【松岡美術館】息を止める鑑賞法、絵の中の内緒話まで聞こえる美術館
美術館・博物館という場所はとても静かで、時がゆっくり流れる空間で心が落ち着いて、作品との対話を気の済むまでじっくりと楽しめる場所。
そう思って、安らぎを求めるのが美術館に足を運ぶ理由の一つ。大体の人にそういう場所という意識があるし、なすにきびもそう思っていた。しかし、静寂のレベルで言ってしまえば深い森のように何も聞こえないわけじゃない。足音や、話し声、作品を撮影する音、、、。自分も結構写真撮る派なので文句言えた立場では全然ないんですが、都内にある大体の美術館って多少の音は発生してる。上野にある美術館特に東博なんかはたくさん人がいるし、ワイワイくらいの勢いで楽しめちゃうくらい。

しかし今回!なすにきびは目黒/白金台にある私立美術館、松岡美術館に初めて行ってきたのですが、今まで行った美術展の中で一番静かな場所で楽しめた。平日の昼間ということで人が少なかったということもあるけれど、そもそも目黒の閑静な住宅街の中で、「展示室内は音が響くので、スマホのシャッター音、会話はお控えください」といった内容の紙が貼られていた展示室内はめちゃくちゃ静かだった。

エミール=アントワーヌ・ブールデル《ペネロープ》 1912年
今回は、2025年で松岡美術館が50周年になったということで、50年前当時の開館記念展を再現するという展覧会で、解説文も昔のを使っている作品もあり、まるで50年が冷凍保存されたかのような空間。
一瞬の時を保存している作品も魅力がさらに引き出されている気がした!!こんなに静かだとこんなにも作品にのめり込むことができるのか!
なすにきびおすすめの鑑賞法は、息を止めること!
息を止める、自分の呼吸の音すらさせないことで、究極の無音空間を作る。それによってより作品にのめり込むことを可能にします。そして長時間息を止めるということは人体にとっては段々とやばい状態になってくるので、あらゆる状態や思考を脳が遮断して絵から視覚を使って得られる情報に集中することができます。
最終的には意識が朦朧としてくるので、作品と自分の間にある空間の隔たりすらわからなくなり、文字通りの没入体験ができる!!!
※ご自身の身体状況にあった鑑賞方法をしてください。もちろん責任は取ることができません。
日本画の展示室から無音で撮ってきた、おすすめの時止まり作品を載せます。語りたいことは山ほどですが、展示室再現のため、邪魔にならないように黙ります。
上から順に、
川井玉堂《炭焚く夕山》 1940年
上村松園《春宵》 1936年
蹄斎北馬《三都美人図》一部 江戸時代
どれも松岡美術館が、絵画の中の音を想像する場所にピッタリ、、、!
「開館50周年記念 1975 甦る 新橋 松岡美術館」展は6月1日まで。
いきいきいき、息を潜めて見てみて!



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