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弱い私を殺したかった日 🔥3

私は、
ヤマダさんたちに、助けられた。

もしかしたら、やれるかもしれない。
日曜日のお昼頃まではそう思ったりもした。

けれど、15時。
徐々に暗くなる心。

19時。
軽い吐き気。

そして、
月曜日の朝。

胸の奥にまた黒いモヤが広がっていく。

ああ、変わってない。


けれど、止まっていた頃には
もう戻れなかった。

────

「はよ、しぃや!!」

当たり前ではあるけれど、
モチノさんの激しさも何も変わっていなかった。


どうしよう。

視界がゆらゆらと歪む。

少し言われただけで、涙が出る。


自分でも分からないうちに、
目から溢れてくる。

たいしたことじゃない。

そう思おうとするのに、
止まらない。


心臓が小さく縮まって、
うまく息ができなくなる。

────

「情けない」


会社のトイレの個室にこもって、
必死に涙を止める。

上をむく。

涙を手で拭っては、だめ。

擦ればバレる。


扉を開けて鏡の前へ。

目は赤くない。

角度を変えて、何度も確かめる。


歯を食いしばって、何事もなかった顔で戻る。


何に傷ついたのかさえ、よく分からなかった。


─────

次の週末。

私はまたヤマダさんの家にいた。

「私、涙が止まらないんです。
恥ずかしくって」

あまり重くならないように気をつけて話した。

すると、ヤマダさんが言った。

「私も前の会社のときは、
悔しくて言い返したり、泣いたりしててん」

「でも、このままじゃあかんなって思って、
やめてん。

今はそんなもんや。
みのりさんは、大丈夫と思うで」

────

ああ、この人みたいになりたい。

同時に違う感情も浮かぶ。


「あかんと思って、やめてん」

そんなの、無理だ。


この人は、強い人。
ちゃんと笑える人だ。


私はきっと、この人にはなれない。

私とは、違う。

────

心が止まっている時は、涙もあまり出なかった。

けれど、一旦溶けた心は、
もう元には戻らなかった。


あと何年頑張ればいいんだろう。

優しくされても、強くなれない。

やめよう、と思っても
涙は止まらない。

気づけばまた、同じことを繰り返している。

私はこのまま、
壊れた蛇口みたいな目で、
泣きながら生きていくしかないんだろうか。

────

止まれ、涙。

止まれ!私の心。

何も考えるな。

何も感じるな!



私はまた、トイレに駆け込んだ。

──────────
🫧この形の私

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