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時空の旅人 第1話       エメラルドグリーンの星

これは、宇宙を旅する少女の物語です。

ここは、この地球から、はるか遠く離れた惑星。

その名を 「ハーティエル」 といいます。

遠く遠く、第1、第2、第3、そして第4宇宙の彼方に輝く、
エメラルドグリーンの美しい星でした。

ハーティエルは、
星そのものの波動がとても精妙で、
美しく、おだやかな星です。

この星に住む人たちは、みんな高い波動をもっていました。
だから地球の人のような肉体ではなく、
まるで薄いベールにつつまれているような、
キラキラとした身体をしているのでした。

食事はというと、
10日ほどのあいだに、

清らかな水のような飲みものと
まぁるい銀色のサプリメントのような食べものを
たった一粒いただくだけ。

その一粒で、全身の気が高まり、
エネルギーがやさしく満たされていくのでした。

また、この星の人たちは、
男女の区別がほとんどありません。

外見では見分けがつかないほどですが、

男性的な人は顔が凛々しく、
背がとても高く、
ほとんどの人が2メートルを超えています。

女性的な人は、
慈愛に満ちた目をしていて、
美しく、清らかでした。

子どもたちは高度な技術によって生まれます。

親の遺伝子を受け継ぎ、
親とまったく同じ存在が誕生することもあれば、

男性的・女性的な要素を組み合わせて、
まったく新しい命が誕生することもありました。

そのときは、
星全体の人々が合意のもとに、
厳かに誕生を見守るのでした。

この星には、
とても強いエネルギーが湧き出る場所があります。

そこには限られた賢者たちだけが住み、
そのエネルギーを星のすみずみまで届ける役割を担っていました。

そして反対側には、
高いエネルギーを束ね、おさめる
聖なる場所 がありました。

そこには、たった二人の存在がいます。

この二つの場所のエネルギーバランスが整っていることが、
ハーティエルが平和であり続ける鍵だったのです。

その聖なる場所には、
この星の人でさえ、むやみに近づくことはできません。

なぜなら、
愛の振動数が最高値に達していないと、
近寄るだけでオーラを焦がしてしまうからです。

そんな高い波動の流れる美しい星に——

ある日、
一人の訪問者 がやってきました。

それは、
この星の人ではありません。

はるか遠くの星、
地球 からやってきた存在でした。

その訪問者の名前は——

真央。

まだ8歳の
小さな女の子でした。

――つづく――

▶ 第2話「地球からきた女の子・真央」👇



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