なぜロシアの世論調査でウクライナ戦争を支持する人が8割もいるのか
先日、ロシアの独立系機関「レバダセンター」の世論調査で、「ロシアによるウクライナでの軍事作戦を指示するか」との質問に対し、「大いに支持する」人が43%、「ある程度支持する」人が35%、合わせて78%もの人が支持していることが分かりました。

ロシア国内で、厭戦気分からさぞや反プーチンの機運が高まっているのかと思いきや、全く逆の結果で、これほど多くの人が戦争を支持していることに驚かされました。
なぜなんでしょうか。
この世論調査そのものが、でっち上げのフェイクニュースかもしれないということもあるかもしれませんが、それはひとまず置いて、実際国営メディアによる情報統制は行われており、侵攻や戦争と言う表現ではなく、「特別軍事作戦」と言う言葉が、破壊行動も「解放活動」と言う言葉が使われています。
こうした特別軍事作戦は、祖国防衛のためのやむなく戦いとして、愛国心を高めるように描かれています。
教科書も改訂され、侵攻が正当化されています。
戦死した兵士は英雄として美化されています。
子供達には前線にいる兵士たちに向けて手紙を書かせたりもしています。
又、兵士が主人公のマンガやオンラインゲームを作ったり、奪った西側の戦車を展示したりしています。
ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

軍の信頼を低下させたり、虚偽情報を流すと処罰され、抗議活動は即座に取り締まられます。
このように様々な形で徹底的に“洗脳”と言えることが行われています。
そもそも、ウクライナへの侵攻は、自分から侵攻しておきながらロシアを守る祖国防衛のための正しい戦いだというのですから、意味がよくわかりません。
それはソ連の崩壊後もNATOは拡大させ、ロシアに脅威を与え続けたからだというのが始まりのようです。
NATOに取り込まれようとするウクライナのロシア系住民を保護するためで、ロシアが始めた戦争ではない、ロシアはむしろ終わらせようとしているのだというのです。
ここまで国民に浸透しているのかと驚かされますが、取り締まりを恐れて本心では反対の気持ちなのに、表向きは支持すると言わざるを得ない人もきっと多いことでしょう。
支持する人の年齢層も若い人の間ではかなり下がります。又停戦を支持する人の割合は50%で、停戦反対の41%を上回っています。
数字は拮抗していますが、わずかでも戦争を終わらせたいと停戦を望む人が多いのは少しホッとします。
こうした機運がもっと高まることを期待したいですね。
世の中にはこちらの常識が全く通じない、或いは全く正反対の価値観を持っている人たちがたくさんいるということを改めて実感させられました。
日本でも実際これに近い偏向報道がなされていると思うのは私だけでしょうか。
このような懸念を以前にも記事にしていますので、良かったらご覧ください。
今日の記事はこのページを主に参考にしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250226/k10014734181000.html
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