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#9【実録】結婚を決めたら親に絶縁を告げられた話

付き合ってからほとんどよしきの家で
生活を送るようになって…

1ヶ月経った頃には
2人で生活できる家を決めて
同棲を始めた。

友達とカラオケに行ってても電話がきて
友達たちには
バカップルすぎると呆れられていた。

———

よしきは本当に優しくて
私が我儘言っても

「みーちゃんがいーならいーよ」

が口癖で
本当に怒ったところを
見たことがなかった。

家でグダグダしてても
スーパーに行っても
遠出しても楽しかったし

いる時間を増やしたくて
医療事務の仕事を辞めた。

夜じゃなくて医療事務を辞めるんだから
ほんとダメなとこ発揮してるよね😇

———

「今日なにする?」

「遠出してジェラート食べいこー」とか
「今日は海までいっちゃう?」とか

遊び方もその日の
2人の気分で決めてて…

ルーティーン化してない付き合い方が
とっても楽しかった。

———

だからあの日…

よしきの誕生日の2日後。

お腹に赤ちゃんができたとわかった時。

私はとっても嬉しかったんだ。

大好きな人の子ができたって…

すぐによしきに電話をした。

よしきは
すぐ帰ると言って電話を切った。

———

帰ってきたよしきは
リビングのソファに座っていた私に
駆けよって


「ほんと?」


と聞いた。

「うん…」


「俺パパになるんだ…」


「うん…」


「結婚しようか」

よしきはそう言って涙を流した。

———

よしきの家は家族が今バラバラで。
みんな別々に住んでると聞いていた。

そんな事もあって
家族ができることを
とても喜んでくれた。

付き合って5ヶ月目のことだった。

———

その日は

「名前なににしよーかー」とか
「男の子かな?女の子かな?」
「どっちがいい?」とか

そんな話で盛り上がって
寝たのを覚えている。

———

次の日の朝。

「結婚するなら親に挨拶しなきゃね」

とよしきから言ってきた。

「俺の家はいいけど
 みーちゃんちはさすがに
 しっかり挨拶しないとね」

「そーだね」と答えた。

———

昔から母は
「みおが選んだ人なら誰でもいーよー」
的な事を言っていたし
(小学生の頃の話なんだけど😇)

「好きな人と一緒になるのが一番だから」

って言っていたのを知っていたから

普通に挨拶いかなきゃなーくらいで
軽く構えていた。

———

だからほんとに
「会う日決めよー」くらいの感じで
母に電話してしまったのだ。


「あのね。言わなきゃなことがあるんだけど…」
「え!またなにかあったの?!今度はなに?」
「悪い話じゃないよー」
「みおに改まられると怖いのよ😅」

それはほんとごめん。

———

「あのね。会って欲しい人がいて。
 それでね。結婚することになったの。」

「はい?😳」

「お腹に赤ちゃんがいて」

「え😳?」

「𓏸𓏸ちゃん(ヤクザの息子)の子?」

「違う…𓏸𓏸ちゃんとは別れて
 新しい彼氏との子」

「😳😨🤯
…相手はなんて言ってるの?」

「結婚しよーって…
 だからお父さんとお母さんに
 挨拶したくって」



「お母さんは反対です」



「え?🙂なんで?」

「だってそんなのおかしいでしょ」

「なにが?会ってもいないのに
 どこに反対なの?」

「とにかく常識がなさすぎるでしょ!」

———

反対されたことに
当時はかなりびっくりした。

今書いてみれば
反対されるに決まってると思うけど…

お母さん、みおが選んだ人なら
誰でもいーって言ったじゃん!
ってなった🙃

———

とりあえず一回会ってとお願いして
次の週の土曜日に
お父さんとお母さんに
うちに来てもらうことになった。


土曜日。

ピンポン。

電話のこともあって
さすがに緊張した。


父はいつもと変わらず、
母は戦闘態勢100で
うちにあがってきた。

———



「おろしなさい」



一発目の母の言葉がこれだった。

もうそこからは母娘の喧嘩で
よしきの困った顔や
父が気まずそうに
よしきに話しかけてるのを
少しだけ覚えている。

———

「2人のことを頭ごなしに
 ダメと言ってるわけじゃないの。

 よしきくんはまだ20歳だし
 みおだって23でしょ?

 もう少しお互いの事を
 分かってから決めればいいじゃない
 って言ってるの」

「でもこのお腹の子はこの子しかいないじゃん」

「産むって言うなら
 家を頼ったりしないで
 二人でなんとかしなさい。

 子育てはあなた達が思ってるほど
 甘くないから」

「わかった。もう家には頼らない😡」


こうして初めての顔合わせは終わった。


———

お母さんは5人産んでて
とっても子供を大事にしていて…

一度流産した時に
とっても悲しんでいた。
子供ながらに一緒に泣いたのを
覚えている。

お墓すらも作ってあげられないと
代わりに庭にたくさんの花を植えていた。

そんな母に子供をおろせと
言われたのがショックで…

命の大切さって言ってたじゃん
って思った。

———

こうして実家に頼れない状況に
陥っていくんだけど…

結果的に
意地でも産んでよかったと
心の底から思ってる。

だってこの可愛い我が子に
会えないなんて絶対に有り得ない!

母もそのくらいの覚悟を
持ちなさいってことで
言ったんだろーけど。

あの日の私には
全く理解できなくて…

———

この時はまだ、
「絶縁」なんて言葉が出てくるとは
思っていなかった。

本当の絶縁は、もっと後――

"あの日"に
待っていた。

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