『(un)cured』を読む夜
いい紙だった。
読み終わったときの感想がそれだった。
夜中の0時半に寝れないな
もう今日買ったアレを読みたい
そう思って本を手にとる
先ほどから邪魔をしてくる蚊を
なんとか押し入れから出し
静かに襖を閉めた
光量が足りないので
いい感じにスマホのライトを設置して
読み始めた
ページを開くと
白の紙の上に乗っているのは、橙色の文字
読みにくいかなと心配していたが
暗がりだとちょうどよかった
心に刺さる言葉の数々
紙の質感、触り心地までが
読者のことを考えているように感じた
読みながらあたたかさを感じる読書体験は
初めてだった
読み終わった今は2:28
真夜中の2時間
休むことなくぶっ続けで読んだ
わたしが幾度となく主張して
苦笑されてきたことを
それでもいいんだ
と肯定してもらえた本だった
本に散りばめられたやさしさ
いいなあと思う言葉が溢れていた
本当はいっぱい挙げたいけど、一言だけ
安定して調子良くい続けられるというのは、ほぼ幻想じゃないですか。
健康という
得たくても得られない幻想に
どうしても手が届かない
そのことで
わたしはどれほど涙を流してきたか
この本のおかげで
わたしはよりよい明日(今日)を
むかえられる気がしている
