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noteで収益の現在地

これは、あくまで「私の場合は、こうだった」という話です。
なぜnoteの住人は有料記事を買わないのか。理由はとてもシンプルで、彼らはもう自分でAIやnotebooklmを動かしながら、記事も画像も自給自足しているからです。

たしかに、「もっといい画像を作りたい」「もっと文章を上手くなりたい」「もっと収益の出る記事を書きたい」という願望を持っている人はたくさんいます。需要層としては、間違いなく存在している。
でも、その人たちが実際にやっているのは、あなたの有料記事を買うことではなくて、あなたのタイトルをコピーして、自分のAIにそのまま放り込むことなんです。そうすると、本来あなたが有料パートで売ろうとしていた内容のかなりの部分を、AIがそれっぽく埋めてくれる。だから、彼らは買わない。

その結果、仲間うちで100円・200円の有料記事を売り買いすることはあっても、それは単なる「内輪の小銭の回し合い」にすぎない。noteの住人同士を相手にしていても、主役としての売上はまったく伸びていかない。
少なくとも、私の場合はそうでした。

以前はX(旧Twitter)からの流入が多くて、noteの記事リンクをXに投げていれば、有料記事もそれなりに売れていました。
でも今は、Xで外部リンク付きのポストが伸びづらくなり、noteへの流入も明らかに弱くなっている。

一方で、状況はもうひとつ大きく変わっています。
noteとGoogleが資本業務提携を結んだことで、noteに書いた記事は個人ブログとは比べものにならないスピードと強さで、Google検索の上位に食い込むようになりました。
実際に、提携前後でnote.comへのオーガニック検索流入は倍近くに増えているというデータも出ています。


googleでT「ALESで人気の物語」検索するとなんとTOPに私の「怪獣の腹の中で」が出てきた。 びっくりしました。


だから今、有料記事を買ってくれているのは誰なのか。
それは、これから始めようとして行き詰まり、「どうしたらいいんだろう」とGoogle検索やAI検索に言葉を打ち込んでたどり着いた人たちです。
アカウントを作ったばかりで、まだ自分の記事が1本もないような真っさらなユーザー。ダッシュボードの流入元を見ても、多くはnote内ではなく、検索からやってきている。

彼らは、ただなんとなく記事を眺めているわけじゃない。
「お金を払ってでも、この続きを読みたい」と思ったからこそ、その場でわざわざnoteのアカウントを作り、最初の1本を購入してくれた人たちです。
少なくとも今の私の売上の大半は、そういう「外から検索で流れ着いてきた、まだ何も持っていない初心者層」が支えてくれている――私は、その事実を話したいのです。

そして、ここからが「私の場合はどうだったのか」という、もうひとつの事実です。
私の有料記事を買ってくれている人たちは、一度きりで通り過ぎていきません。
同じ名前が、何度も、何度も、購入通知の画面に出てくる。いわゆるリピーターとして、記事を連続して買い続けてくれている人たちです。
最初は、真っ白なアカウントでした。
プロフィールを開いても、自分の記事は1本もない。フォロワーもほとんどいないし、「スキ」の履歴もスカスカな状態。
けれど、そういう人たちが、最初の1本を買ってくれたところから、少しずつ変わっていくのを私は見てきました。
時間が経つにつれて、彼らのアカウントには自分の記事が並び始め、フォロワーも増え、「スキ」の数もじわじわと伸びていきます。
noteの中で、書き手として、発信者として、しっかり成長していっているのです。
それでも彼らは、成長の途中で私のもとから離れていくどころか、新しい有料記事を出すたびに、何度も財布を開いてくれる。
私は、その姿を何度も見てきました。
だからこそ、あなたにも同じようなユーザーが、きっとすでにいるはずだと強く思うのです。
検索からたどり着き、アカウントを作って、最初の1本を買ってくれた「真っ白な初心者」が、やがて自分の言葉を持つ書き手になりながら、それでもなお、あなたの次の言葉を待ち続けている——そういう人たちが。

あのとき真っ白な状態で私の有料記事を買ってくれた人たちは、今では自分自身で有料記事を書く側に回っています。
それが実際にどれくらい売れているのかまでは分かりません。けれど、少なくとも「読むだけの人」から「自分で売る人」へと、着実に進化していることだけは確かです。

だから私は、あなたの有料記事も、そうした外部からやってきた人たちに、知らないところで何度も「利用されている」と考えています。
タイトルをコピーしてAIに投げれば、小学生でも使えるような生成AIが、それなりに形になった文章を返してくれる。
分からないことがあれば、とりあえずAIに尋ねれば、何でもそれっぽく答えてくれる——そんな時代に、私たちは記事を書いているのです。

だからこそ、二次情報の寄せ集めでは戦えません。
必要とされるのは、あなた自身が体験したこと、上手くいかなかったことも、上手くいったことも含めた「一次情報」です。
その泥臭いプロセスや感情ごとさらけ出した言葉が、はじめて読者の共感をつかむ。そこまで踏み込めない文章は、AIが作った滑らかなテキストと同じ棚に並べられて、すぐに忘れられてしまう。

もちろん、私も同じように悩んでいます。
どう書けば、どこまで自分をさらけ出せば、本当に届くのか。
毎回、試行錯誤中のLaLaLaも迷い続けている一人の書き手にすぎません。
それでもなお、AIには絶対に書けない「自分の一次情報」だけは、これからも手放さないと決めているのです。


「骨格先行型・AI補完執筆法」


これは、AIが書き出す文章をあえて“否定”しながら組み立てていくライティング手法です。

時間はかかります。
AIが出してくる、整っていてきれいな文章をそのまま採用せず、いったん全部疑う。
その上で、人間くさくて、ぶかっこいい自分の文章に差し替えながら、必要なところだけAIを補助として使っていきます。

ここまで聞くと、「じゃあ、全部自分で書けばいいじゃないか」とツッコミたくなるかもしれません。
でも、骨格を出してくれるAIがいるからこそ、私はその骨に、自分だけの肉と血を載せることに集中できるのです。

これこそが、私がこの一年と三か月のあいだに、2700本の記事を書き続けながら辿り着いた「生の情報」です。
AIに頼り、AIを疑い、それでも書くことをやめずに積み上げてきた、私自身の一次情報です。

無数の試行錯誤をくり返して、ようやくここまで来ました。
この記事そのものが、私が通ってきたその道のりの「生の記事」なのです。

今、TALESのランキングに入っている私の小説は、すべて過去に書いた作品を「骨格先行型・AI補完執筆法」でリメイクし直したものです。
新作を書き散らかしたのではなく、AIと組んで、昔の物語を一つずつ“今の自分の言葉”に作り替えていった結果が、いまのランキングにそのまま表れています。



今日、あなたができたことを思い出してみてください。
今までうまくいかなかったのに、ついに納得のいく一枚の画像を生成できた。
自分でも「これは良い」と思える記事を書き上げることができた。
そして、その成果を思い切って有料記事として世に出した——それは本当に、胸を張っていいことです。


なぜなら、その「今日あなたができるようになったこと」が、今まさに同じ場所で立ち止まり、悩んでいる誰かにとっての“道しるべ”になるからです。
あなたが一歩進んだ地点こそが、まだたどり着けていない誰かにとってのゴールであり、希望になります。

だからこそ、どうかクールに、淡々と積み上げてほしい。
AI全盛のこの時代でも、あなたが今日たどり着いたその一歩は、誰かの明日の「有料で買ってでも知りたいこと」になり得るのです。

正直に言います。
身内同士で馴れ合いながら、100円・200円の有料記事が単発で売れたくらいで喜んでいるだけなら、「それで満足していて本当にいいの?」と問いかけたくなります。
厳しい言い方をすれば、そんな世界の中だけで完結しているのは、ビジネスでもなんでもないからです。

でも、現実はそこにあります。
noteの中だけを見ていると、その小さな売上で「やった、売れた!」と一喜一憂してしまう。
けれど、本当に大事なのは、その先です。

さっき話したように、検索からたどり着いて、あなたの記事をきっかけに成長していった人たちがいる。
その人たちが、もっと上を目指したくなったとき、「またあなたの記事を買おう」と戻ってきてくれる。
言ってしまえば、それは“恩返し”のようなものかもしれませんが、商売の本質はまさにそこにあります。

いいものを売れば、また買いに来てくれる。
だから、いいものを作り続けるしかない。
ここでいう「いいもの」とは、AIが数秒で吐き出す整った文章ではなく、あなた自身の体験からしか出てこない、生々しい言葉です。

AIで作ったものが悪いと言いたいわけではありません。
AIは道具として、とても優秀です。
ただ、「お金を出してまで買いたいもの」かどうかと問われれば、そこに価値が宿るのは、最後に必ずあなた自身の体験が乗っているかどうかなのです。





チップがわりにこれをやってみてね🤗

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