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ジャコメッティの弟が兄と作風違いすぎてびっくり【松岡美術館】【猫の給仕係】

先日、初めて白金台の松岡美術館に行ってきた。めちゃくちゃ静かで所蔵品に綺麗な気持ちで浸ることのできる素敵な場所だったのですが、一階ロビーで一際目を引いたのがこちら。↓

かわいい。ぴょこんとっ佇んでいる猫の給仕頭。給仕頭というよりただただ給食の配膳を大人しく待っている子にも見えなくもないけど。

こちらの彫刻は作者を見てびっくり。「ディエゴ・ジャコメッティ」、、、?アルベルト・ジャコメッティの弟?しかも一歳違い!?あまりの作風の違いに本当に数十秒頭が混乱していた。あんなに「存在すること」を極限まで突き詰めた哲学の塊のような人間像と、このただただ可愛いお利口な猫の像を作った二人が兄弟??

東京都内ではアーティゾン美術館で主に見られるジャコメッティの作品。正直弟がいるなんて考えたこともなかった。一人っ子だと思っていたよ!それにいつも考えすぎて、悩みすぎてすごく疲れている芸術家であり哲学家だと思っていた。

作業に前のめりになってしまう兄に、疲れを癒すスープを持っていくように猫を遣わした弟の思い、とか勝手に思っちゃう。健気で献身的でやっぱりかわいい猫。

ディエゴの彫刻を初めて見たので、なんとも言えない部分もあるけれど、二人の生み出した像に共通点があるとしたら、直立しているところかな?猫は言うまでもなく、兄の人間像はボロボロでほそほそでありつつも、ロダンの彫刻みたいにグニャッとすることはなく、確実に自立して直立している。だから人間の心の強さを感じたりする。

改めて猫を見ても、しっかりニコッとしていて自信満々な表情、腰を剃らせてピンっと立つ姿はまさに強くて結局可愛い。ディエゴは家具デザインの方も守備範囲だったっぽいのでそのおしゃれセンスがこの猫にも現れているんだろうな。

↑兄が作ったディエゴの胸像もいくつかあるっぽいけれど、めっちゃ渋いし、スタイリッシュでかっこいい。あの猫を生み出したとは思えないほどに。なぜこんなに兄弟で作風が異なるんだろうか、二人の人生とルーツが見え隠れしているような、勝手に!!!

松岡美術館の1F は他にも面白い近現代西洋彫刻がいっぱい。ロビー正面に出迎えるのはブルーデル作でか買い物悩みお母さん。

そして右側の展示室に入るとヘンリー・ムーアとエミリオ・グレコの部屋になっている。グレコの不思議髪の毛人間の彫刻と、ムーアの超抽象化巨大聖母子像や可愛い馬の像など、。美術館内がとても静かで、作品が作る不思議空間にめちゃくちゃ入り込むことができるのでおすすめ。↓


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なすにきび...勝手美術 偏った美術愛ですが、面白いなと思っていただけたら、いいねフォローなどよろしくお願いします。大変はしゃぎます。