画を観に行くことにしました。
結論
ものすごく感動しました。
そして思ったのです。
自分も
主人公の歌姫・ウタのように
『みんなが笑って暮らせる新時代を作りたい』と。
――同じ境遇の“当事者”を救うことこそ、
自分がすべきことではないか。
『FILM RED』を観て
強くそう感じました。
家に帰ってから
まずは
救うべき人数を調べました。
大変でしたが、その結果
私立の
歯学部・薬学部を中心に
毎年
何千人もの退学・中退者がいる
と分かりました。
では、どうやって
その何千人を救うのか。
考え抜いた末
『MARCHか関関同立に受かったら
退学になった人でも
人生なんとかなるんじゃないか?』
という
結論に至りました。
そのためには、まずは
MARCHか関関同立に
自分が実際に合格して
それを
体現する必要がある
――そう確信して
入試まで
残り4ヶ月ほどでしたが
それでも、もう一度
再受験の勉強を頑張ることにしました。

⸻
新時代のために
結局
最後の最後まであがきましたが
初年度には
到底間に合いませんでした。
当然です。
4ヶ月で何とかなるほど
そんな甘い世界ではありませんでした。
明らかに
暗記・演習不足
だったのと
ネット上の
誤った情報に踊らされた
ことも大きかったと思います。
ただ
『やるべきことをやり切れば合格できる』
という感覚はつかめたので
2年目は
それなりに紆余曲折こそあったものの
着実にステップアップし
入試会場へ向かうことができました。
⸻
vs高校生
ー限界の、その先へ。
入試本番は
なかなか苦労を強いられました。
入試開始直後から
起きているだけでつらいほどの高熱に見舞われ
持病の
過敏性腸症候群や鼻炎も重なって
集中が難しかったのです。
また
高校生や浪人生とは背負ってるものが違うぶん
絶対に
失敗できないというプレッシャーも
かなり重かったです。
それでも
歯学部の進級のほうが大変だったと感じます。
そんな中で
結果は合格。
これは
歯学部を強制退学になった人でも
正しいやり方で、正しく努力すれば
再受験で
難関私大に合格できる
ことを証明した瞬間でした。
そして私は、大学受験は
努力がきちんと報われると実感しました。

第3章 運命に、抗え。
―この世界で、共に生きよう。
難関大学に受かること以外に
私には
『新時代』を作る
という
目標があります。
医療系大学を
退学・中退になった人でも
笑って暮らせる新時代
『未来』を用意したい。
そのためには
医療系退学・中退者専門の塾やコミュニティ
が必要だと
再受験期間中からずっと
考えていました。
世の中には
塾や予備校が星の数ほどありますが
退学者・中退者に
フォーカスした場所はありません。
そして私は
編入や専門学校よりも
再受験のほうがおすすめ
だと、経験から確信しています。
編入試験で
日東駒専・産近甲龍レベルに
合格できる実力があるなら
再受験では
MARCHや関関同立に受かる可能性が高い
――そういう実感がある
からです。
もっと
歯学部の方にもわかりやすく言えば
MARCH・関関同立に受かるより
歯学部で
2年から3年に進級するほうが
難しいと感じます。
もちろん、再受験には
大手予備校や個別指導塾
という選択肢もありますが
そこには
当事者にしかわからない
ハードルがいくつもあります。
たとえば
周りの“高校生”との年齢差や
10代のアルバイト大学生講師とのやり取りなど
想像するだけで
私なら
気が引けてしまいます。
正直に言えば
私には
絶対に無理です。
制服姿の高校生と一緒に授業を受けたり
年下の大学生講師に質問するなんて……。
実際には
気にしすぎかもしれませんが
裏でどう思われているのか/悪口を言われているんじゃないか
を想像してしまい
それだけで
心が折れそうになります。
皆さんなら耐えられますか??
だからこそ私は
同じ境遇の人が集まり
再受験に向けて勉強しやすく
合格しやすい環境を作りたいのです。

⸻
最終章 一度でも
医療を志したすべての人が、ハッピーに
ここまで読んでくれたあなたには
何度でも伝えたい。
再受験がおすすめだと。
もちろん
私の塾を選んでほしい気持ちもありますが
他塾や予備校でも構いません。
退学になった
先輩として改めて言います。
歯学部の進級に比べたら、
MARCHや関関同立に受かるほうが簡単です。
これは間違いありません。
だからこそ、新卒だったら
学歴フィルターにかかりにくいと言われる
MARCH/関関同立に受かるチャンスが
目の前にあるのに
『周りがそうしているから』
という理由だけで
他大学の歯学部編入や
専門学校を選んでほしくないのです。
もちろん
熟考の末に出した結論なら
それはそれで正解です。
ただ、自分自身
歯学部退学という挫折を越え
もう一度大学へ行き
学歴を手にする価値は非常に大きいと
日々感じています。
どうしても専門学校に行きたいなら
夜間や通信で通うなどの方法も
検討してみてください。
学歴がすべてではないと思いますが
持っていると便利ですし
選択肢が広がります。
ここまで読んで
「再受験ではなく歯学部に編入したい」
「専門学校へ行く」
と決めるのも自由です。
でも私は
ここで
“動ける人"には
再受験で難関大学を狙ってほしい
と心から思っています。
「動きたい」と思ったなら
一度
私と直接話してみませんか?
もちろん
他の選択肢や進路を選んでもよいし
最終的に
私を信じられそうだと感じたなら
一緒にもう一度
頑張りましょう。

笑っているのは私たちです。🌸
