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【第1回】「血液検査では異常なし」それ、実は『隠れ貧血』かもしれません

血液検査で貧血と診断された。
血液検査で問題はなかったけど、なんか不調。
現代医学では「異常なし」でも、中医学でみると「問題あり」
このようなアラフォー女性、たっくさんいらっしゃいます。

今日は、知っているようで実は知らない「貧血」の詳しい意味を現代の医学(西洋医学)と、中国の伝統医学(中医学)の視点から分かりやすく整理していきたいと思うので、悩んでいる方は要チェックです!


病院の検査で言われる「貧血」とは?

病院では、貧血のことを「血液の中にある酸素を運ぶ成分(ヘモグロビン濃度)が基準より少なくなった状態」と決めています。

医学的な「貧血」とは、スマホの充電画面(ヘモグロビン)が「残り5%」で、今にも画面が消えそうな状態を指します。

赤血球という細胞の中にある酸素を運ぶパーツ(ヘモグロビン)が足りないと体の中が「酸欠(酸素不足)」状態に。
このヘモグロビンが残りわずかな状態が「貧血」とされています。(※フェリチンも減っている。後半で詳しく)

酸欠になると、めまい、息切れ、強いだるさが起こります。

【世界保健機関(WHO)が決めた貧血の基準】
大人の男性:13.0g/dL未満
大人の女性:12.0g/dL未満

健康診断で「貧血です」と言われるのは、画面中に表示されている充電マークが完全に減ってしまったときです。


検査をすり抜ける「隠れ貧血」とは?

隠れ貧血は潜在性鉄欠乏(せんざいせいてつけつぼう)」といわれています。

スマホの例えでいうなら、画面上の充電マーク(ヘモグロビン)は100%になっているけれど、実はスマホの『バッテリー自体(フェリチン)』が寿命を迎えている状態体の中の「フェリチン(貯蔵鉄=鉄貯金)」が不足している状態のこと。

※フェリチンとは、体の中で余った鉄分を貯めておくための「鉄の貯金箱(貯蔵鉄)」。スマホでいう「バッテリーの最大容量」のようなもの。

体の中の鉄分が足りなくなってくると、体はまず「貯金箱(フェリチン)」を崩して、毎日の生活に必要な「画面の充電(ヘモグロビン)」を100%に見せかけようと頑張ります。

鉄不足のスタート段階では、健康診断を受けても「画面上は100%だから異常なし!」とすり抜けられてしまう。
これが隠れ貧血の正体です。

【隠れ貧血の目安(フェリチン値)】

鉄の貯金箱の数字(フェリチン値)が 30ng/mL未満(特に10〜15ng/mL以下)になると、黄色信号「隠れ貧血」と判断されることが多いです。

普通の健康診断のメニューには、この「鉄の貯金箱(フェリチン)」を測る検査が入っていません。ここが落とし穴でもありますね‥(次回詳しく書きます)

貧血とは‥
画面の充電(ヘモグロビン)も、中身のバッテリー(フェリチン)も、両方とも完全に減ってしまっている状態
※貯金箱が空っぽ、ついにお財布の現金も底を突いた状態。

隠れ貧血とは‥
画面の充電(ヘモグロビン)は100%。だけどそれは中身のバッテリー(フェリチン)を無理に取り崩して維持しているだけ
だから、実際のバッテリー(フェリチン)はスッカスカ。


中医学で考える「貧血」とは?

ここまでは西洋医学のお話でしたが、中医学の視点をのぞいてみると、さらに面白いことがわかります。

中医学では、血液検査の数値は一切使いません。
その代わり、全身に栄養を与える「血(けつ)」が不足した状態を「血虚(けっきょ)」と呼んで、これを「貧血」として捉えます。

中医学の「血」は、単に酸素を運ぶだけでなく、「肌や髪を潤す」「心を穏やかに安定させる」という大切な働きを持っています。
そのため、これが不足すると、めまいだけでなく、以下のようなサインも見られやすいです。

  • 肌や髪がカサカサに乾燥する、爪が割れやすい

  • 目が乾く

  • 夜ぐっすり眠れない、夢をたくさん見る

  • 理由のない不安感、気分の落ち込み

中医学では、血液検査の数字がどんなに正常であっても、体にこれらの不調が出ている時点で「血が足りていない」と考えます。

つまり、中医学(東洋医学)の視点では、そもそも「隠れ貧血」なんていう言葉はなく、「画面の表示がどうあれ、しんどい症状が出ているならば、それは血の不足だよ」と教えてくれているんです。


異常なしが隠れ貧血であることも‥

「病院の検査で貧血って言われなかったから大丈夫」とは言い切れないのが、隠れ貧血の難しいところ。

画面の表示(ヘモグロビン)は100%だけど、中身のバッテリー(フェリチン)が寿命寸前のとき、私たちの心と体の中では助け舟のサインを出しています。

今は普通に過ごせてる、元気、血液検査では異常なし。
でも、血虚のサインは出ている。これ、恐怖です。あなどれません。

次回(第2回)の記事では、この「隠れ貧血」をより詳しく紐解いていきます!めちゃくちゃ勉強になると思うので参考にしてくれたら嬉しいです。


※本記事内容は、特定の疾患の診断、治療、予防を代行するものではありません。長引く不調がある場合や、ご自身の正確な体調を知りたい場合は、自己判断せず、必ず医療機関(内科・婦人科など)を受診し、医師の診察や検査を受けてください。

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