全身の稼働率 ──あなたのは何%?
──あなたの身体は、いま何%で動いていますか?
もし身体の“稼働率”を測れたら、
ちょっと興味ありませんか?
実際の現場感覚で言えば
多くの人の身体は
50%も稼働していません。
私たちの身体には、
• 骨:約200本
• 関節:約260
• 筋肉:約600
が存在しています。
本来、理想的な動きとは、
どんな動きでも「全身でひとつの動き」
をつくること。
ということは、
分母(筋肉の総数)は決まっているので、
“1つの動き”を完成させるときに、
分子(参加する筋肉の数)をできるだけ増やす。
のが、理想ということになります。
⸻
チームワーク・チームプレー
この話をチームワークに例えてみます。
仮に2つのチームがあったとします。
Aチームは、
全員で課題に取り組むチーム。
Bチームは、
半分だけが働き、残りの半分は休眠状態。
同じ課題でも、
どちらのチームがスムーズに進み、
どちらが疲労しにくいかは明らかです。
もし、あなたが所属するとしたら、
どっちのチームが良いですか?
⸻
本質は身体もおなじ
“ひとつの動き”をつくるとき、
働く筋肉が多いほど、
ひとつひとつの筋肉の負担は小さくなる。
• 疲労が分散される
• 故障しにくくなる
• 動きに流れが生まれる
• パワーダウンが起きにくい
そう、全身の稼働率が高いほど、
動きは美しく、強く、
持続可能で、しなやかになる。
まさに、“強靭”に。
⸻
パワーを上げるよりも先に、ロスを減らす
多くの人は、
「筋力をつければすべて解決する」と思いがち。
ですが、本当はその前に、
“参加していない筋肉”を目覚めさせることが
最優先なのです。
休んでいるメンバーがいるまま、
一部の筋肉だけで頑張り続けても、
結果は伸び悩むし、痛みも出やすい。
長期戦になれば、尚更そうなります。
偏ったままパワーアップするか?
全身の稼働率を高めてパワーアップするか?
両方「パワーアップ」ですが、
まったく別の未来につながります。
⸻
**うまくいっているならOK。
でも、そうでないなら選択肢を変えてみよう。**
身体が変わらない。
疲れやすい。
痛みが続く。
動きが不安定。
そんなときは、
筋トレの量ではなく、
“参加していない筋肉を招待できているか”
を見直してみると劇的に変わります。
稼働率を高めることは、
あなたの身体を“本来のチームプレー”に戻すこと。
そして、その選択肢はいつだって自分にある。
今日の一日一呼吸。
あなたの身体の“参加メンバー”が
ひとつ、またひとつ増えますように。
※この文章は、
僕が身体を扱うときに
いちばん大切にしている視点を書いたものです。
興味があれば、他の文章ものぞいてみてください。
