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GEC 卒業プロジェクト発表会

神奈川大学外国語学部英語英文学科です。2025年12月から2026年1月にかけて、英語英文学科のGECプログラムに所属する4年生による卒業プロジェクトの発表が行われました。GECの卒業プロジェクトの指導を担当するのは、ソニア・チック先生、コオリ・ウォレス先生、ワイ・イー・ロ先生です。


GEC卒業プロジェクト発表会とは

GECプログラム卒業プロジェクト発表会(AY2025/2026)とは、2025年12月から2026年1月にかけて英語英文学科が主催する、GECプログラムに在籍の4年生による卒業プロジェクト発表会のことを指します。この発表会では、学生が自らの興味関心に基づいて選んだテーマと研究結果を発表し、調査の過程で得た気づきや考察を共有する貴重な機会です。

今年度は以下の日程で、GECの3つの研究分野(Global Culture、Global Communication、World Literature)ごとに開催されました。

  • 2025年12月22日(月)Global Communication (ソニア・チック先生)

  • 2026年1月13日(火)Global Culture(コオリ・ウォレス先生)

  • 2026年1月19日(月)World Literature(ワイ・イー・ロ先生)


Global Communication (ソニア・チック先生)

チック先生が担当された Global Communication の卒業プロジェクトでは、メディアや企業コミュニケーションに関する多様なトピックが取りあげられていました。学生たちはそれぞれの興味に基づいて、様々な言説形態におけるテキストと画像との関係性の分析や、言語や文化を超えたコミュニケーションスタイルの比較、メディアにおけるイデオロギーと社会的表象の考察を行いました。学生たちが選んだ研究題材には、企業の社会的責任(CSR)の記号論的表象、広告におけるイデオロギー、歌詞における社会的アイデンティティの構築などがありました。

イオンとウォルマートのCSRについての発表

学生たちは、言語学的な枠組みの観点から、プロモーションビデオ、雑誌の表紙、歌詞、さらにはダンスの振り付けに至るまで、言語と映像を深く分析しました。テキストと画像が現代社会をどのように形作っているかに関するユニークな発表は、非常に興味深いものでした。

テイラースウィフトの歌詞のイデオロギーの分析
男性用スキンケア商品の広告の比較研究

学生たちは口頭発表に加えて、研究結果を補足するパンフレットやオリジナルのビデオクリップを制作し、より魅力的でオリジナリティの溢れた研究発表会となりました。

香水の広告の記号的分析

Global Culture(コオリ・ウォレス先生)

ウォレス先生が担当された Global Culture の卒業プロジェクトでは、日本もしくは日本人が直面している今日の社会問題についての調査研究が行われました。学生たちの多くは、選んだ社会問題に関して日本と諸外国との現状を比較・分析し、今後の施策について考察を深めていました。今年の発表テーマには、少子高齢化やジェンダーの多様性、教育格差などの人権問題から、エネルギー需給や生物多様性などの環境問題について等の幅広いテーマが取りあげられていました。

チャートやイラストを使った発表

卒業プロジェクトの一環として、研究内容を紹介する動画を作成し、ゼミの仲間たちと視聴しました。学生自身のナレーションに加え、テーマに関する図やグラフ、ニュース記事などを動画で紹介し、見る人がたのしめるような動画を作成していました。なかには、まるで海外のニュース番組のような動画や、AIとの対話形式のような動画もあり、学生たちは熱心に耳を傾けていました。

クラスメイトの発表を見ている様子

卒業プロジェクトのために、インタビューを取ったり、資料を撮りに現地へ向かった生徒もいました。個人個人の工夫が伝わるビデオ発表会でした。

学生の発表を監督したウォレス先生

World Literature(ワイ・イー・ロ先生)

ロ先生が担当された World Literature の卒業プロジェクトでは、学生たちがこれまでの授業で学んできた時代のオブジェクト(写真や絵、陶芸品などの文化的なもの)の中から一作品を選び、その背景や当時どのような意味や役割を持っていたのかについて考察し、英語で5分間のプレゼンテーションを行いました。
学生たちは、歴史的な出来事を扱った参考文献をもとに、19世紀から20世紀前半にかけての国際情勢の変化を題材としたオブジェクトから伝わってくる当時の社会の様子や人々の置かれていた状況について理解を深めていました。

横浜港を描いた絵についての発表

開港したばかりの横浜港を描いた絵を選んだ学生は、港に外国籍の船が多く出入りしていることや、外国人居留地が色分けされて描かれている点に注目し、この絵が当時の様子を伝える地図のような役割を果たしていることを指摘していました。
また別の学生は、この絵が描かれた背景として、横浜港が開港した経緯や、現在の横浜公園に残る遺跡についても調べ、歴史的な視点から考察を深めていました。

絵の説明書き部分に注目した考察

アヘン貿易で使われた船の絵を選んだ学生は、その船が大型で高速な船へと進化した代表的な例であることを説明しました。また、この船が中国へアヘンを運び、イギリスに経済的な利益をもたらす一方で、中国では深刻な健康被害を引き起こしたことについても調べ、発表していました。

貿易船の航路と積み荷を調査

大東亜共栄圏の会議を描いた絵を選んだ学生は、アジアの団結を表しているように見えても、日本が中心に描かれ、かつ軍艦を持っていることから、当時の東アジアの不平等な関係が表れていると説明しました。またドアの近くから会議を興味深げに見ている2つの国の人々は、彼らを大東亜共栄圏への参加を促すために描かれたもので、この絵が政治的プロパガンダの役割も果たしていたことがわかりました。

絵が表現する本当の意味を考察

クラスメイトや後輩の前での発表に、学生たちは緊張していましたが、GECで身につけた英語力を生かし、つながりのある分かりやすいプレゼンテーションを行っていました。


2024年度のGEC卒業プロジェクト発表会について知りたい方はこちらから!

今回の卒業プロジェクトを担当された先生方についてはこちらから!

https://www.kanagawa-u.ac.jp/professor/details/details_102108.html

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