子供に「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と聞かれたら
皆さんは子供に「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と、聞かれたことはありますか?
或いはご自分でそう思ったことはありませんか?
私も学生時代によく自問自答していました。
“勉強するということ”については、以前の記事「「考える力」知識と知恵について」でも取り上げています。
そこで結論づけているのは
「考える力を養うため」、「知識を知恵に変える力を身につけるため」
ということです。
この「考える力を養う」ことは、常に鍛えておかないと鈍ってしまいます。アスリートが1日練習をサボると、取り戻すのに3日かかるということと同じで、“学び”を止めてはいけないのです。
ですから、勉強するということは、学校を卒業したら終わりというものではありません。人生死ぬまで勉強なのです。
以前の記事「勉強のネタはそこら中にある」も併せてご覧ください。
子供から「どうして勉強しなくちゃいけないの?」と、聞かれた時は、その子供はその時どういう心境なのかを考える必要があります。
親の反応を見るために、ちょっと聞いてみただけなのか。
話をするきっかけ作りなのか。
何か他に悩みがあるのか。
本当に勉強の意味を見失っているのか。
勉強に行き詰まっているのか。
今の勉強方法でいいのか迷っているのか。
好きな教科と嫌いな教科がはっきりしていて嫌いな教科の勉強をしたくないのか。
もともと勉強自体が嫌いなのか。
など
様々なケースが考えられるでしょう。
自分の悩みを聞いてほしいようなら、
「?」、「どうしたの?」とか、「ちょっと疲れたの?」などと言って
ゆっくり話を聞いてみるのもいいでしょう。
点数が思うように伸びないとかで、自信を失って前を向けなくなっているようなら、
得意な事のどこがすごいのかを具体的に指摘するなどして大いにほめて、どこにもっと力を入れればいいか、伸びるようなアドバイスをするのもいいかもしれません。
将来の漠然とした不安から来るものであれば、
逆に「自分ではどう思うの?」と問いかけてもいいでしょう。
その不安が形になって現れるかもしれません。よく聞いてあげましょう。
ただただ勉強が嫌いで、その意味を見出せないようなら、
「ママは(パパは)、このことを知らなかったから昨日勉強してひとつ偉くなったわ。」など、自分も勉強してる、勉強したらいいことがある、ということを実体験で示すのもいいでしょう。
今の勉強が将来どう活きてくるのかを、子供の日ごろから口にする夢に関連付けて話すのもいいでしょう。
人間誰しも新しいことを知ること、成長することは本能的に楽しいものだと理解しています。それは子供が一番わかっているはずです。
新しいことを知り、そのことが分かり、深く理解すること、それは物事の本質をとらえるということです。
このことは以前の記事「理解すること」でもご覧いただけます。
数学の微分積分は社会生活では使うことはありません。歴史の年号も不要です。
しかし、それは勉強表面的な事にすぎません。
勉強というのは、様々な角度から物事をとらえる力、考える力を養うきっかけにすぎないのです。
勉強とは、ただ覚えるだけではないのです。
様々な角度から、様々な形で考える力を養うために勉強するのです。
ここで、ひとつ面白いエピソードを紹介します。
私の親戚が実際にその子供に対して言ったことです。
「ちゃんと勉強しないと、パパやママみたいになるよ。」と言ったところ、それまであまり勉強しなかった子供が、それを聞いてそれは大変だとばかりに、急に一生懸命に勉強し始めたというのです。
状況を想像してみてください。思わず笑ってしまいますよね。
「勉強しろ」「勉強しろ」というより、よっぽど効果的です。
反面教師とはまさにこのことです。
昨今モンスターペアレントや教育虐待といったことが話題になっていますが、皆自分の都合、自分の世間体、自分が困るからでしかないのではないでしょうか。
本当に子供に合った、子供に寄り添っていればそんなことにはならないのではないでしょうか。
ここまで述べてきたように、子供の言葉の裏に秘められた真意を会話の中から読み取って、子供が自ら進んで知識欲が湧き出て視野がどんどん広がる楽しみを発見できるよう親が率先して学ぶ姿勢を見せることが大切なのではないかと思います。

お読みいただきありがとうございました。良ければスキ・フォローをお願いします。これからもいい記事を書くよう努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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