マッチングアプリの“退会問題”に、新機能「カップルモード」は効くのか? withとMemotiaから見えたこと
『with』に「カップルモード」が実装
20代からの支持が高いマッチングアプリ『with』。
今年8月には草彅剛さんがCMに出演するなど、近年は幅広い世代から注目を集めている。
そんな同アプリに、いつの間にか「カップルモード」という新機能が実装されていた。
交際が始まった後、「カップルモード」に設定すると、以下の機能が利用できる仕組みだ。
・自分と恋人のプロフィールの閲覧
・交際した記念日の登録
・記念日から日数のカウント
・恋人のカップルモードの利用状況の確認
カップルモード中は、「いいね」の送信や、マッチング相手とのやりとりなど、通常のマッチングに関する機能は全て利用できない。
▼『with』ユーザーの年齢層が
アバター姿で楽しむアプリにも「カップルモード」が存在する
メタバース上で顔出しなしでやりとりできるマッチングアプリ『Memotia(メモティア)』にも、同様のカップルモードが搭載されている。
こちらは二人で申請すると、自動的に以下のような変更が行われる。
マッチング中の相手がすべて解除
新規紹介の停止
メタバース上の部屋のインテリアが“カップル仕様”に変化
▼「メタバース婚活」が恋愛経験ゼロの人と相性が良い理由を考察しました
退会を引き止めたい運営側の事情も…
一見すると、どちらも“交際後の安心”を補強する機能のようにも見える。「彼氏がいつまでも退会してくれない」問題の対策に思えるが、背景には婚活アプリの構造的な課題がある。
多くのアプリは女性が無料で利用できるため、男性の月額課金で収益が成り立つ。そのため交際成立=男性退会となると、運営側は当然ながら収益が下がる。すぐに退会されない導線を残したいという運営の本音が透けて見える。
カップルモードは、その“折衷案”として生まれた機能なのだろう。
女性にとってのメリットは限定的
ただ、女性側にとってのメリットは決して大きくない。
『with』の記念日カウント機能は必須と言い切れるほどの利便性はなく、「交際相手が見つかっても登録したままでよい」という曖昧さが残る。結果的に、退会しない理由の正当化につながる可能性もある。
『Memotia』も、アバター上での交流が継続できる魅力はあるものの、交際後も毎月3,900円を支払い続けるかどうかは人によるだろう。
一番安心なのは「同時退会」
結局のところ、もっとも安心できるのは2人で話し合って、同時に退会することである。
マッチングアプリで夫と出会った私自身も、夫からの告白を受け、その場で一緒に退会手続きをとった。やはり、目の前で退会することほど安心を得られることはないと実感している。
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どれだけ便利な機能が追加されても、関係の土台をつくるのはアプリではない。リアルの世界で、どれだけ誠実に関係を育てられるかが鍵だ。
どちらのカップルモードも面白い試みではあり、「退会問題」に悩む女性にとってひとつの選択肢にはなる。
しかし、オンラインで出会ったからこそ、最終的には2人でどう関係を築き、どこでアプリを卒業するかが一番大事なのではないだろうか。
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※2025年12月24日に公開しました。
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