現状を変えたい人へ。勉強ばかりしてないで、会社を創るか買ってみたら?
サーチファンドを立ち上げて、はっきり思ったことがある。
現状を変えたいなら、勉強(準備)ばかりしていないで、会社を創るか買ってみた方がいい。
特に多くのお金を払って勉強している人ほど。
正直、役員をやっていたからといって、報酬がたくさんあったわけでもない。
株が大きく化けたわけでもない。
でも、それ以上に得たものは大きかった。
何を得たのか。
たとえば、会社の価値をどう見定めるか。
この経営者に投資すべきかをどう判断するか。
当事者意識を持って、どう経営に伴走するか。
何を論点にし、どこに違和感を持つべきか。
限られた情報の中で、どう意思決定するか。
こういうことを、最初から分かっていたわけではない。
知識が潤沢だったわけでもない。
必要だから調べた。
調べたら、すぐ実践した。
やってみると、自分の理解の浅さが分かる。
また調べる。
また試す。
たとえば、初めてデューデリジェンスに関わったとき、
財務諸表を調べ、会社に足を運び、見聞きを積み重ねて仮説を立てて臨む。
でも、そんなに甘くはない。
また調べ、また訪問する。
その繰り返し。
でも、この反復が大きかった。
学んでからやる、ではなく、やる必要があるから学ぶ。
この順番だと、学びに手触り感が出る。
知識がただの情報で終わらず、判断や行動に結びつく。
「知っている」ではなく、「使える」に少しずつ変わっていく。
これは、頭で学んでいるだけでは得にくい感覚だと思う。
何かを学びたいなら、ずっと勉強しているより、小さくてもいいから会社を創ってみる。
あるいは、会社を買ってみる。
その方が、学びは一気に自分ごとになる。
もちろん、いきなり大きく張る必要はない、小さくて良い。
完璧に準備する必要もない。
むしろ、分からないことがある状態で始めるからこそ、必要な学びが入ってくる。
勉強が悪いわけじゃない。
学ぶこと自体には大きな意味がある。
でも、ずっと勉強していても景色が変わらないことがある。
一方で、自分で創る、持つ、背負う側に回ると、見えるものが一気に変わる。
現状を変えたいなら、会社を創るか買ってみることを、自信を持っておすすめできる。
勉強だけでは入ってこなかったことが、一気に自分ごとになる。
そしてその経験は、思っている以上に自分に残る。
少なくとも自分にとって、サーチファンドを立ち上げた経験は、そういうものだった。
