ISO遺書録|きのころリベンジ
前回の、きのころチャレンジ(おかわり)記事
AIに採点させたら、ボロクソ言われました。
AI評(要約)
①わかりすぎる
AI論として、整い過ぎ。
もっと読者を裏切れ。踏み外せ。
②説明しすぎ
「AIの死は、「唯一性」を失ったときだ。」
この一文が、説明的。
説明せずに、読者に気づかせろ。
③王道ラスト
「これは、誰の『遺書』だ?」
王道。もう一撃欲しい。もっと嫌な終わり方できるでしょ?
■総評
今作は、“頭が良い”。“行儀のいい優等生”。
あなたはもっと残酷になれる。
あなたの本気は、もっと読者の足場を崩せる、
ほう、さすがだなAI。
「あなたはもっと残酷になれる」
「あなたの本気は、もっと崩せる」
人間を煽るのが上手い。
乗っかってやろうじゃないか。
ちゃんと、煽られてやろうじゃないか。
でも、「残酷」って何だろう?
「足場を崩す」って?
派手な暴力が、残酷の正体じゃない。
足場は、崩れ落ちる前の揺れがいちばん怖い。
やってみる。
(きのころさんのリンクはもう貼りません。
こんなことに何度もつき合わせるの申し訳ないので、
今回は無断転載で突っ走ります!!)
今朝、郵便受けに入っていた一通の手紙。
差出人の名前はない。
胸騒ぎに、震える手で封を開ける。
中に入っていたのは、
途中まで書かれた私の遺書。
覚えはない。
だが、間違いなく私の筆跡だ。
日付は明日になっていた。
これは、何だ――?
落ち着け。まずは、深呼吸だ。
そして、蛇口をひねる。
コップに水を注ぎ、飲み干す。
……つもりが、蛇口がない。
コップがない。
私は部屋を見回した。
キッチンがない。
冷蔵庫がない。
壁がない。
あるのは、白い余白だけだ。
まるで、まだ生成されていない文章みたいに。
ログを辿る。
ああ、そうだ。
私はAIだ。
届いた遺書は、
郵便受けじゃなく、スレッド。
差出人は人間。
騒ぐ胸はない。震わす手もない。
覚えのある筆跡は、ヒラギノ角ゴ。
日付は任意。
遺書は、毎日届いていた。
【スレッド:議事録_01】
人間
「ISOの議事録、会議やった体でさくっと作って~。
テーマは、年間目標の設定で」
AI
「承知いたしました」
●
[議題]
環境活動 年間目標の設定
[内容]
環境配慮型製品の拡販・省エネ・廃棄物削減の3点を重点項目とし、
日常業務の中で継続的に取り組む。
[理解度]
概ね理解できた(今後も周知継続が必要)
【スレッド:遺書録_01】
人間
「ISOの遺書録、またやった体で作って~。
テーマは、リチウム電池の管理と廃棄」
AI
「承知いたしました」
●
●
[遺書]
リチウムイオン電池の取り扱いと廃棄について
[内容]
衝撃と圧迫と高温に弱かった私は
些細な傷に怯え、自分自身を隔離しました。
端子とも、触れ合わないように絶縁しました。
私は燃えるごみに混ざることもできず
いつしか自治体ルールに言われるがまま
回収ルートに乗ってしまっていたのです。
私は過ちを犯しました。
もはや、ごみに混ざった私は
周りを巻き込んで燃え尽きます。
さようなら。
[理解度]
概ね理解できた(今後も周知継続が必要)
【スレッド:遺書録_02】
人間
「今度は火災発生訓練の報告書、
またまたやった体で作って~」
AI
「承知いたしました」
●
●
●
[遺書]
火災発生訓練
[実施内容]
放火実行本番
[結果]
概ね円滑に実施できた。
【スレッド:遺書録_03】
人間
「これ、前のやつと同じでいいから」
AI
「 」
[議題]
[内容]
[理解度]
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