【聖地巡礼】『けいおん!』豊郷小学校旧校舎群を訪ねて
⓪はじめに
みなさん、こんばんは。ラッコネコと申します。
ようやく夜風が少し涼しくなってきた今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本稿では表題の通りテレビアニメ『けいおん!/!!』で主人公たちが通っている「桜が丘女子高校」のモデルと言われている「豊郷小学校旧校舎群」(以下豊郷小学校)を訪ねた様子をご紹介できればいいなぁと思っています。お気軽にお付き合いください(豊郷小学校の中の様子だけを見たい方は目次から③-①「まずは校舎の正面から!」に飛んでください)。
①近江鉄道で豊郷駅へ
旅の始まりは近江鉄道の近江八幡駅!京都・大阪方面から向かう際はJRの近江八幡駅で下車し、近江鉄道線に乗り換えるのがおすすめです(敦賀/大垣・名古屋方面から向かうならJRの彦根駅で下車し、近江鉄道線に乗り換えるのがいいです)。

近江鉄道線は昼の時間だと1時間に1本しか運行しておらず、計画を立てずに来てしまったため40分くらい駅周辺で待つ羽目になってしまいました(その間、駅に隣接するイオンで時間を潰していました→後述)。
いよいよあと5分くらいで電車が到着するという段になって、駅に向かいました。切符は窓口か券売機で買うことになっているようですが、窓口の方が少し混んでいたので、券売機の方で購入することにしました。豊郷小学校の最寄りの豊郷駅と近江八幡駅との往復券を買おうと思って券売機のボタンを押したのですが、何度タッチしても発券してもらえず、「まさか、壊れているのか?」と思って窓口の方に並び直しました。ところが、窓口は定期券を発行する人で少し列ができていました。発車時刻もまもなくで、心臓がバクバクしました。
そんなとき、駅員さんが私の挙動不審ぶりに気づいて声をかけてくれました。事情を話すと、なんと「往復券より1日乗り放題券の方が安いから、そもそも往復券は買えなくなっているんですよ」と教えてくれたんです。しかもそのフリーきっぷ、券売機でちゃんと買えるとのこと。教わった通りに操作すると、無事に切符ゲット! 電車にもギリギリ間に合いました。もし駅員さんに声をかけてもらえなかったら、間違いなくもう1時間無為な時間を駅周辺で過ごすことになっていたと思います。改めて、親切な駅員さんに感謝です。


さて、電車は八日市駅どまりで、そこからまた別の電車に乗り換えて豊郷駅を目指すことになります。
八日市駅では少し乗り換えの待ち時間が発生したので、少し駅を見て回りましたが、近江鉄道線の駅では比較的綺麗で立派な駅舎になっています。付近にはショッピングセンターや地元では有名な高校などもあります。



豊郷駅に向かうには彦根方面の電車に乗り換えることになります。彦根と言えばゆるキャラ「ひこにゃん」の印象がやはり強いのか、私が乗った電車は「ひこにゃん」とのコラボカーで、車内にひこにゃんの装飾が施されていました。


だいたい近江八幡駅から1時間くらいで豊郷駅に到着しました。豊郷駅は無人駅なので先頭車両の運転手さんに切符を見せないと下車できません。
あまりよく知らないのですが、「鉄道むすめ」の豊郷あかねさんが駅のホームでお出迎えしてくださるようです。

②豊郷駅から豊郷小学校へ
さて、いよいよ最寄り駅に到着しここから歩いて10分くらいの目的地、豊郷小学校を目指します。

豊郷駅を出てすぐの所にパン屋さんがあるのですが、店内も店外も『けいおん!』の様々なグッズで飾られており、いよいよ『けいおん!』の町に来たのだなぁという実感が湧いてきます(ちなみに近江鉄道の車内放送でも「豊郷小学校」は『けいおん!』のモデル地として知られているというような案内が流れます)。流石に店の写真を撮るのはよくないかもと思って撮りませんでしたが、チョココロネを購入して歩きながら食べました。かなり美味しかったです。皆さんも豊郷小学校訪問の際にはぜひ、立ち寄ってみてください。
駅を出てまっすぐ歩いた突き当りを右折してひたすらまっすぐ歩き続ければいつかは着くという単純な道のりだったので地図アプリとにらめっこすることもなく、周りの雰囲気を楽しみながら歩くことができました。
まず目についたのが電柱の看板でうさぎとカメの形に彫られています。それから「とよさと!!」って書かれているのですが、どことなく『けいおん!!』のフォントとデザインに似ていませんか(下に写真)。こんなところからも豊郷がいかに『けいおん!』の町であるのかがよく分かります。


さて、駅を出てからまっすぐ歩いて突き当りを右に曲がるとしばらく細い道が続きます。端の方に寄って歩いても車がギリギリを通り過ぎていくので少しヒヤリとします。また、車がすれ違う時に私が歩いているからかどちらかの車が止まってくれるので、本当に申し訳ないと思いながら歩いていました。


それからなぜか最近旅行先に行くとマンホールのデザインが気になってしまうのですが、豊郷にも独自のデザインが施されたマンホールがありました。どうやら中央から町章、江州音頭を踊る人々、町の花であるツツジ、踊りに使われる提灯の順に配されたデザインになっているようです。

さて、しばらく歩いているとようやく豊郷小学校前と書かれた信号機が。もう間もなく心待ちにしていたテレビアニメ『けいおん!』の聖地、豊郷小学校旧校舎群と対面します。

③豊郷小学校を見学
⓪概要
所要時間:1時間半から2時間あれば十分見て周ることができます。
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日火曜日)・年末年始
以下のURLからどの日に施設が貸し出されているかもチェックできます
ボランティアガイド - 豊郷小学校旧校舎群 貸館について
撮影:館内は撮影できます
入館料:無料
訪問者:9月の平日のお昼ごろに行きましたが、訪問者の数は少なくゆっくりと見て、自由に写真を撮ることができました。また、属性としては一人で訪れている30代くらいの男性の方が多かったように思います。『ガールズバンドクライ』のグッズをお持ちの方もいたので、やはりアニメ好きの方が多いのかなと思います。他に大学生くらいの方で友達同士で来られているような方やご夫婦で来られているような方もいました。スポーツカーで来られている方もいました。
施設環境:空調は3Fと観光案内所は効いていました。廊下や講堂などはかなり暑かったので暑さ対策が必要かもしれません。また、トイレは校舎の1Fのものが使えました。スリッパに履き替えて校舎内を見学することになるのですが、下駄箱に入れるのが不安な方は靴を入れる用の袋を持ってきた方がいいかもしれません。観光案内所でお土産を買えます。
歴史:「近江ミッション」の設立者として知られるアメリカ人のヴォーリズ氏による設計で、1937年の建物でありながらなんと鉄筋コンクリート造り!「東洋一の小学校」として広く知られていたようです。現在では国の登録有形文化財にもなっているようです。

ヴォーリズ氏は現在のクラレやクラボウの社長として知られ、大原美術館などを設立した大原孫三郎氏らと並びフィランソロピー型の企業家として有名です(日本史の入試に出るかも?)。ちなみに近江商人で丸紅の専務であった古川鉄治郎氏によってこの小学校は寄附されており、豊郷は近江商人をたくさん輩出した町でもあるようです。丸紅の新入社員の研修?の場にもなっているようです。
①まずは校舎の正面から!
正門から入った瞬間、アニメの映像そのままの情景がぶわっと広がってきて、アニメのあまりの再現度に感動を覚えました。ああ、ここが彼女たちが通っていた高校なのかとアニメの世界に一歩足を踏み入れた気がしました。

そして、アニメの中でも度々コスプレ?をして登場する校長先生の胸像のモデルも外にありました。どうやら先ほど述べた丸紅専務の古川氏の胸像のようです。


②ライブが開かれた講堂!!
次に正門から見て右手側にある講堂に向かいました。アニメでは入学・卒業式と新歓・学園祭ライブの際に登場しました。

講堂の中に入ったらまずは入り口の壁際からステージの方向を見てみました。あずにゃんはこのあたりの位置から新歓ライブを見てその演奏に感動して入部を決意したんだなぁ…。

せっかくなのでステージに上がってみました。これがライブの際に彼女たちが見た景色なのかと思うと感慨深くなります。

さて、この講堂の建物的な特徴としては入り口からステージに向かってなだらかな傾斜がついていることでしょうか。恐らく後ろからでもステージが見えるようにという視認性の確保の観点と音を全体的に届きやすくさせるためという音響面の観点からの工夫なのでしょう。

それから2階席があることも特徴ですね。普通の小学校に2階席があるだなんて、劇場みたいで本当にかっこいいと思います。これも先ほどと同様の効果を求めてのことなのでしょう。特に高い位置からの音の跳ね返りが加わることで音響面がさらによくなるのでしょうか。さらに、2階席があることで客席全体がステージを包むような形になり、より一体感や臨場感が高まりそうです。もちろん収容人数も増えますね。

③いよいよ校舎内へ!!!
さて、いよいよお待ちかねの校舎内に足を踏み入れます。
1Fは現在も図書館や子育て支援センターなどに利用されているようなので、この階の探索は廊下だけにしておきます。さわ子先生が在りし日の黒歴史を抹消するために廊下を駆け抜けたあのシーンがなぜか思い出されました。

ちなみに階段にはおなじみのうさぎとカメの像がありました。西日が差し込んだ階段がすごくレトロで懐かしさを感じました。


2Fも取り立てて紹介するものもないのかもしれませんが、教室の中を少しだけ見ることができました。窓側の席で何の部活に入ればいいのだろうと入部届を前に悶々としていた唯ちゃんの姿がおぼろげに浮かんできます。


それからバザーか何かの会場になっている部屋もあって、たくさんのくまのぬいぐるみが並べられていました。

廊下の一番端の階段の近くに手洗い場があるのも少し面白いなと思いました。だいたい教室の前にある印象があったから。


④澪ファンクラブのお茶会の会場へ!!!!
1段1段階段を上って、いよいよ3階に到着、放課後の世界に入っていきます。まずは、澪ファンクラブのお茶会が開かれたあの部屋(ムギさんと律ちゃん・澪さんとが初めて出会った場所でもあり、放課後ティータイム始まりの場でもある)を見学します。

個人的に『けいおん!』の楽曲の中でもお茶会のときに披露された「ぴゅあぴゅあはーと」はかなり好きな曲で、ずっと頭の中でそのメロディが流れていました。メロディがすごくきれいで爽快な感じですよね。でも歌詞を併せて聴くと切なくて、寂しい気持ちにもなるすごく不思議な曲です。
併せてステージからの景色も撮っておきました。ここで「ぴゅあぴゅあはーと」が演奏され、あずにゃんと澪さんとのケーキ入刀という謎の企画も行われたのですね。

ステージの袖には彼女たちが愛用している楽器も並べられていました。

⑤軽音楽部の部室へ!!!!!
部屋の中に一歩足を踏み入れるとアニメの中で何度も見た放課後のまま時間が止まっているように感じられました。卒業式後のあずにゃんの涙や最後の学園祭ライブが終わった後にこの5人で高校の学園祭ライブをすることはもうできないんだって、時間の有限性を実感しそれ故に今の時間がどんなにかけがえのないものであるかを嚙み締めたあの『けいおん!!』を代表する屈指の名シーンが蘇ってきます(どうでもいい話ですが、このシーンの存在故に少なくとも『けいおん!』は無時間性の要件を欠くので所謂批判的意味で使われる際の空気系の作品には当たらないのではないかとずっと思っているのです)。

そして、ムギさんが用意した高級ティーセットが並べられた机を見ていると、放課後ティータイムの5人とさわ子先生とが他愛のない話を繰り広げている様子が目の前に浮かび上がってくるような気がします。



そして、窓際に置かれたオルガンを覗いてみるとあずにゃんが先輩たちに宛てて書いた手紙や先輩たちがあずにゃんのためだけに演奏した「天使にふれたよ」の楽譜などが立てかけられていました(なんと登場人物の一人一人が楽譜に注意点などメモを書きこんでいる!)。ぜひ訪れた際は1つ1つ見てほしいと思います。


また、訪問者が自由に感想やメッセージを書き残せる「訪問ノート」も置かれており、開けてみるとたくさんの言語でコメントが書かれており世界中から『けいおん!』ファンが訪れていることがよく分かりました。また、ノートの1ページ目が今年の8月の日付になっていましたが、私が訪れた9月の中旬の段階で既にほとんど最後のページまで埋まっていたので、未だにたくさんの人に愛され続けている作品なんだなと思いました。やたらと絵が上手い人もいて、見ているとなかなか面白いものでした。

部室の隅には唯ちゃんが持ち込んだケロちゃんも佇んでいました。

⑥最後に観光案内所へ!!!!!!
観光案内所にはたくさんの『けいおん!』グッズが展示されていると聞き、訪ねてみました。元々は図書館として利用されていたようでこちらの建物も登録有形文化財に認定されているようです。

中に入ってみると左手にお土産コーナー、中央に飲食が可能なスペースが広がっていました。

そして、1階の奥側から2階に『けいおん!』のグッズがたくさん展示されていました。作中にも登場するギターやベースなどが何本も展示されている様子は圧巻です。ファンの方が寄贈された物のようで、楽器の値段を鑑みるとファンの方々の熱量が伝わってきます。



そして、書籍が陳列されている棚を見に行くと様々な言語で書かれた『けいおん!』の漫画がたくさん並べられていました。こちらも寄贈品のようなので、『けいおん!』という作品が世界中のアニメファンから愛されていることがよく分かります。


そして、2階には主人公たちの等身大パネルも設置されており、これはこれで壮観でした。他にもフィギュアやタペストリー、ポスターなどが展示されており、恐らくすごく貴重なアイテムもたくさんあるのだと思います。ぜひ、ご自身の目で確かめて見てください。

最後にお土産コーナーでお土産を買って帰ることにしました。『けいおん!』関連のグッズはいくつかありましたが、旅の思い出に豊郷限定デザインのキーホルダーを購入しました。私が行った時点では澪さんか律ちゃんのデザインしかなかったのですが、律ちゃんのデザインのものがめちゃくちゃ残っていて少しショックを受けました(『けいおん!』では律ちゃん推しなので、私的にはちょうどよかったのですが。入荷したてだったということにしておきましょう)。


これにて豊郷小学校への聖地巡礼は終了です。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
私にとってこれが初めてのアニメ聖地巡礼でしたが、ものすごく貴重な経験になりました。実際にモデル地を訪れることで憧れの作品世界の中に引き込まれましたし、作品への解像度が上がった気がします。この旅を通してより『けいおん!』という作品のことがもっと好きになりました。
今後も機会があれば、最難関と思われる『宇宙よりも遠い場所』の南極はさておき、他の作品のモデル地へも足を運びたいと思います。
④最後に-『けいおん!』に関する雑談など-
①『けいおん!』において4人が同じ大学に進学したという下りへの批判について
アニメ『けいおん!』において主要登場人物4名が同一の女子大に進学する展開については、「同じ大学に進学しなければ壊れてしまうほどに脆い友情だったことの証左だ」とする批判が存在する。しかしながら、この批判は作品の文脈を踏まえた場合、必ずしも妥当とは言えない。確かに、例えば『宇宙よりも遠い場所』が提示したように、もしかすると同じメンバーで会うことはもうないのかもしれないけど、それでもずっと友達であると信じ続けられるとする友情の在り方は美しく、また現代社会における「自立に基づく友情」の価値観と親和的である。そのため、「離れても続く友情」の方がより強固であり尊いとする見解が生じやすいことは理解できる。
しかしながら、『けいおん!』における進路選択は必ずしも依存や安易な逃避の結果ではない。例えば、ムギさんは当初から女子大志望であったが、唯ちゃんと律ちゃんとは当該大学への進学を実現するために学力面で相当の努力を重ねている。また、澪さんは推薦入学の機会を辞退し仲間と同じ大学を選択しているが、その大学は名門とされており、進路としての合理性を欠くわけではない。したがって、主要登場人物4名が同一大学に進学したのは、友情を継続させるために努力を通じて選び取られた積極的な選択と位置づけることができ、友情のために努力する姿勢に肯定的意義を認めることが可能である。と言うか、そもそもずっと一緒にいるのはずっと一緒にいたいと思えるような時間を紡いできたからこそであって、それはそれでとても尊いのではないだろうか。
さらに、「放課後ティータイム」というグループの枠組みに注目すれば、上級生組と後輩であるあずにゃんとは離れ離れになるが、原作の続編においてはその友情が揺らぐことなく描写されている。この点から、『けいおん!』は「同じ進路を選択する友情」と「異なる進路を歩んでも継続する友情」の双方を物語内に内包していると評価できる。
以上を踏まえるならば、「ずっと一緒に居続ける友情」と「離れても継続する友情」とは、いずれかが優越的であるというよりも、それぞれが異なる観点から友情の価値を提示しているにすぎない。したがって、『けいおん!』に対する当該批判は、作品が有する多面的な友情の表象を看過している点において、限定的な妥当性しか持ち得ないと結論づけられる。
②「ぴゅあぴゅあはーと」の歌詞について
『けいおん!』に登場する楽曲「ぴゅあぴゅあはーと」の歌詞解釈については、まず作中の設定上、澪さんが作詞を担当したとされている点を踏まえる必要がある。仮に澪さんによる創作として読むならば、その内容は、「あなたのことが好き」という最も率直な言葉だけが伝えられないという葛藤に端的に表れている。すなわち、あなたのことが好きという言葉以外は私の意思を言葉にして言えるのに、あなたが私の気持ちを受け入れてくれるか分からないから怖くて伝えられない。いっそのこと勢いに任せて言えればいいのにそれもできない。そのため純粋な感情は心の内で肥大化し続け、大気圏を超えるほどに膨らむイメージとして提示されるが、その時にはもう時間が結構経っていて、結局その思いを伝えられないまま相手が遠くへ行ってしまうという片思いの歌として理解するのが自然である。
しかしながら、澪さんによる作詞という枠組みを取り払えば、別の読みが可能となる。すなわち、この楽曲を澪ファンクラブを組織し、時にストーキングまでした曽我部先輩の心情表現として捉える解釈である。曽我部先輩にとって澪さんは、憧れと愛着の対象であり、その感情は「純粋なファン心理」として暴走し、現実的な関係性や距離感を見失うほどに高まっていた。しかし卒業により物理的距離が生じるなか、元生徒会長としての自制や進学の事情もあり、最終的に澪さんを「追いかけたいけど追いかけない」という決断に至る。この意味で「ぴゅあぴゅあはーと」は、放課後ティータイムによる卒業ライブを最後に澪を見送った曽我部先輩の心情を象徴的に表す歌詞であるとも解釈できる。実際、後日のお茶会に彼女が北海道から戻らなかった事実は、この解釈を補強している。
このように「ぴゅあぴゅあはーと」は、劇中の設定を優先すれば澪さんの誰かに対しての片思いの歌として読むことが妥当である一方(澪さんが片思いしていたという描写はないが、もし自分が恋をしたらと想像して書いた歌詞なのだろうか)、メタ的に解釈すれば曽我部先輩の心理描写と結びつけることも可能である。両者は矛盾するのではなく、むしろ同一の楽曲が二重の意味を帯びて響くことを示している。結果として、この歌詞は「キャラクターの感情を映す劇中歌」であると同時に、「サブキャラクターの心情を代弁する寓話」としても成立していると個人的には思っている。
③近江八幡のイオンシネマで『まどマギ』の前売り券を
近江八幡駅で40分間電車を待つ羽目になったのですが、その間駅に隣接しているイオンで時間を潰していました。『魔法少女まどか☆マギカ』の新作映画の前売り券がだいぶ前から発売されていてほしいと思っていたのですが映画館に行く機会がなく、そういえばイオンには映画館が併設されているのでせっかくなので見に行ってみました。
早期購入特典のクリアファイルはもうなくなっているんじゃないかと半ば諦めていましたが、意外にもまだ残っていて手に入れることができました。週末に『チェンソーマン』と『鬼滅の刃』の映画とを観ようと思っていたところだったので、その際でもよかったのかもしれません。ところで、ムビチケ型の前売り券を買ったのは初めてで使い方があまりよく分かっていないのですが、おいおい調べてみようと思います。来年の楽しみが一つできました。


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