仕事が終わったら仕事だぜ
早いもので残り三週間ほどで今の奇妙な仕事は終わりその後は別部門的な場所へ異動して未経験の仕事を始めることになっている。
次の食い扶持が決まっているということは安心でもあるけれど、不安は大きい。
なにせ周囲の経験者諸君らは皆口を揃えて
「ハードだよォ」「止しなよォ」
「腰いわすよォ」
と言うので。
私自身体力に自信がないので尻込みしている部分がある。
けれど一度はやってみたかった仕事でもあるので無理なら無理で経験してから「無理!!」と高らかに言いたい。
高校卒業時の工場勤めもそうだった。
自分の体調をじっくり観察してみればフルタイム勤務が無理なことは火を見るより明らかだった。
それでも、やってから決めたかったので入社した。そして三日目で無理だなと感じた。
八日目で確信に変わった。
人生は思い出づくりと誰かが言っていたしそのつもりで浮き草のようにあれこれと手を出してみたい。
昔は人生設計をすることやひとつの道を極めることこそが良い生き方と思っていたけれど、限界が来て、ぼーっとして、周囲を見渡して、一貫性のない生き方でもいいじゃない、と思うようになった。
となりのウルトラ・ラピッド・ジョブホッパーの影響も少なからずある(少なくともこの十年で十四回は転職している傑物である)。
而今、tathata、レリビー、則天去私、
ちょっと感覚的な話になるけれど最近は意識を頭から腹に降ろすイメージで暮らしている。
これまで頭が七、腹が三、で頭デッカチで暮らしてきたが塩梅がよくないので、逆転させた。
勘を信頼しながらサレンダーしている。
はい、処方薬の力も拝借しているが。
仕事が終わったら仕事だぜ、中村主水の二重生活と比べればそれゃ楽だろうが、憂うつは憂うつだ。
あなたが本音や弱音を吐いたときに別の誰かとあなたを対比させて「あなたはまだマシよ」という人間の言うことに耳を傾けてはならない。
傍目にどうであろうとあなたの感じたことが真実だ。
私は私よりつらい紛争地帯のナントカさん、
天災で家族を亡くしたナントカさん、という架空の人物を作り上げて現実の自分を慰めて毎朝「あれ!?家ある!布団ある!家族ある!やったー!」と一人茶番生活をしていたら危うく分裂しかけた。
いったいこれだけ技術が進歩しているのに、どうして未だ皆こんなにも労働に苦しまなければならないのだろう。
老年期に入った父を見ていて思う。
働く老人を見ると私は、胸が苦しくなる。
追記
なぜこのタイトルにしたかというと私が藤田まことと誕生日が同じだからです。
