【情報過多】字の効率的な練習法⑨~たくさんの失敗「正・速速速速速…・美」~
一番よくない…
字の基礎的な練習方法で「速」が多いこと…
公文書写では
最終的に「正・速・美」で(正しく、速く、美しく)
書けることを目指します。
が
それは「さいしゅうてきに」
さ
い
しゅ
う
て
き
に
です。
文字単体を整え
文章の体裁の整え方を覚える段階(特に楷書体)までは
ずっとずっと
「速」は要りません。
まったく要りません。
(行書は速さというよりリズムが必要ー緩急)
「ゆっくり書いてうまく書けないのに
速く書いてうまく書けるわけがないでしょ」です。
だらだらと繋がった
下手を誤魔化したような字が書けるだけです。
もちろん
公文では
「日常で役に立つ」「実用的」を目的としているので
最終的には「速」も必要です。
が、
目的が
日常で使う字を
きれいに書けるようになりたいなら
まず「速」を一回捨ててください。
次に「美」を捨ててください。
基の「型」もないのに「型破り」をどうやるの…
「常識」も知らずに「非常識」をどう演じるの…
まずは「型」を徹底的に覚えます。
無意識で
それしか書けなくなるほどに。
きれいに書こうとするのではなく
原理原則に則って「正しく」書くだけ。
すると
自然と「美」はついてきます。
本当に最後の最後…「速」
私は今でも字を書くときに「速」はありません。
(状況によってはもちろん書きます。)
始めは
お手本をとにかくよく見ながら
ゆっくり書いてください。
お手本を見ながら手を動かすので
字は大きくなってしまいますが、
始めはそれで大丈夫です。
字が大きくなったり、
線がぶれたり、
それで大丈夫です。
「あの…始めから失敗しないつもり?」です。
始めは
失敗をいっぱいしてください。
「うまく書けない」をいっぱい感じてください。
それで大丈夫です。


私が
大人の学習者さんに
よく言う言葉があります。
「始めは10回中一回、10個中一個、書ければいいですよ」
です。
それをだんだん増やしていけばいいだけです。
「10回中一回できた」と
「10回中一回もできない」の違いが
ものすごく大きいこと、分かりますよね。
10回中10回できなきゃいけないと思うから
きつくなります。
10回中、一回でもできれば
それは手が書写(模写)、再現をできた証明となります。
その一個が
とても大きな一歩です。
いっぱい失敗して
いっぱい「できない」を感じてください。
「速」と「美」だけでなく
「正」も捨ててもいいくらいです。
始めは何も求めない、
ただ
お手本をよく見て
お手本を分析し、理解し、
同じように書くだけです。
大事なのは「正」よりも「守」ですね。
お手本の見方を「守」ること
字の原理を「守」ること
それだけです。

たくさんの失敗を本当に待ち望んでいます。
たくさんの失敗を心から歓迎します。
「失敗した方がいい」ではなく
「失敗しないといけない」くらい
失敗することは大切です。
「いいね、いいねぇ」
「いいよ、いいよ~」
失敗したこと、失敗できたことを
私は変態カメラマンのような言い方で喜びます。「あ、いいね、いいねぇ」
「いいよ、いいよ~」
本当に、これ、教室でよく言います。
(よし、これからは変態カメラマンのキャラ設定も入れていきます。基本は鬼設定です。)
最終的には「正・速・美」です。
目的を明確にし、
「今」自分がやるべきことは何なのか、
ちゃんと見定めて進めていきましょう。
一歩一歩で大丈夫です。
0.1ミリの誤差も見逃さない鬼なので
「なんで書けないんだよ」とか言いそうですが
逆です。
「なんで失敗しないんだよ」です。
「なんでそんなに急ぐんだよ」です。
「早くきれいになるけどすぐ崩れていく字」と
「時間はかかるけど一生崩れない字」と
どちらになりたいですか?
私はどちらの要望も叶えられますけど
どっちがいいですか?です。

人生の時間は限られている。
だからこそ
「今」を急がずに
その「一歩」を着実に、と思います。
(あ、?何の話だ?)
(変態カメラマンの話です。)
(違います。)
できる人が
どのようにやっているか、
できる人がどういう字を書いているか、
すべては「真似」から始まります。


「非常識なことをするためには
まず常識を知らなきゃいけないんだよ」
志村けんさんの名言ですね。
「型破り」をしたければ
まず「型」を知らなきゃいけないんだよ。
(あ、やばい…
私が実は常識的な人間だとばれてしまう)
(はい、常識的な変態カメラマンです。)
捨てるから
手放すから
出すから
そこに空間ができて
入ってくるんですよね。
何も捨てないで
何も手放さないで
何を得ようとしているの?です。
もう詰め込む場所はない
字の練習では
「速」、はい、捨ててOKです。
いろんなところから
「きれいな字のポイント」は得ることはできますが
頭でっかちにならないで。
そんな知識より
「実践あるのみ」です。
実践しなければ意味がない。
いっぱい書いて
いっぱい失敗しなければ意味がない。

本当に「情報」だけが多い…
今…本当に「情報」だけが多い…
きれいな字は「知識」では作られない。
きれいな字は「書く習慣」で作られます。
「きれいな字」は
1日で出来上がるものでないなら
今、字がきれいな人たちの字は
こんなに情報がない時代に作られたものですよ。
・・・ということは、
ですよね。
「正・速・美」とか
専門用語とか
言葉ではかっこいい…ね。
私は教室では一切使ったことはありません。
開設当初「正・速・美・好・保」みたいな
スローガン的なものを掲げていた自分が恥ずかしい…
もっともらしい
カッコいい言葉だけに惑わされないで。
と思います。
知識だけに頼らないで。
知識だけを詰め込まないで。と思います。
「今」字がうまい人は何をしてきたのか、
それが答えです。
それをやればいいだけです。

生き方自体かもしれない…
あなたは今、誰の、何を「真似」しますか?

(あぁ私が
真面目で常識的な
変態カメラマンであることがばれてしまう…)
「うん、いいね、いいねぇ」
「いいよ」「いいよ」
「それでいいよ」
「大丈夫」
「失敗していいんだよ」
