6話 緊急参戦!野菜レンジャー、うさおのリバウンド防衛隊!
お腹が空いた時、戸棚の奥から取り出し、場所も取らず、最低限の調味料だけで味付けが可能。
そして何よりも、電子レンジで数分チンするだけで完成する手軽さは、空腹時の弱ったうさおの心に染み渡るオアシス そう、それは手軽なパスタだった。
手軽さゆえに、ついつい手が伸びてしまう。だからこそ、その習慣を控えるのは、うさおにとって想像以上に辛いことだった。
パスタの誘惑にもがき苦しんでいたうさおだったが、しかし、リュウジはそんなうさおを見捨てなかった。
YouTubeで、麺類を使わずとも、たっぷりの野菜を使って美味しくて簡単な料理を次々と紹介していたのだ。
キャベツやもやしを大量に使った炒め物、きのこの旨味を凝縮したレンジ蒸し、豆腐を使ったヘルシーなアレンジレシピ……。
リュウジのレシピは、どれも調理時間が短く、工程もシンプルなのに、しっかりと満足感を得られるものばかりだった。
「麺類だけが美味しいもんじゃないんだな…」
リュウジの紹介する野菜料理は、シャキシャキとした食感や、素材本来の甘み、そして様々な調味料との組み合わせで、これまでうさおが想像もしなかった美味しさを引き出していた。
何より、麺類のような罪悪感がないのが嬉しかった。たっぷりの野菜を食べることで、満腹感も得られやすく、自然と他の食事の量を抑える効果もあった。
うさおは、リュウジの新たなレシピを試すたびに、手軽な即席麺中心の食生活から少しずつ脱却していく喜びを感じていた。
もちろん、パスタを手軽な調味料で調理する誘惑に負けることもあったが、リュウジの野菜レシピを知ったことで、以前よりも賢く食の選択ができるようになっていた。
リバウンドの危機を乗り越え、再びダイエットの軌道に戻り始めたうさお。リュウジは、まさに彼にとって、食の道しるべとなる存在だった。
手軽な誘惑に苦しみながらも、リュウジの新たな教えを胸に、うさおは再び体重減少への道を歩み始めるのだった。
