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noriyukikawanaka
多言語観察の裏側|悩ましい、画像選び / Behind the Observations|The Trouble With Choosing Thumbnails
静かに脳のエネルギーが大量に削られていく「空間の言葉」シリーズを毎日立て続けに5本も書いたら、さすがに一息つきたくなった。
今日は少し肩の力を抜くために、サムネ選びについての裏話を。
言葉よりも先に、画像を決めているわけではない。むしろ逆で、文章を書き終えてから、「この文章の空気感に合う画像はなんだろう」と考え始める。
「上と下」は、空と地面を大胆に二つに分ける歩道橋。
「前と後ろ」は、奥が明るく、手前が暗い、整然と棚が並ぶ図書館。
「内と外」は、暗い室内と明るい外の景色の対比がはっきりした車内。
「近いと遠い」は、リーディンググラスと本。
どれも、読み手に “説明” をするためではなく、ただその回の文章の空気に、少しだけ重心を置くためのもの。
きちんと正解があるわけでもない。でも、何枚も画像を眺めていると、ふいに一枚だけ、言葉の奥にそっと馴染んでくる画像がある。
あ、これだ。
そんな瞬間の小さな気づきを、私は密かに楽しんでいる。
サムネは、最初にみなさんが触れる「入り口」みたいなもの。だからといって、派手にしたいわけじゃない。
むしろ、静かで、少しだけ違和感があって、「ん?」と視線が止まるような写真を選びたくなる。その回の文章がまとっている “空気の粒” を拾い上げるようなつもりで選んでいる。
空間シリーズのサムネは、どれも少し暗い。
それはたぶん、空間の話をする時、光よりも “影の形” に目がいく私の癖なんだと思う。
言葉を観察することも、サムネを選ぶことも、実はそこまで遠くないのかもしれない。どこを見るか、どの向きを選ぶか。それだけで、世界の切り取り方はそっと変わる。
サムネも、言葉も、きっと同じなんだろう。
今日の投稿は、そんな小休止。明日からまた、ゆっくり続きを見ていこう。
※ 多言語観察 目次↓
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