【日報】おれはTJPW組閣フェス(昼)を観てきた(キュアナイル)
よく来たな。おれはキュアナイルだ。
おれは毎日物凄い量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが贔屓にしている女子プロレス団体である東京女子プロレス(TJPW)が11.24に久々に板橋グリーンホールで試合を行い、尚且つ昼と夜の部でメンバーを分けて2興行行うという特殊な興行を開催し、なかなか面白い催しだったので、それをシェアするべくこの記事を書いたという寸法だ。
昼と夜の2部制で行われた。
この日の興行は『TJPW組閣フェス』と題され、選手が選手を半分に分け、それぞれチームTJとチームPWとしていた。
そしてTJが昼(12:30試合開始)、PWが夜(16:30試合開始)と2部構成になっていた。つまりSMACKDOUNとRAWだ。
選手を半分に分ける都合上、試合数はそれぞれ5試合でいつもよりは少ないが、そのぶんチケット代も最前列でも前売り5,000円と控えめになっていた。
過去に昼に女性客限定興行、夜に通常興行をしたことはあったが、選手を半分にわけるのは相当珍しいことが証明されている。
選手が半分になるので、いつも以上にシングルマッチが組まれたのも特徴だ。
TJPWは着実に選手層が厚くなっているので、通常興行ではそのぶん多人数タッグが多く組まれる傾向があり、シングルマッチはデビューして日が浅い選手が割り振られることが多く、ちゃんと時間が割かれたシングルマッチを観られるのは結構珍しいことが証明されており、普段は感じられないサムシングが観れる予感がした。
チームの組み分けを観るとおれがいつもサイン会に行っている桐生真弥とハイパーミサヲは昼の部での試合だったので、正直昼だけでもいい気がしたが、夜の部に参加しない理由は特にないのでおれは夜の券も事前に購入していた。
桐生真弥が再びアイアンマン王座に挑戦する

桐生真弥は辰巳リカとの対戦が発表された。
この大会の2日前に金沢でアイアンマン王者であったベイブは辰巳リカに直接敗北しアイアンマンヘビーメタル級王座を奪われていた(やはり金沢にはいい思い出がない。クソみたいな土地だ。)。
そして、TJPW公式は事前に発表されていた桐生真弥vs.辰巳リカの一戦をアイアンマンヘビーメタル級王座戦にすると発表した。
辰巳リカは12.7に開催されるOCHA NORMAとのコラボ興行で辰巳リカが肩入れしている中山夏月姫にベルトをプレゼントするつもりであり、それまで防衛しようという算段だった。
しかし、桐生真弥はアイアンマンのベルトに憑りつかれているし、いつでも取り返す気概があった。
しかし、大会当日に辰巳リカが体調不良で欠場が発表され、タイトル戦は流れてしまった。
そして、その代わりにベイブの相手をすることになったのが、現プリンセス・オブ・プリンセスチャンピオンである渡辺未詩であると発表された。
現状、団体で一番強いヤツがベイブの相手になったわけだが、ベイブは王座戦に向けて調整をしており、例え渡辺未詩であっても臆する状態ではなかった。
板橋グリーンホール

板橋グリーンホールを最後に使ったのは2024.3.10まで遡らなければならず、かなりひさしぶりだった。
廊下で前売りチケットやポートレートの販売を行うのだが、建物の土地面積自体が大きくないのに、ポートレートの列(アプガは別テーブル)やグッズ販売の列、前売り券の列、レッスルユニバース特典の列と色々並ぶ列が形成されていて混沌-CHAOS-を極めていたが、皆大人(KIDSのファンも勿論いる。今おれが話しているのは精神的な年齢の話だ。)なのでアンテナを張り巡らせ、「たぶん、これがポートレートの列だろう」と言った感じで決め打ちして列に並んでいた。
昼-チームTJ-
前説→高見汐珠ソロ


いつものように白井李世アナが注意事項を読み上げ、更には12.7のオチャノーマとのコラボ興行の宣伝もしていた。
そして、いつもはアプガ(プ)のうたのコーナーが始まるが、昼は高見汐珠しかアプガ(プ)のメンバーがいなかったのでソロ曲を歌った。
第1試合 15分1本勝負 鳥喰かやvs.七瀬千花




この日は珍しく全日本の神林大介レフェリーが試合を裁くことになった。
鳥喰かやは先日行われたSET-UPのインイタでの試合で山下実優とのタッグで王座戦に勝利しておりベルトを巻いていた。
ベルトを手にした鳥の勢いは凄かったが、七瀬千花も凄いエルボーを打ちこむようになっている。
エルボーを打つときに”溜め”の動作をするようになっており、最近エルボーだけで試合を終わらせる試合も増えているので完全に必殺技に昇格させようとしていた。
第2試合 15分1本勝負 ハイパーミサヲvs.HIMAWARI

この日はDDTは三重県で興行を行っており、文りんもいなかったので、岡田裕也レフェリーも登場した。完全に全日本仕様だ。




ハイパミはいつものようにマイクを握ると、HIMAWARIは役者として舞台に立っている点に触れ、次回のHYPE!の構想に入ることをチラつかせリング上で役者としての演技を披露させる。
熱量の入ったHIMAWARIの演技に会場は普通に関心していたが、ハイパミは隙をついて丸め込もうとして、リングの上がメキシコであることを思い出させた。



場外ではスプレーを次から次へと出現させ、「落下の王国」の爆破専門の黄色いヤツみたいだなと思ったり、HIMAWARIの目に髪の毛を巻き付けたのも「落下の王国」で2度と女を観ないと決めたインド人みたいだなと思った。
エプロンカバーを巻けられたりHIMAWARIは散々な目にあっており完全に試合はハイパミペースであった。

アイアムアヒーローで仕留めに掛かるハイパミだったが、HIMAWARIも武器である自分の髪を打ち付けてハイパミのペースを崩していた。


最終的にラ・マヒストラルで丸め込まれてHIMAWARIが敗北した。
久々にただひたすらに理不尽で強いハイパミを観た気がする。
第3試合 15分1本勝負 遠藤有栖vs.キラ・サマー

遠藤有栖と神林レフェリーはWRESTLE-1時代に繋がりがあるので久々の再開となり、試合前に遠藤有栖が「センパイ……センパイ……」と言っていた。






実績的には遠藤有栖が大きくキラを上回っているが、キラには渡辺未詩とはまた質の違うパワが備わっており、多少噛み合ってなくても体格差だけで押し切って試合が出来てしまっていた。
しかし、遠藤有栖も結構な筋量があるので体格が大きいキラを水車落としで投げ、ペースを掴んでいた。
インプリを巻くことによってゲストの体格の勝る外国人レスラーと試合する機会も増え勝利を重ねることで、中身の伴わない業者RTやインプレゾンビには真似できない真の実力者になっているなと思った。

セミファイナル 15分1本勝負 渡辺未詩 vs.桐生真弥







突如のカード変更で桐生真弥は明らかに緊張をしており、その表情に笑顔はなかった。
相手は現在TJPWで最も強いと言ってもいいR.E.A.Lな渡辺未詩であり、V-RとかA.Iの力が及ばない力強さを持っているのでベイブが緊張するのも無理は無かった。
序盤から渡辺未詩の圧倒的なパワがさく裂するが、渡辺未詩を投げ、そのまま欠場した辰巳リカの「あーよっしゃいくぞー!」のエルボーを遂行しようとして仕掛けてきた。
しかし、渡辺未詩は辰巳リカのタッグパートナーである故対処法を理解していたので避けられた。


そして逆に渡辺未詩も辰巳リカと同じ動きをしてエルボーを決めようとするがベイブもそれを避けた。
使い慣れた手に馴染んだ銃を使わないと、サルーンでの銃撃戦でいきなりジャムを起こして死を招く。そういう教訓を教えてくれるようなシーンだ。


そして桐生真弥は謝罪の体制に入るが、渡辺未詩はマットをプッシュアップして背中に乗る桐生真弥を転がし謝罪をキャンセルさせた。



謝罪を出来なかった桐生真弥は珍しく怒っており、「座れ!」「正座だ!」と渡辺未詩に正座を強要する。
正座……ZENとかSADOとかそういう精神的な修行をするさいに必ずとるポーズ。
渡辺未詩は最初は正座を拒否しようとするが、桐生真弥の圧に屈ししぶしぶ正座をすることになった。
桐生真弥は、「久々の板橋の試合でみんな楽しくやっているのに、私だけ謝罪を途中で遮られて嫌な気持ちになっている。」「謝罪を途中で止めてはいけない。」「王座戦を行うつもりで来たのに梯子を外された。」といった趣旨の発言をし渡辺未詩にあたり散らかしていた。
更には「私が今日勝てばプリプリ王座に挑戦する資格がある。」といったことすら発言し始めた。
確かにベイブの理論は正しく、今度プリプリ王座に挑戦するマッチャのように突然挑戦表明したわけでもないし、なんならシングルマッチで勝利したうえで王座戦を申し込めば、今度の1.4で対戦する予定の鈴芽よりもその資格に相応しかった。ベイブはきちんと手順を踏もうという寸法だったのだ。






ひとしきり渡辺未詩を論して満足したベイブは、試合再開だとばかりに渡辺未詩にスタンドアップを要求するが、渡辺未詩は立てなくなっていた。
そう、渡辺未詩は正座が苦手なのだ。
渡辺未詩は筋トレを誰よりもやっているが、正座の修行はしていない。
今年のサマプリで妥当享楽共鳴の修行の一環として辰巳リカと共に寺でZENの修行をしていたが、その時も脚が痺れて動けなくなる場面があった。
ベイブはそのデータに基づいて渡辺未詩に正座を強要したのだ。


足がしびれて動けない渡辺未詩を桐生真弥は追い詰め、執拗に脚攻めを行う。
そして場外でも渡辺未詩の足を狙い、立ち上がって反撃できない渡辺未詩を追い詰める。


場外カウント19のギリギリでリングに戻った渡辺未詩だったが、リング上でもベイブは脚を狙い続け、得意のエルボードロップを脚に狙って行うなどして徹底していた。



そして、一回やりそびれた謝罪式ジャンピングニーを決めるが、渡辺未詩はもう痺れから回復しており、ランボーⅢのポスターみたいに自身の髪の毛を引っ張りベイブを回し始めた。






渡辺未詩の圧倒的なパワが光る場面があるが、それでもベイブはスパインバスターへの布石としてランニングニーを極めたり、河底撈魚を極めたりと真っ向からぶつかる。
ベイブは今月からコスチュームを新しいものにし、袖の部分に空気が入りやすくなっていて、エルボーを放った時に新聞紙でつくった紙鉄砲-GUN-のような凄い音がすることが増えたように思う。
もともと威力の強いエルボーを放つベイブだが、破裂音も放つようになったら対戦相手はビックリして哭き出すかもしれない。
そういう新たな可能性を秘めていると俺は感じた。



最後は渡辺未詩がおかしな威力のバッティングをしてティアドロップで勝利した。
しかし、おれは感激していた。
正直辰巳リカとのアイアンマン王座戦は非常に楽しみにしていたし、その試合が流れ、単純に強い渡辺未詩との対戦だけを観るのはあまり乗り気ではなかった。
辰巳リカはベイブの恐ろしさに驚愕し、真の護身を完成させるために危うくへは近づかないという身体の本能が体調不良という結果を生み出したのかもしれない。

しかし、ベイブは短い準備期間で本気で渡辺未詩に勝利するべく対策を練っていたし、お子様ランチのふやけたような試合だった山下実優とのFACEでのアイアンマン戦とはまるで違う凄く味がみれた。
桐生真弥のある面の良さが全面に出た試合だったし、ベストバウトではないが、観た者の心にサムシングを残した #グッドマッチオブザイヤー の対象試合だなとおもった。
メインイベント 20分1本勝負 上福ゆき 愛野ユキvs.荒井優希 高見汐珠






試合開始早々に、愛野ユキと上福ゆきのタッグに荒井優希も自分も「ユキ」だといって高見汐珠をのけ者にしようとし、高見汐珠は不機嫌になっていた。
母親の名前が同じだからという理由でスーパーマンとバットマンは争うのを辞めたが武蔵とゲガール・ムサシは闘わされたので、今回の「ユキ」も闘う運命からは逃れられない。DESUTENY・・・・・・。
そういうものを感じ、上福ゆきの前蹴りは猛禽類のようでメチャクチャ痛いんだろうなぁと思いながらみていた。



最後は愛野ユキが高見汐珠に勝利し、ユキゆきHOなる掛け声で締めた。(会場に来ている観客が全員野球ファンだと思っているその思想はおれは好きではない。)
特典会

おれはベイブに今日の試合がとても面白かったとひたすら言い続けた。
ベイブは渡辺未詩のジャイアントスイングを久々に食らったという話をしていて、回転されながら遠心分離で肉と血が分かれそうになったといっていた。
渡辺未詩はミキサー大帝だったのだ。


ハイパーミサヲとは試合中のシーンで「落下の王国」のエッセンスを感じたと感想を述べたが、本人は未だ観ていないらしく、近いうちに観る予定らしい。
(おれはかなりの頻度でハイパミのサイン会に通っているので、ハイパミの好きそうな映画がなんとなくわかるようになってきている。)

夜に続く……。
以上が11.24昼興行だ。
長くなるので夜の部は今度だ。
(キュアナイル)
