「うちの子専用」の学習ゲーム、AIで作れます。プログラミング知識ゼロ・無料・3ステップで全手順公開【90日AIゲーム制作チャレンジ Day6】
昨日、とても素敵な記事を発見しました。
みゆひとさんの息子さんは言葉がゆっくりで、絵本もおもちゃもドリルも、良さそうなものを何冊も何個も試したけれど、本人はまったく興味を持たなかったそうです。お手本を見ながら真似して書くことはできても、そのあと「じゃあ、これなんて読む?」と聞くと、まったく覚えていない。
そんな状態から、音声付きマンガが出てくる「RPG風ひらがなゲーム」を自作したことで、どうやってもダメだったひらがなが一つ一つ読めるようになり、「難しい」と悔し泣きしていた計算問題も、一人で進められるようになったとのこと。
市販の教材が全滅でも、「専用」のゲームなら届く。
めちゃくちゃ素敵ですよね。
「でも、自分に作れるの?」——作れます。今日、無料で。
みゆひとさんはClaudeというAIを使って作られています。Claudeも素晴らしいツールですが、正直、僕の読者さんからすると少しハードルが高いかもしれません。
なので今回は、誰でも・無料で・今日から学習ゲームを作れる方法を解説します。
使うAIはGemini。Googleアカウントさえあれば使えます。今回はGeminiで、小学生が楽しく漢字を覚えられるゲームを作っていきます。
やることは、たった3ステップです。
ステップ1:Geminiにアクセス
まずはGeminiにアクセスします。Googleアカウントでログインするだけ。インストールも設定も不要です
ステップ2:ゲームの「要件定義」をGeminiに作ってもらう
いきなり「ゲーム作って」と頼むのではなく、まず設計図(要件定義)をAI自身に作らせるのがコツです。
僕が送ったのはこれだけ↓
漢字をモンスターに見立てて討伐していく小学生向けに漢字を楽しく覚えられるゲームを作りたいのだけど、面白いゲームができるよう、要件定義を作成してください。

すると、Geminiから以下の回答が返ってきました。
漢字をモンスターに見立てて討伐するゲーム、とても素晴らしいアイデアですね!小学生の子どもたちにとって、「勉強」を「遊び(ゲーム)」に変換することは、モチベーションを維持する上で非常に効果的です。
子どもたちが夢中になり、かつ親御さんも安心して遊ばせることができるゲームになるよう、面白さと学習効果を両立させた要件定義(企画の骨組み)を作成しました。
🎮 プロジェクト概要:『漢字クエスト ~モジモン討伐記~』(仮題)
「書けば書くほど強くなる!漢字の力で世界を救え!」
漢字が変化したモンスター「モジモン」を、正しい読み方や書き順で攻撃して討伐・捕獲し、自分の仲間にしながら漢字辞典(図鑑)を完成させていくRPG型の学習ゲーム。
1. ターゲット層とプラットフォームメインターゲット: 小学1年生〜3年生(6歳〜9歳)
サブターゲット: 楽しく学習させたい親御さん
推奨プラットフォーム: タブレット端末(iPad等)、またはスマートフォン
💡 理由: 画面に直接指やタッチペンで「漢字をなぞって書く」動作が必須になるため、タッチパネルの大画面が最適です。
⚔️ ゲームの基本サイクル(コアループ)
子どもが飽きずに繰り返せるよう、シンプルなサイクルを回します。探検(ステージ選択): 学年別・画数別などで分かれたステージへ出発。
遭遇(バトル): 漢字モンスターが出現。
攻撃(学習): 漢字の「読み」を答える、または「書き順」通りになぞることでダメージを与える。
討伐・捕獲(報酬): モンスターを倒すと仲間に(図鑑に登録)なり、経験値やアイテムをゲット!
育成・合体(定着): 捕まえたモンスターを育てたり、組み合わせたりして次のステージへ。
🔥 面白さを引き出すコアシステム
単なる「ドリル」にならないよう、ゲームとしての爽快感やワクワク感を演出する機能です。
① バトルシステム(書き順と正確性がカギ!)なぞり書き攻撃: 画面に大きく表示された薄いお手本をなぞる。
判定システム: 「書き順の正しさ」「形の綺麗さ」によってダメージ量が変化。
完璧になぞると「クリティカルヒット(大ダメージ)!」となり、ド派手なエフェクトとサウンドが鳴る。
読みがな防御: 敵の攻撃ターンでは、敵の漢字の「読みがな」を3択から選んで正解すると攻撃をガード(回避)できる。
② モンスターデザインと成り立ち(視覚的な楽しさ)漢字の成り立ちを活かしたデザイン:
例:「火」は炎をまとったモンスター、「木」は樹木の魔物、「水」はスライム型など。
形声文字や象形文字など、漢字の由来をキャラクターの姿で直感的に理解できるようにする。
③ 合体・進化システム(部首や熟語の理解)部首フュージョン: 捕まえた漢字同士を合成して進化させる。
例:「木」+「木」=「林」に進化!
例:「水(さんずい)」+「海」=新しい海属性の強力なモンスターが誕生。
これにより、「漢字は組み合わせてできている」という構造を遊びながら発見できます。
📖 やりこみ・収集要素モジモン図鑑(漢字辞典):
倒した漢字は図鑑に登録。図鑑を開くと、「音読み・訓読み・画数・成り立ち・例文」が確認できる。図鑑を埋めること自体がコレクションの楽しさになる。
段位認定(レベルアップ):
プレイヤー自身のランクが「漢字見習い」から「漢字マスター」へと上がっていくシステム。
🛡️ UI/UX・安心設計(親御さん向け要素含む)
項目詳細要件操作性文字が読めない状態でも遊べるよう、すべてのシステムメッセージに「ふりがな」を振る、またはフルボイス(音声読み上げ)対応にする。プレイ制限「1日3ステージまで」「プレイ時間30分まで」など、親がプレイ時間を設定できる機能(保護者向け管理画面)。学習レポート「今日新しく覚えた漢字」「苦手(間違えやすい)漢字」を親がスマホ等で確認できる機能。難易度調整プレイヤーの正答率に合わせて、自動で苦手な漢字が敵として出現しやすくなるアルゴリズム。
まずはこのような要件で骨組みを作っていくと、ゲーム開発会社やプログラマーと共有しやすくなります。
『漢字クエスト ~モジモン討伐記~』——書き順でモンスターを攻撃し、漢字同士を合体させて進化させる。ターゲット層、コアループ、保護者向けの安心設計まで、ゲームプランナー顔負けの企画書が数十秒で出てきます。
ここで大事なのは、あなたはアイデアを一言伝えただけということ。企画の細部はAIが埋めてくれます。
ステップ3:要件定義を貼り付けて「ゲームにして」と頼む
先ほどの要件定義を貼り付けて、こう頼みます。
この要件定義にそってゲームをスマホ対応で生成してください
ポイント:Canvas機能とProを選択してください。ここだけ忘れずに。

するとゲーム制作がはじまります。

完成したゲームが↓↓↓
— レジェンド(有田匠佑) (@llllegend0620) July 18, 2026
漢字をモンスターに見立てて、正しい書き順をなぞることができると敵を倒せるというゲームができあがりました。



ここまで、コードは1行も書いていません。プロンプトは実質2回です。
ゲームは↓↓↓から無料で遊べます(Googleアカウントへのログインが必要です)
お子さんの「苦手」に合わせて、カスタマイズできる
ここからが自作ゲームの本当の強みです。
漢字が苦手なら漢字ゲームに
計算が苦手なら計算バトルに
「うちの子は電車が好き」なら、電車が主人公の九九ゲームに
市販の教材は「みんな向け」。でもAIで作れば、世界にひとつ、あなたのお子さん専用の教材になります。みゆひとさんの息子さんが夢中になったのは、まさにそれが理由だと僕は思っています。
「もっとちゃんと作れるようになりたい」と思った方へ
今日の3ステップは、いわばAIゲーム制作の入口です。
思い通りのゲームにするためのプロンプトの伝え方
キャラクターの絵を反映させる方法
作ったゲームを家族や友達に配る方法
このあたりを体系的に知りたい方は、拙著『生成AIでゲーム制作超入門 プログラミング知識ゼロの僕がAI×ゲーム作りで人生変わった話』にすべてまとめています。
タイトルの通り、僕自身プログラミング知識ゼロからのスタートでした。だからこそ「わからない人がどこでつまずくか」を知り尽くした構成になっています。
さらに読者特典として、スマホだけでゲームが作れるツールDreamCoreのライトプラン(通常20ドル・約3,200円)が1か月無料になるコードが付いています。ライトプランなら、ゲームを量産できます。本の代金2,640円より特典の方が高い——実質、本がタダになる計算です。
▼『生成AIでゲーム制作超入門』インプレス NextPublishingより絶賛発売中
今すぐ始めたい方は電子書籍版↓↓↓
購入した3分後には読み始められます。スマホでゲームを作りながら、同じ画面で読み進められるのも電子版の強みです
お子さんと一緒に進めたい方はペーパーバック版↓↓↓
紙の本は、スマホを操作しながら横に開いておけるのが実は最強です。手順を目で追いながら、手はスマホでゲーム制作。さらに、お子さんと机に並べて「次はここだって」と一緒に進められるのは紙ならでは。読み終わったらお子さんの本棚へ——「AIでものづくりした夏」の記念にもなります。プレゼントにもどうぞ。
お子さんと一緒にゲームを作ってみたら、ぜひ感想をコメントで教えてください。「うちの子はこんな反応でした」の報告が、僕の一番の楽しみです。
「#こどもの絵をゲームに」企画も引き続き募集中です。お子さんの描いた絵、全部ゲームにします!
