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時空の旅人    第2話 「地球からきた女の子・真央

地球からやってきた訪問者の名前は、
真央。

そう、
私たちの住む地球の女の子でした。

「地球にいながら、どうして?」

びっくりしたかもしれませんね。
でも、慌てないでください。

真央は8歳。

本来なら小学3年生ですが、
なかなか学校に行くことができずにいました。

近所に住むヒロ君だけが、
いつも真央を心配してくれる
学校での唯一の友だちでした。

真央の家族は、

父の 健、
母の 葉子、
お姉ちゃんの 美香。

そして、
家から少し離れたところに一人で住んでいる
カナダ人の レイラさん。

真央はレイラさんのことが大好きでした。

レイラさんは、とても不思議な人です。
美しい声をもっています。

その声で歌を口ずさみはじめると、
周りのものすべてが
ふわりと癒されていくのでした。

真央には、
レイラさんの声から

小さな光の粒が
ぐるぐると回っているように見えていました。

家族以外にも、
真央が心から尊敬している人がいました。

それは

ダルマじぃ。

父や母が
「仏様のような人」と
いつも大切にしている人です。

ダルマじぃは
たくさんの人を真理へ導いてきました。

地球には、
宇宙の法を伝えるための
さまざまな集団があります。

ダルマじぃは、
そのうちの一つを率いていました。

真央にとって、
ダルマじぃの話や不思議な力を見聞きするたびに、

胸が
わくわくと高鳴るのでした。

けれども真央の心の奥には、
いつも

孤独と恐怖感

がありました。

テレビから流れてくるニュースを見るたびに、
胸が痛くなります。

たくさんの人たちが
飢えに苦しみ、

貧困で苦しんでいる。

また、違う国が
この地球さえ壊してしまうほどの
秘密兵器を開発した——

そんなニュースを聞くたびに、

以前からの思いが
ふつふつと大きくなっていきました。

どうして
この地球はこんなにも悲しいのだろう。

どこかに
もっと平和で、

愛に満ちた世界は
ないのかしら。

そんなある夜のこと。

真央は
ダルマじぃから教えてもらった

「夢の中で多次元へ飛ぶためのおまじない」

を、そっと繰り返していました。

秘密の呪文を唱えていると——

急に意識が遠のき、

眠りにつくような
気持ちのよい感覚に包まれていったのです。

しばらくすると、

真央の身体は
真っ白な霧のような空を

まっすぐ上へ向かって、

ものすごいスピードで
飛んでいました。

――つづく――

▶ 第3話「異次元の星への旅」👇




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