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なぜ経営者はSNSで発信するのか|意図と本音の錯綜する世界

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SNSを見ていると、経営者や個人事業主の方が驚くほどたくさん発信していますよね。

「自社の認知拡大のためなんだろうな」
「商品の宣伝かな?」

くらいに思っていました。

でも最近、「経営者ってどんなことを考えているんだろう?」ということに興味を持つようになり、リサーチしてみた結果、思っていたよりもずっと深い理由が隠れているように感じています。

今日はそんな気づきについて書いてみたいと思います。

※煩雑になるので、個人事業主・フリーランスなど、自分で何らかの事業をしている人を全員ひっくるめて、「経営者」と表現します。


経営者がSNSで発信する目的

人柄・価値観を伝える

いまは「何を買うか」ではなく、「誰から買うか」の時代だと言われています。

SNSを使っていると、この言葉の意味を何度も実感します。

特に経営者の発信は、

・日々の仕事で感じたこと
・事業・スタッフ・顧客への想い
・ものごとへの価値観

こうした“人柄の見える言葉”が多いですよね。

そこから、

「この人の考え方、好きだな」
「この会社、信頼できそう」

という人としての信用が生まれ、商品購入やサービスの受注につながるのでしょう。

(逆に、合わない人を遠ざけるというフィルター的な効果も期待しているのかもしれません。)


経営者同士のネットワークづくり

これはイメージしやすいですよね。

お互いにコメントをし合ったり、インスタライブをしたり、コラボしたり。

それがビジネスに繋がったり、知り合いを紹介し合ったりする関係が生まれるようです。


ときどき「SNS上でバチバチに意見を対立させている経営者」がいますが、あれは半分プロレスなのかな、と思うことがあります。

話題作り、認知拡大、ブランディング…
その背景には、何らかの意図があるのかもしれません。

(そうでなければ、あんなハイカロリーなことをわざわざやらないよね...と思うのは、私だけでしょうか?)


ティーアップ

最近知ったのですが、もうひとつ多いのが ティーアップという考え方。

ティーアップとは:
「権威のある人と繋がり、紹介してもらうことで、自分の信頼性を高める」というマーケティング手法

ChatGPTの回答を一部改編・引用


たとえば、

「○○さんが推してる人なら、きっと間違いなさそう」
「信頼してる△△さんが紹介してるなら、この人も安心していいかも」

と思ったこと、ありませんか?

この「連鎖的な信用」はとても強い。


何か頼むなら、全く知らない人より、「自分が信頼する人の後押しがある人」を選びますよね。

経営者はそれを肌身で理解しているからこそ、

・影響力のある人に実際に会いに行く
・その人と撮影した写真をSNSに載せる
・タグ付け・引用して関係性を見せる

こうした行動を意図的に行っています。

それによって、その権威者のファン層が自分にも流れてくる。

SNSは、それを加速させる最高の舞台なのです。

仲間づくり

かつての私の勝手なイメージでは、「他の経営者=商売敵」でした。

でも業界が違ったり、同じ業種でもターゲット層が違ったりすると、「仲間」になりうるんだということが、最近何となくわかってきました。


経営者は、想像以上に孤独だと聞きます。

スタッフの前では弱い部分を見せにくかったり、同じ立場の人にしか理解されない悩みもあったり...

家族に相談して、心配をかけたくない気持ちもあるでしょう。

だからこそ、SNSで横のつながりをつくることが、気持ちの支えにもなっているのではないかと感じます。

・同じように挑戦する人を見て励まされる
・悩みや情報を共有できる仲間ができる
・価値観の合う人と連携できる

こうした“孤独を埋める場所”として、SNSは大きな意味を持つのだと思います。



大人の世界の“意図”について思うこと


こうやってSNSを見ていると、大人の世界って、本当に面白いですよね。

というのも、誰も「意図のないことはしない」からです。

・推してほしいから近づく
・仕事につながるから関係性を作る
・話題を作りたいからわざとケンカする
・権威性がほしいからティーアップする


良い悪いではなく、そういう構造の上で、みんな仕事をしているのです。

そして特に経営者は、その傾向が強い。

昔は銀座のクラブなどでそういった活動が行われていたイメージで、外からは見えませんでした。

でも、その「見えなかったもの」がSNSによって可視化され、これまた意図的に使われるようになった...というのが現代社会なのでしょう。



“意図しかない人”は信用されない

意図を持って動くことは普通のこと。

でも面白いことに、色んな経営者の方の話を聞くに、「意図だけの人は長期的に信用されない」という現実があります。


「この人の役に立ちたい」
「価値提供したい」
「一緒に成長したい」


当たり前といえば当たり前ですが、こういう「本気」を持っている人が、結局は強い。

ただ、自分を信用してもらうのは、一朝一夕では難しいですよね。

だからこそ、自分の考えを日頃から発信し、「信頼に値する自分像」を積み上げているのでしょう。


結局、リアルで会いに行く

こんなにネット社会が発達しても、経営者のほとんどは、SNSだけで深い関係性が作れるとは思っていません。

なぜなら、日頃の発信だって「本音っぽい演出」である可能性は十分にありえるわけで...

それだけで信用を得られるほど、甘くはないのでしょう。

だから、みんなわざわざ対面の交流会に行くし、オンラインで繋がった人と食事に行く。

「普段の発信内容と実際の人物が一致しているのか」相手を見極めようとするわけです。


SNSはあくまで入口。

本当の信頼づくりは、会って話したり、一緒に時間を過ごしたり、実際に小さい仕事をやってもらうところで生まれるのです。

(逆にそこまでやって見込みが外れたら、諦めもつくのでしょうね...)


“ただ好きだから”が成立する関係の尊さ


私は、仕事で知り合う人との関係も大切にしたいと思っています。

でもそれとは別に、「意図のない関係」って、本当に尊い。


仕事には意図が必要で、SNSには戦略が必要で、人間関係にもリターンを求める大人の世界。

そんな中で、

・ただ一緒にいるのが楽しい
・損得で動いていない
・見返りを期待しない
・“素”でいられる

友だちや家族って、どれだけ貴重なんだろう…と。

SNSの世界を見れば見るほど、そういう“意図なき繋がり”の価値が際立つ気がします。



まとめ


経営者がSNSをする理由は、認知拡大や宣伝だけではありません。

・信用づくり
・ティーアップ
・仲間づくり
・人柄の発信
・ネットワーク形成
・信頼の入口を開くこと

SNSは、経営に必要なこれらすべてを支えるツール。

そして同時に、意図や本心までもが浮き彫りになる、ある意味とても人間らしい場所でもあると思います。

だから私は、大人の世界の構造を理解した上で、それでも「好きだから繋がれる人」を大切にしたい。


そんな気持ちで、これからもSNSや、オンラインで出会った方々とも付き合ってきたいと思っています。


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