【あとがき】|もうひとつの波音|クロス・オーバー|はじめて短編小説を書きました
はじめて、短編小説を書きました。
舞台は、私の大好きなハワイです。

初めて書く小説の舞台にするなら、ハワイがいいなと思っていました。
ただ、何でもハワイにすればよいわけではなくて、物語の題材と、その場所の空気が合わないと、たぶん最後まで書ききれなかったと思います。
今回は、「選んだ道と、選ばなかった道」というテーマと、ハワイという場所が、自分の中でうまく重なりました。
私はこれまで何度かハワイに行っています。
行くたびに思うのは、一日の長さが少し変わるような感覚です。
空気がゆったりしていて、海を見ているだけで、普段せかせか動いている自分の心が少し洗われるような気がします。
大げさに言うつもりはないのですが、ハワイにいると、いつもの時間の流れから少し外れる感じがあるんですよね。

今回の小説は、パラレルワールドの話です。
でも、ただ不思議な世界を書きたかったというよりも、
「もし、あのとき違う道を選んでいたら」
「もし、この1秒、1歩ずれていたら」
何が起きていたのだろう
日ごろから、私は、わりとこういったことを考えてしまいます。
今ここにいるから、この人たちと出会えた。
それが幸せだったのか、不幸だったのかは、すぐには分からないこともあります。
でも、その場所、その時間、その流れの中にいなければ、ずっと交わらなかった人がいる。
仕事でも、旅先でも、道ですれ違っただけの人でも。
その人たちにも、それぞれの道があって、この先に思いもよらない幸せが待っているかもしれないし、反対に、とてもつらいことが待っているかもしれない。
ふとしたときに、そんなことを思います。
特に、異国の地にいると、その感覚が少し強くなります。
今この時間にここにいなければ、絶対に会わなかった人。
たぶん、もう二度と会わない人。
同じ景色を一瞬だけ見て、それぞれ別の場所へ戻っていく人。
お互いが、それぞれの道を歩いていく。
もしかしたら、自分が知らないだけで、すれ違わないだけで、もう一人の自分が少し前か、少し後に、その場所にいるのかもしれない。
そんなことがあるのかどうか、確かめる術はありません。
でも、その確かめようのない感じが、ずっと心に残っています。
この小説では、その靄のような気持ちを、赤いリボンや、アラモアナ行きのトロリーや、写真に写った知らない女の子に重ねて書きました。

書くのが得意ではないので、一番迷ったのは、どこまで説明するかです。
全部をはっきり説明すれば、分かりやすくなるかもしれません。
でも、説明しすぎると、この物語に残したかった波音のような余韻が、少し消えてしまうなぁという気がしました。
なので、分かるところと、分からないまま残すところの間で、何度も迷いました。
書き終えたときには、「やり切った」感です!
違う道もあったかもしれない。
違う人生もあったかもしれない。
でも、今自分が選んできた道を、間違いだったことにはしない。
そんな気持ちです笑
この小説を読んでくださった方にも、何かひとつでも残る場面があればうれしいです。
赤いリボンでも、トロリーでも、ワイキキの海でも、写真に写った女の子でも。
どこか一場面でも、あとからふと思い出してもらえたら、それだけで書いてよかったと思えます。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
初めての短編小説だったので、正直かなり時間がかかりました。
すぐに次々と書けるかは分かりません。
でも、これからも少しずつ、ひとつずつ、大事に書いていきたいと思っています。
読後に印象に残った場面や、どう感じたかなど、コメントで教えていただけるとうれしいです。
読んでくださった方の中に、どんな波音が残ったのか。
それを少し聞かせてもらえたら、次を書く力になります。
さいごに・・・
「ここが、私のアナザースカイです!ハワイ!!」
私の記事に出てきたシーンをいくつか写真で振り返りたいと思います。
どうもありがとございました!!
*すべて私が現地で撮影した写真です。無断で使用しないようにお願いします。











