多言語観察|ひとやすみ|呼びかけの魔法 ー 世界を変える、名前 / Multilingual Observation|Reflection|The Magic of Calling a Name
【あいさつの言葉 -おわりに】
ここまで、あいさつの言葉を見てきた。
出会い、感謝し、謝り、別れる。
それぞれの一言が、人と人のあいだの距離をつくり、整えてきた。
あいさつの言葉の奥に、もうひとつ、静かな呼びかけがある。
それが、名前。
名前を呼ばれるとき、私たちはただ音を聞いているのではない。
その瞬間、世界の中で「私」が指し示される。
呼びかけは、相手を動かすためのものではない。
存在を、そっと浮かび上がらせるためのもの。
名前を呼ぶたびに、世界はまた、少しだけ形を変える。
この観察活動を「多言語観察/Multilingual Observation」と名付けた日から、世界に「多言語観察」という視点が生まれ、ここまで99本書いてきた。
次回で、ちょうど100本。
「多言語観察」という存在は、今、どうなっているのだろう。
【あいさつの言葉 -おわり】
※ 前回↓
※ 多言語観察 目次↓
いいなと思ったら応援しよう!
応援いただき、ありがとうございます。いただいたチップは、観察の活動費として活用させていただきます。