見出し画像

適応障害で退職するなら知っておきたい「特定理由離職者」|失業手当がすぐもらえた話

「自己都合だから、しばらく失業手当は入りませんよ」

もしハローワークでそう思い込んでいたら、私は生活が詰んでいました。

普通、自己都合で退職すると、失業手当はすぐにもらえません。

待機期間のあとに「給付制限」という期間があって、その間はお金が一切入ってこない。

でも私は、待機のあとすぐにもらえました。

「特定理由離職者」として認定されたからです。

適応障害で退職した人は、この制度を知っているかどうかで、生活が変わります。

知らなければ、お金が入らない期間に貯金を削る。知っていれば、すぐに失業手当をもらえる。

この差は大きいです。

この記事では、特定理由離職者とは何か、どうやって認定を受けるか、私が実際にハローワークでやったことを全部書きます。

前回の記事はこちら


このマガジンは、適応障害で退職して1年無職になった竹久夢藤の、お金の実録です。

このマガジンの全記事まとめはこちら。

まだ私を知らない方はこちらから。


特定理由離職者とは何か

特定理由離職者とは、簡単に言うと「やむを得ない理由で辞めた人」のことです。

自己都合退職でも、正当な理由があれば、会社都合に近い扱いを受けられる。

正当な理由とは、こういうものです。

病気や体調不良で働き続けられなくなった。家庭の事情でやむを得ず辞めた。通勤が困難になった。

適応障害やうつでの退職は、この「病気で働き続けられなくなった」に該当する可能性が高いです。

「自分の意志で辞めた」のではなく「働けない状況になって辞めざるを得なかった」という扱いになる。

普通の自己都合退職との違い

普通の自己都合退職と、特定理由離職者では、もらえるお金のスピードが全然違います。

普通の自己都合退職:

待機期間7日→給付制限(2025年4月以降は原則1ヶ月)→やっと支給開始

つまり、退職してから失業手当が入るまで、1ヶ月以上かかります。その間、収入はゼロです。

特定理由離職者:

待機期間7日→すぐに支給開始

給付制限がないんです。

待機の7日が終わったら、すぐに失業手当をもらえる。

この差は、生活に直結します。

退職直後でお金が不安なとき、1ヶ月待つか、1週間で入ってくるか。

適応障害で退職するなら、この違いを絶対に知っておいてください。

私がハローワークで実際にやったこと

私の実体験を書きます。

適応障害の診断書を持っていきました。

退職前の残業時間を証明する書類も用意していました。残業120時間を超えていたので、その証明です。でも、結局そちらは使いませんでした。

窓口で適応障害の診断書を見せました。

そして、こう伝えました。

「退職時は適応障害で働けない状態でした。でも今は回復して、働ける状態です」

これがポイントでした。

このひと言で、特定理由離職者として認定されました。

そして給付制限なしで、すぐに失業手当をもらえるようになりました。

「今は働ける」と伝えることが重要

ここを間違える人が多いので、詳しく書きます。

失業手当は「働ける人が、仕事を探している」状態に支給されるものです。

だから「もう働けません」と言ってしまうと、失業手当の対象外になります。

適応障害での認定のポイントは、この2つを両方伝えることです。

①退職時は、適応障害で働けなかった

これで「やむを得ず辞めた」という正当な理由になります。

②今は回復して、働ける状態になった

これで「失業手当をもらう資格がある」という状態になります。

「退職したときは働けなかった。でも今は働ける」

この状態を伝えることで、特定理由離職者として認定されて、失業手当をもらえる。

私はこれを伝えて認定されました。

認定に必要な書類

私の経験とハローワークの情報を整理します。

必須の書類:

離職票(会社から退職後10日〜2週間で届く)。本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)。写真。印鑑。通帳。

適応障害での認定に必要な書類:

医師の診断書。これが一番大事です。

通院記録・診察券・処方箋など、継続的に通院していた証明があるとスムーズです。

診断書の書いてもらい方

診断書は、ただの診断書じゃダメな場合があります。

ハローワークには所定の様式があることが多いです。

初回にハローワークに行ったとき、窓口で「健康理由の診断書用紙をください」と頼んでください。事前に電話で確認しておくとスムーズです。

その用紙を医師に持っていって、書いてもらいます。

診断書に書いてもらう内容のポイントは、これです。

「退職時は、適応障害で前職の業務を続けるのが困難だった」

「現在は回復して、業務内容が変われば就労可能」

この2つが書いてあると、特定理由離職者の認定がスムーズです。

医師に依頼するときは、こう伝えてください。

「適応障害で前の仕事を続けるのが困難だったが、今は回復して働ける、という内容で書いてほしい」

退職前から通院していると、診断書も書いてもらいやすいです。

認定をスムーズに受けるコツ

私の経験とハローワークの情報から、認定をスムーズに受けるコツを書きます。

① 退職前から通院記録を残す

通院していた証拠があると、認定がスムーズです。

適応障害かもしれないと思ったら、早めに心療内科に行っておく。

② 離職票が届いたらすぐにハローワークへ

来所が遅れると、失業手当をもらえる期間が短くなる場合があります。

離職票が届いたら、すぐに動いてください。

③ 事実ベースで簡潔に伝える

窓口では、感情的にならず、事実を順番に伝えます。

「適応障害で業務を続けられなくなって退職した。今は回復して働ける。特定理由離職者として認定してほしい」

この流れで、簡潔に伝えるのがいいです。

④ 診断書と通院歴を積極的に見せる

聞かれる前に、診断書と通院記録を出す。

証拠があるほど、認定がスムーズになります。

認定された後の流れ

特定理由離職者として認定されたあとの流れです。

ハローワークで求職申込・離職理由の説明
 ↓
診断書などを提出
 ↓
待機期間7日
 ↓
雇用保険受給者説明会に参加
 ↓
待機後すぐに支給開始(給付制限なし)
 ↓
4週間に1回の認定日に求職活動を報告

退職してから失業手当が入るまで、全体で1ヶ月程度が目安です。

普通の自己都合退職だと、給付制限があるので2ヶ月以上かかる。

その差が、特定理由離職者のメリットです。

よくある失敗例

認定されないケースもあります。注意点を書きます。

診断書がない、または内容が曖昧:

病名だけ書いてあって「就労可能かどうか」が書いていないと、認定されにくいです。

「今も働けません」という診断書:

現在も就労不可だと、失業手当の対象外になります。「今は働ける」という内容が必要です。

離職票の異議申し立てをしない:

離職票の理由が「自己都合」になっていても、異議があれば「異議あり」にチェックして事情を書けます。

来所が遅れる:

退職後、長期間経ってから来所すると、回復の証明が難しくなる場合があります。

知らないと損する制度

特定理由離職者は、知らないと損する制度の代表です。

「自己都合だから給付制限がある」と思い込んで、何もしないと、本来すぐもらえるはずの失業手当が1ヶ月以上遅れる。

その1ヶ月の差が、適応障害で退職した人には大きい。

収入がない不安は、回復を妨げます。

「すぐに失業手当が入る」という見通しが立つだけで、心が少し楽になります。

適応障害で退職するなら、特定理由離職者という言葉を、絶対に覚えておいてください。

まとめ:診断書と「今は働ける」が鍵

特定理由離職者についてまとめます。

適応障害での退職は、特定理由離職者に該当する可能性が高いです。

認定されると、給付制限なしで、待機7日のあとすぐに失業手当をもらえます。

認定の鍵は、診断書と「今は働ける」という説明です。

「退職時は働けなかった。今は回復して働ける」

この状態を、診断書と窓口での説明で伝える。

私はこれで認定されて、待機のあとすぐに失業手当をもらえました。

知っているかどうかで、生活が変わります。

あなたには、先に知っておいてほしいです。


このマガジンの全記事まとめはこちら。

同じ適応障害から這い上がった全記録はこちら。

崩壊してもキャリアは終わらない|適応障害×AI転職はこちら。


ここから先は

0字
適応障害で退職して1年無職になった私が、お金に困った実体験から書くお金マガジンです。残業120時間で特定理由離職者と認められ、失業手当を待機2週間ですぐもらえた話。受給中に職業訓練を始めて月23〜25万円もらいながら資格も取った話。お金を途切れさせない制度の使う順番を全部書きます。失業手当・職業訓練給付金・傷病手当金・自立支援医療・障害年金まで。知っていれば、もっと楽でした。

適応障害で退職。1年間、無職だった。 お金に本当に困った。 でも、なんとか生き延びた。 残業120時間で適応障害になった私は、特定理由離職…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

最後まで読んでくれてありがとうございます。漢字も書けない高卒の私の言葉が、誰かに届くなんて、昔は想像もできませんでした。チップ不要です!いいね・コメントもらえると励みになります。