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努力することの意味

最近、「『努力すれば必ず報われる』なんて教えるから日本はダメになるんだ」というようなことを度々目にしました。

私のような人生後半戦に入っている人なら、「必ず報われるなんてことはない」という現実をよく理解していますが、これを教え込まれた若者たちはが、いざ社会に出て、全く報われることなく、「それまでの努力が完全に無駄だったんだ」と感じる時の落ち込みようは、容易に想像がつきます。

心理学上は、「人間は無意識に『世界は公平だ』と信じたがる傾向がある」そうです。これに基づいて、現実を顧みない教育をしているから、世の中の不条理に直面すると、立ち直れなくなる人が出て、最悪犯罪に手を染めるようになってしまうのです。

ココでの要点は、「努力が無意味というわけでは決してない」ということです。
「報われないこともある」ということをしっかり伝える
つまり教え方が悪いということなのです。

では、努力する意味は何なのでしょう。


<努力する意味とは>

(成長するため)

努力することの最大の意味とは、自分を成長させることだと思っています。

日々努力を積み重ね、
「昨日できなかったことができるようになる」、
「昨日より今日の方が一歩前に進めている」、
「知らなかったことを知ることができる」、
そのための続ける力、耐える力、考える力など、様々な力を養うことができるのです。

それまでできなかったことができるようになるとき、自分の成長、自分の可能性を実感できるのです。

(夢を実現するため)

夢や理想・目標といった、思いや願いを現実のものにしていく、変えていく力が努力なのです。

(自信をつけるため)

「自分には出来る」、「やればできる」と信じて努力すること、
自分を信頼して続けることが努力です。

「自分には出来ない」と諦めてしまうと、努力はできなくなります。

(人の役に立つため)

努力して得た技能や知識は、人の役に立つことが多く、喜んでもらえることで報われた気持ちになり、「努力してよかった」と思えるのです。

(充実感を得るため)

目標に向かって努力している時、人はとても充実しています。
生きている実感を感じているとさえいえるのです。

<努力しても成果が出ないとき>

努力を続けていても、全く成果が出ないことがあります。

(ずれている)

一番に考えられる原因は、「努力する方向がずれているのではないか」ということです。
間違った方向に努力していても、目指すところにはいけません。

いったん立ち止まっそれに気づくことです。

(効率が悪い)

努力の仕方が効率的でない場合も、無駄に労力を消費しているだけで中々成果が出ないとなりやすいです。

少しやり方を変えて見たり、工夫してみることで、一気に前に進むことがあります。

(あと少し)

そして、成果が出ないと諦めかけた時は、ゴール目前かもしれないという場合があります。
「あともう少しで結果が得られたのに、やめてしまってもったいない」ということもあるのです。

プラトンの言葉にも、

「成果の出ないのは理想がまだ形になっていないだけだ」

というものがあります。
もうすぐ形になろうとしているだけなのかもしれません。

エジソンも言っています。

「人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ。」

エジソンの名言を書いた記事もあります。良かったらご覧ください。

(自分のペースで)

周りの人がどんどん成長して言っているのに、自分だけ取り残されているように感じる時があります。
そうなると「もう努力しても無駄なのかも」と思えて来てしまいます。

他の人に負けたくない勝ちたいと思うよりも、まず自分がどう変わってきているか、どれだけ成長できているかを自覚すべきです。

ニーチェの言葉に、

「報われないと嘆くのは、他人の尺度に自分をゆだねている証拠だ。」

というのがあります。
ゆっくりでもいいではありませんか。自分のペースで進むことです。

(タイミングを待つ)

世の中の環境が悪い時もあります。
それはタイミングさえ合えばチャンスがやってくるということです。
焦らずタイミングをうかがうことです。

<努力の価値は成果だけではない>

このように、努力していても成果が出ない時はいろいろありますが、
「成果として求めるもの」は、「努力して得たもの」とは違うのです。

努力を続けている過程で多くのことを学んでいるのです。

失敗からも経験や知恵を学び、次の挑戦に役立てることができます。
努力している最中に、思いもよらなかった経験をしたり、別の効果があったり、自覚していなかった才能に気付いたり、新しい道を見つけたりすることも多々あるのです。
これは努力していないと分からないことです。

努力した結果得られる成果よりも、努力している途中で得られる副産物のほうがはるかに大きいのです。

私はこのことが努力の本当の意味だと思います。

学校の勉強も同じです。微分積分が役に立つか立たないかではないのです。「考える力」を養うのです。

子供に聞かれた時の記事もありますので参考にご覧ください。

そして努力を続けている姿勢は周囲に必ず良い影響を与えます。
皆を勇気づけることができるのです。

何も完璧を求める必要はありません。
少しずつでもいいので、「前に進む」ことです。

皆さんも何かに打ち込んで努力を続け、幸福感を得てください。

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