AI時代にブログは終わると思っていた。12年目の個人ブログを再開した理由
どうも、久我レイジです。
先日、久しぶりにエックスサーバーの管理画面を開きました。
契約してから、もう12年ほどになります。昔は検索順位やアクセス数を毎日のように確認し、数字が少し伸びただけで喜んでいました。
でも、ここ数年はほとんど放置。
発信の中心はXになり、noteも始めました。作品はYouTubeで公開し、Project Aliveの公式サイトも作った。個人ブログまで動かさなくても、もう十分ではないかと思っていたんです。
生成AIが広がり始めた頃には、「ブログの価値は下がるかもしれない」と発言したこともあります。
AIに聞けば、その場で答えが返ってくる。検索結果から何本もの記事を開き、情報を探す人は減っていく。
当時は、わりと本気でそう考えていました。
それから1年、2年とAIを使い続けて、今は少し違う見方をしています。
AIを使うほど、文章の向こう側が見えてきた

AIは本当に便利です。
僕自身、ゲーム開発やブログの仕組みづくりなど、以前なら知識がなくて諦めていたことにも手を出せるようになりました。
ただ、AIの答えの向こう側には、誰かが書いた知識や、実際に試した記録、失敗した人が残した注意点があります。
もちろん、記事を書けば必ず検索されるわけでも、AIに引用されるわけでもありません。
それでも、残される情報が少なければ、返ってくる答えも似たものばかりになっていく。人が経験したことを文章にしなければ、AIが拾える世界も広がりません。
AIが普及すれば文章はいらなくなると思っていたのに、毎日使った結果、逆にテキストの必要性を感じるようになりました。
少し皮肉な話です。
『クロスロード』は、映像だけでは残しきれなかった

このことを考えたとき、メタバースドラマ『クロスロード』が浮かびました。
完成した映像だけを見れば、そこにあるのは一つの物語です。でも、その裏側には3年以上の時間があります。
一度は権利の問題で止まり、公開できない期間もありました。そこから作り直し、最終的には61人が関わる作品になりました。
止まったときの悔しさも、もう一度作ろうと決めた理由も、映像を再生しただけでは分かりません。
作品には、作品だけで届く感情があります。
一方で、文章にしなければ消えてしまうものもある。
なぜ作ったのか。途中で何が起きたのか。それでも、なぜ完成させたかったのか。
そうした記録は作品の外側にあるようで、長く育てていくためには必要なのかもしれません。
良い作品なら自然に見つけてもらえる。
僕も、どこかでそう思いたかったです。
でも現実は違いました。知られなければ、存在しないのと近い。だから発信も必要になるし、検索される場所も作らなければならない。
制作だけに集中できたら楽なのに、と思う気持ちは今でもあります。
それでも、届けるところまで含めて創作なのだと、何度も思い知らされてきました。
きれいに分けても、たぶんまた迷う

今も、noteは続けています。
noteは、そのとき考えていることや、創作の途中で感じたことを書く場所として相性がいい。読んでくれる人との距離も近く、反応も返ってきます。
個人ブログでは、検索される情報やAI活用、制作で得た知識を残したい。
Project Aliveの公式サイトは、『クロスロード』や今後の作品、活動実績をまとめる拠点です。
こう書くと、きれいに役割が分かれているように見えます。
でも実際は、何度も迷うと思います。
これはnoteなのか。ブログなのか。公式サイトにも必要なのか。
本業をしながらドラマを作り、ゲーム開発を進め、創作や発信を支える自分専用のAIツールも作ろうとしている。その上で複数の媒体を育てるのは、正直かなり欲張りです。
全部を完璧に続けられるとは思っていません。役割分けも、途中で変わるかもしれない。
ただ、一つの場所だけですべてを届けるのは難しいと、今は感じています。
ブロガーに戻るためではない

個人ブログを再開するのは、昔のようなブロガーに戻るためではありません。
これからも主軸はメタバースドラマ制作です。そこからゲーム開発へつなげ、AIを使った新しい仕組みも作っていきたい。
ブログは、その過程で得たものを、その場限りで終わらせないための場所です。
うまくいかなかった方法も、制作中に気づいたことも、残しておけば数年後に誰かが見つけるかもしれない。
本当にそうなるかは分かりません。検索もAIも、これからさらに変わります。
久しぶりに開いた管理画面には、昔の僕が書いた記事が残っていました。
あの頃の僕は、AIが当たり前になった時代に、もう一度ここへ戻ってくるとは思っていなかったはずです。
終わると思っていた場所に、これからの創作を残そうとしている。
まだ少し、変な感じがしています。
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