【日報】TJPW INSPIRATIONでおまえも刺激を受けろ(キュアナイル)
よくきたな。
おれはキュアナイルだ。
おれは毎日ものすごい量のテキストを書いているが誰にも読ませるつもりはない。
しかし、おれが肩入れしているプロレス団体である東京女子プロレス(TJPW)が普段と違う趣のあるシリーズである「TJPW INSPIRATION」を久々に開催し、いろいろ興味深かったのでこの記事を書いたという寸法だ。
この記事は社会派コラムニスト逆噴射総一郎先生の文体を模しています。
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TJPW INSPIRATIONとは……?

そもそもTJPW INSPIRATIONとはなんなのか?
おれは歴史の授業をするつもりはないので、簡単に概要だけ説明するが、TJPWの実験的スピンオフ興行という位置づけであり、普段組まれない様な試合が組まれたりする。
過去には小橋マリカがアブドーラ・小林と闘ったり、乃蒼ヒカリが山下りなとハードコアマッチやったり、乃蒼ヒカリがソーヤー・レックと蛍光灯デスマッチをやったりとか、桐生真弥ががばいじいちゃんとシングルマッチをしたりとか、原宿ぽむがくいしんぼう仮面と試合したりといったように、刺激的なカードやDDTが絡んでいない男子との試合があったりと特殊なカードが組まれる傾向がある。
それを久々に開催しようというのだ。
TOKYOSQUARE in Itabashi
会場はTJPW初使用となるTOKYOSQUARE in Itabashi(通称:インイタ)だ。
インイタはGWにチョコプロを観に行って予習が済んでいたので会場へのアクセスや周りの雰囲気は大体わかっていた。
今回は5.5のチョコプロと違い、西が正面ではなく、南が正面という設定だった。
チョコプロのときは客席からスマッホで撮った映像をメインに使っていたが、TJPWは2階からのカメラをメインに映像を配信するようだった。
おれは普段オーソドックスこそがなんだかんだで見やすいと思っているので、普通なら南席を選んでいただろうが、南は椅子席なので最前席でもないと結構見づらいことが予想できた。
また、この会場は立見席が存在し、この前のチョコプロでも変に椅子席取るよりも立見席からのほうが見やすいし写真を撮りやすいと思ったので、今回は西側の立見席のチケットを取ることにした。

この日は35度近くまで気温が上昇し、かなりMEXICOだった。
おれはときわ台の駅から向かったが、インイタは真の住宅街に位置しているのであまり開場まえから会場近くに集まるわけにはいかない。
騒がしくして近隣に迷惑をかけてもいけないし、暑さにやられて溶けてコンクリートの染みになるわけにもいかない。
池袋で時間を調整しつつ、開場時間ちょっと過ぎた位にインイタに到着した。
インイタの物販スペースには既に長蛇の列が形成されており、おれは建物内に入れたが、建物に納まりきらない人がいた位の列になっていた。つまりそれだけ観客が集まっていた。
TJPW INSPIRATIONという危険な匂いを嗅ぎつけたやつらがこの住宅街の会場に集結したという寸法だった。
この会場は別途600円のドリンク代が必要であるが、スマッホ決済とか交通系のICカードでも支払えるので結構便利だ。



前述の通り、この日は立見席であったが、おれは勘違いをしており、一段上がったところではなく、床レベルの立見席であったので思っていたよりも低い目線での観戦になった。
前の椅子席の人の頭にカメラのレンズをぶつけないかが心配だったが、前の手摺をひじ掛けにしないで、1歩下がれば問題は無かった。
前説



先週を最後にNAMBAアナがtjpwを去り、白井李世が正式にリングアナウンサーとして登場した。(因みに白井リングアナのポートレートはまだなかった。)
先週までは「研修生」と書かれたTシャツを着ていたが、昇格したことでドレスアップされていた。
緊張ゆえか早速噛んでいたが、NAMBAも通年噛んだり言い間違えたりしていたので気にすることではない。
NAMBAが凄かったのはそれを引きずらずに、何事も無かったかのようにやり通す心の太さであってスピリットやマインドの問題だ。
この日はアプガのメンバーが全員登場しなかったので、うたのコーナーは無かったが、セコンド業務をしに来ていた七瀬千花がリングに上がりスタートのコールをしていた。
第一試合 3分 エキシビジョンマッチ
清水愛 vs.長谷川美子


引退が間近に迫っている長谷川美子が声優でありレスラーでもあった清水愛と3分限定のエキシビジョンマッチを行うことになった。
清水愛の経歴はなんとなく知っていたが実際に試合を観たのは初めてだった。



3分という短い試合だったり、清水も約9年ぶりの試合だったが見せ場は多かったと思う。
3分では決着がつかなかったが、見せれるものは見せた感じだ。


試合後両者がマイクをとり、そもそも二人がどういう関係なのかという説明が始まり、清水がプロレスを題材にした舞台をしたときに共演したのが長谷川美子だったという寸法だった。
その当時には家に泊まったり、よぴのパンツを清水に貸したままというエピソードも紹介され、二人にしかわからない繋がり-シナプス-を感じた。

第二試合 15分 1本勝負 シングルマッチ
中島翔子vs.小夏れん







デビューして間もない小夏れんがベルトを2本所持する大怪獣に挑んだ。
大怪獣はこの試合は派手な技を使わず、ひたすらレスリングで小夏れんを制圧しようとしていた。
圧倒的な技量で小夏れんにP.R.Oの厳しさを教える展開になると思っていたが、小夏は中島翔子の動きに都度対応しており驚かせた。
小夏もトップコーナーから宙返りできるのはデビュー戦でも明らかだったが、そういう派手な動きをせずとも試合が出来るのがビシバシ伝わってきた。
中島のリードの上手さももちろんあるが、出された問題に適切に回答していて、ポテンシャルの高さを感じた。
第三試合 20分 1本勝負 タッグマッチ
鈴芽 遠藤有栖vs.桐生真弥 がばいじいちゃん
おれがこの日最も注目していた試合だ。
そもそも桐生真弥とがばいじいちゃんは2年前に対戦しており、その奇抜さと生真面目さが化学反応を起こしスパークしており、おれの選ぶ23年のベストバウトであった。その2人が再開しタッグをくむというのだ。
ベイブは鈴芽と猫を孫と称しOJIMAGOなるユニットを組み、自らをジジイと称しているが、この日は真のおじいちゃんと組むことでジジイタッグを結成していた。
タッグ王者にもなったことのある「でいじーもんきー」だが、その未知のタッグとの対戦に眉をひそめていた。


そもそもがばいじいちゃんは高齢なのでリングインするまでが大変だ。
歩行速度も遅いので、リングにたどり着くまでが「ハイパーボリア人」のタイトルが出るまでくらい長い。
しかも、先にリングインしていて、ロープを広げていたベイブの脚に杖をぶつけるなどしており、不安がよぎった。

がばいじいちゃんは高齢の為杖の使用が認められるが、杖を凶器として巧みに使いまわしでじもんを翻弄していた。
遠藤有栖はジジイの戦術に完全に翻弄されており、「キングコング対ゴジラ」でゴジラの予想外の攻撃に困惑を隠せないキングコングのような顔をしていた。

予想をしていなかった放射熱線を浴びせられて困惑するキングコング




この日のでじもんは敬老精神の欠片もない無慈悲な試合をしていたため、普段だと考えられないくらいブーイングを貰っていた。







鈴芽はリング・ア・ベルで勝負を決めようという表情をみせ、実際に技を仕掛けるが、突如がばいじいちゃんの動きが俊敏になり、鈴芽を持ち上げてリング・ア・ベルを防いだ。






鈴芽が杖を持ってしまった鈴芽は急激に老化が進み、まともに歩くことも出来ず、思考回路もおばあちゃんになっていた。



試合終盤、じいちゃんがトップコーナーからがばいトーンボムをするが、ベイブに誤爆してしまった。


必要のない大ダメージを負ったベイブはたて続けに鈴芽にリング・ア・ベルを決められて3カウント。
元タッグ王者が勝利を収めた。



セミファイナル 20分 1本勝負 タッグマッチ
本間多恵 高瀬みゆきvs.長谷川美子 鳥喰かや (特別レフェリー 角田奈穂)



一般人になった角田奈穂が特別レフェリーとして参加していた。
角田奈穂は先日おこなわれた、なつぽい&安納サオリデビュー10周年興行でも特別レフェリーを務めており、その流れでこの日もレフェリーを務めたという寸法だ。
鳥喰を除き、このリング上のメンバーは元アクトレスガールズという繋がりがあり、長谷川美子がTJPWに参戦しているのも角田奈穂との繋がりだという話だし、鳥も長谷川美子とはよくタッグを組む仲であり、繋がり-シナプス-を感じた。


高瀬みゆきがしょっぱなからデカい声で会場を煽るが、一般会社員のレフェリーが「うるせぇな……」とマイクが拾うか拾わないかの絶妙なトーンでぼやいていた。



高いテンションで印象ゲームを制したのは高瀬みゆきといった感じだが、これは長谷川美子の引退ロードで組まれた試合であり、普段では見られないカードだ。
それもあり、長谷川からは随所に気合をビシバシ感じたし、マフラーホールドの攻防には鬼気迫るものを感じた。(立見席で目線の高さでこのマフラーホールドの攻防が観れたのは本当に良かった。)

(ブレーンバスターは角田奈穂の持ち技ではないので初めてやったらしい。)


最後は本間多恵が試合を決める。
鳥喰が元アクトレスガールズのメンバーの輪に入るのを遠慮気味に帰ろうとするが、長谷川に誘われ5人で締めくくった。




メインイベント 20分1本勝負 タッグマッチ
瑞希 渡辺未詩vs.風城ハル 高見汐珠


カードが発表されたときチャレンジマッチ的なテーマがあるが、それ以上のものが見えず、おれは「だったらこの試合よりもセミのほうがメインっぽいのでは?」と思っていた。
しかし、試合が終わったころのはその考えを改めざるを得なかった。





団体最高位のベルトとタッグベルトを巻いたことある者同士の瑞希と渡辺未詩は序盤から厳しい試合をするが風城も負けていない。




高見汐珠は伊藤麻希との対戦、伊藤リスペクト軍(仮)を経てからかなり印象が変わっており、奴隷バーをぐるぐるまわした蛮人コナンのようにパワーアップしていることにおまえもなんとなく気づいているはずだ。






おれのこの日の席は前述した通り立見席であり、いつもの椅子席よりも目線が高い。
1F床レベルに立つ形であったが、椅子席と見える景色がかなり違う。
ちょうど目線の高さで瑞希がドロップキックをしたり、風城ハルがクロスボディをしていて、臨場感が凄かった。
最前列に座ったことは何度かあるが、それともまた違った迫力だ。
瑞希のドロップキックがこちら側に向かって出されたときは「選手ってこういう感じで覚悟を決めて技を受けるんだなぁ」といった追体験が出来、改めてレスラーの凄さがわかった気がした。



最後はプリプリ王者がキューティースペシャルで試合を終わらせたが、キャリア3年未満同士のタッグは爪痕を残したし、試合を観たおまえは何かしらの感情が芽生えたはずだ。
まだ観てないやつはとりあえず観ろ。

特典会

(インイタの特典会する物販スペースの背景は北野武監督作品のように青い。)
おれはいつものように桐生真弥のところに行った。
この日の前日はHYPE!3があったのだが、相当疲れていたらしく、かなり消耗しきっていた。
(最終原稿が上がったのが本番の2日前だったらしい。おれの気が向いたら裏HYPE!の記事を書くだろう。)
おれは念願のジジイタッグを観れて嬉しかったという話をしたが、ベイブは「意思疎通が出来ていたのかはわからない……。」と答えていた。
長谷川美子引退→テキサス→大田区

引退が迫った長谷川美子の夢をかなえるべく組まれた大会という色が濃かったが、ジジイ同士のケミストリーや若手のポテンシャルなどが観れてコンパクトながらも楽しい大会に仕上がっていた。
長谷川美子は7.5と7.8を残すのみで本当に引退してしまう。
おれのスケジュール的にこの日が長谷川美子を観れる最後の日だった可能性が高いが、あと2大会あるので行けるやつは行くべきだろう。

また、7月にはテキサスでのツアーも控えており、チケットは既に米国のTJPWファンによって買い占められて売り切れている。しかも、この大会にはカナダからNAMBAが渡米しリングアナを務めたり、坂崎ユカが登場するなどタイトル戦はなくとも見どころが多いし、レッスルユニバースで生配信するらしいが、PPVではなく通常配信扱いのため追加料金が掛からないのでトランプのやつも関税をかけることが出来ない。

デスペラードは伊藤リスペクト軍Tシャツを普段着使いしていることが明らかになっている。
そして、その次の週の7.21には夏のBIG MATCHであるSUMMER SUN PRINCESS'25が開催される。
カードも徐々に出そろい始め、さくらえみ&クリス・ブルックスの相手は伊藤麻希&エル・デスペラードに決まり相当凄いことになっているのがお前にもわかるはずだ。
まだカードが決まっていない選手も多いが、この日のメインの風城ハルと高見汐珠の奮闘をみれば2人のカードも気になるところだろう。
以前も少し触れたが大田区総合体育館はどこの席でも観やすいので、仮に2階席の安い席でも十分楽しめるはずだ。
それに今回のBIG MATCHはABEMAで無料配信することが決定した。
TJPWがABEMAで生中継するのは相当珍しく、おまえがまだレッスルユニバースに加入していないならまたとないチャンスだ。
しかし、出来る事ならTJPWの魅力は現地で感じるべきだ。
おれは過去にもそういった記事を複数書いてきたので、それを読めばおまえも現地に行きたくなるはずだ。
もし、特典会に興味があれば行くべきだし、おまえやおまえのKIDSが小学生以下であれば列の先頭に誘導してもらえるので、地平線まで伸びる列に飽き飽きして癇癪を起して泣く心配がない。
「いきなり先頭に連れていかれるなんて、並んでいる人に失礼だし申し訳ないよ……。」と負い目を感じるかもしれないが、TJPWのファンはそのへんを気にしないし、使える制度は使うべきだ。
というか、そもそも今回は高校生は1,000円で入場できるし、レディースシートは2,000円だし、さらにいうなら小中学生は入場料が0円。つまり金銭が必要ない。ということはトランプのやつも関税をかけることが出来ない。
この機会を逃すのはよっぽど運がないかアホかのどちらかであるし、お得な制度はどんどん使え。
「ぼくは行政の力になんて頼らない!じぶんの力で生きていく!!」などとアホなことを抜かし、オバマケアも受けずに死んでいったようなやつにおまえはなるな。
(キュアナイル)
