見出し画像

〔講義002〕『応援とは何か〜加藤順大の移籍で見えたもの〜』[シェッツェン大学|蹴球学部|社会学科]

みなさん、「応援」ってなんですか?
スタジアムに行って大声を出すことですか?
テレビの前で祈るように戦況を見守ることですか?
いずれにしても、推しの選手が移籍したら……
その瞬間、あなたにとっての応援はどう変わりますか?

■ 加藤順大というGK

加藤順大というサッカー選手を、皆さんは覚えているだろうか。
スコーピオンや中村俊輔のFKをキャッチしたシーンが有名で、陽気なキャラクターでもあり、素晴らしいポテンシャルを持ったGKだった。

■ 浦和での葛藤

浦和レッズのユースからトップチームに昇格したのが2003年。
長らく都築龍太、山岸範宏の控えに甘んじ、徳重健太と第3GKの座を争う立場だった。

2012年、ミシャ監督の就任によりGKにも足元の技術が求められるようになり、スタイルがフィットした加藤は、一躍レギュラーとして活躍する。
しかし翌年には安定感を欠き、再び控えに回る。

そして2014年、西川周作が広島から加入したことで出番は激減。
オフに、同じ街のライバル・大宮アルディージャへ移籍することとなる。

■ ダービーのピッチに立った加藤順大

2016年、加藤順大は大宮アルディージャの一員として、さいたまダービーに臨むことになる。
プロの世界に競争はつきもの。
だから、もちろんユース出身の選手を甘やかす必要はない。

しかし、ようやくトップ昇格からレギュラーの座を掴んだ加藤をわずか数年で見限り、広島から西川周作を引き抜いた浦和のフロントの決断には呆れてしまった。

ミシャ・チルドレンに押し出され、試合に出るために移籍を選んだ加藤。
「サンフレッズ」と揶揄されながらも、広島出身の選手たちを応援し、一方で移籍したユース出身者に罵声を浴びせる浦和サポーター。

■ 応援スタイルの違い

応援の仕方は人それぞれでいい。
でも、私はその応援スタイルに馴染めなかった。
だから加藤順大とともに、私も大宮アルディージャ(ファン)に完全移籍したのだ。

■ 大宮サポーターの温かさ

大宮サポーターは、どんな事情や背景があっても、退団した選手が相手チームの一員としてプレーするときには、必ず拍手で迎える。
その優しさ、温かさ。
スタジアムの雰囲気もまったく違う。
もちろん、それぞれの良さはある。
私が惹かれるのは、NACK5スタジアムの居心地の良さです。
あなたは、サッカーのどこに惹かれますか?

【了】

◉ 前回講義

◉ 次回講義

◉ ゼミ

◉ ガイダンス

◉ オリエンテーション

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集