いきなり沼る前に:Nano Banana Proをラクにする“6つの軸” #141
0. まずはちょっとだけ反省させて
正直に言うと、
ワイっていつも「深いところから急に話し始める」病をやらかしがちなんよ。
今回も例にもれず、Nano Banana Pro 用の変態プロンプト記事 をゴリゴリ書いてたんやけど、
ふと冷静になってこう思ったわけです。
「いや、その前に“入口”いるやろ……?」
で、ちゃんと反省して、今回は導入編から書くことにした。
ここではいきなり沼にダイブせず、
Nano Banana Pro で“思った絵が出やすくなる”ための「最初の6ピース」 だけ、ゆっくり置いていく回やと思ってもらえたら嬉しい。

1. 結論:Nano Banana Proは「6つの軸」で見るとラクになる
最初にざっくり結論だけ言うと、
Nano Banana Pro でプロンプトを書くときは、イメージを
Subject(何を主役にするか)
Composition(構図・カメラ距離・余白)
Action(どんな瞬間か・何をしてるか)
Style(Glow / Portrait / Studio など世界観)
Color(色のレンジ・背景・アクセントカラー)
Editing(シャープ寄りかソフト寄りか、粒子感など後処理)
の 6つの軸 に分けて考えると、めちゃくちゃ扱いやすくなる。
ここでは論文がどうこうより、
ワイが回して感じた“操作感”ベースで整理していく。
2. Subject:主役がブレると全部ブレる
まずは Subject(主役)。
ここがフワッとしてると、ほんまに全部フワッとする。
人物なのか
物なのか(プロダクト・ガジェットなど)
パッケージなのか
風景(シーン)なのか
までは誰でも決めるんやけど、
一歩踏み込んで「どんな状態の主役か」 まで決めておくと、かなり安定する。
例えば:
Glow系 → 主役は人じゃなくて “光の反射” に寄せる
Package系 → 主役はロゴより “形と質感” に寄せる
Portrait系 → 「カメラ目線なのか/視線を外しているのか」「笑ってるのか/考え込んでるのか」まで書く
主役がフワッとしてると、AIも
「どこを頑張ればええねん?」
ってなって、ただ情報量だけ多いカオス画像になりがち。
まずはここをひとつに絞るのがスタートラインや。
3. Composition:Nano Bananaは構図ミスを許してくれへんAI
次が Composition(構図)。
Nano Banana Pro、ここがびっくりするくらいシビアで、
構図が曖昧やと一気に崩れる。
ポイントで言うと:
引き / 中 / 寄り(カメラ距離)
縦横のバランス(どこまで入れるか)
画面のどこを“空ける”か(余白)
特に Noteのヘッダー用途で考えるなら、
「右側はテキスト入れるから、主役は左寄り or 中央寄せで」
っていう “右側フリーの鉄則” を書いておくだけで、
あとからトリミングがめちゃくちゃラクになる。
ざっくりスタイル別に言うと:
Glow系
寄りすぎると、光と影が暴走して「何がなんだかわからん」状態になりやすい
Portrait系
バストアップ〜腰上くらいの中距離で、
どっち側に視線と余白を置くかを決めておくとバランスが取りやすい
Studio系
プロダクト全体がちゃんと入る45度〜正面あたりを指定しとくと安定
構図は「あとからトリミングでなんとかする」じゃなくて、
最初から“どこを空けるか”までプロンプトに書いておくのがおすすめやで。
4. Action:空気だけじゃなく「動き」を書くと一気に映画っぽくなる
3つ目は Action(動き・瞬間)。
AIって、「静止した空気だけ」を描かせるのがわりと苦手で、
何をしてる瞬間なのか
どこを見てるのか
誰と関わってるのか
このあたりを一言書いてあげるだけで、
急に“映画のワンシーン”感 が出る。
例をいくつか挙げると:
a designer reaching for the mouse
the model turning her face toward the light
someone placing the product gently on the table
静止画なんやけど、「その前後の時間」が透けて見えるようなイメージを狙う感じやね。
5. Style:Glow / Portrait / Studio は“最初に決める”
4つ目は Style(スタイル・世界観)。
Nano Banana Proって、
Glow / Portrait / Studio みたいな「スタイルの効き」がかなり強い。
ここでやりがちなのが、
「あとから Glow も盛るか」
「Portrait っぽさも足しとこか」
みたいに、後から足して全部盛りしてしまうパターン。
ワイの体感はこんな感じ:
Glow:光と反射がめっちゃ強く出る
Portrait:肌が硬くなりやすく、リアル寄りに走りがち
Studio:コントラスト強め、プロダクト映え / ECサイトっぽい方向
なので、
「Glowも欲しいし、Portraitっぽさも…Studio感も…」
みたいに全部盛りしようとすると、かなりの高確率でカオスる。
最初に「今回は Glow 系!」「これは Studio 寄りで行く」と1個に決めるくらいが、
ちょうどええバランスやと思ってる。
6. Color:Nano Bananaは“色が強い”。むしろ「制限」したほうがきれい
5つ目は Color(色)。
この子、ほんまに色が強くて、
放っておくと勝手にハイパー鮮やかな虹色ワールドに連れて行かれる。
なので、プロンプト上で最初からざっくり:
暖色寄り or 寒色寄り
白背景 or 黒背景 or ダーク系(navy / dark blue など)
アクセントカラーは何色か
くらいは決めておくと扱いやすい。
ワイのログだと:
Glow系(単品プロダクト)
青〜紫レンジでまとめると落ち着く
Portrait系(やわらかポートレート)
オレンジ系の光をちょっと入れないと、
青白くて“病み”っぽい色になることがある
金色 × 黒
めちゃくちゃかっこええんやけど、
世界観が「ラグジュアリー / ダーク」方向に持っていかれがちなので、
狙って使う時だけ出すのがおすすめ
「自由にやってええで」と言われるより、
ちょっと制限をかけてあげた方が、Nano Banana Pro はむしろ気持ちよく走ってくれる印象やね。
7. Editing:シャープ寄りかソフト寄りか決めるだけでも十分
最後が Editing(編集・後処理)。
ここは本気で詰めようとすると、
フィルム粒子(grain)
ソフトフォーカス
シャープネス
ビネット(周辺減光)
シネマティックグレード
…と、いくらでもこだわれてしまうけど、
毎回全部やるのはさすがにしんどい。
なので、最初のうちは:
シャープ寄りかソフト寄りか
粒子(film grain)を入れるかどうか
この2つくらいを決めておけば十分やと思う。
特に Portrait 系は、何も書かないと AI が自動でシャープ寄りに振り切ってしまって、
リアルすぎてちょっと怖い方向に行きがち。
なので、
soft light / soft focus / subtle film grain
みたいな“柔らかい編集”を1〜2個だけ足しておくと、だいぶマイルドになってくれるで。
8. 6軸を全部書かなくていいための“最小テンプレ”
ここまで読んで、
「いや6軸全部毎回書くのめんどくさくない?」
って思った人も多いはず。ワイもそう。
なのでワイはむしろ、
「全部書かなくて済むためのテンプレ」
として、こんな枠を置いてる。
Subject: {主役1つ}
Composition: {引き/中/寄り + どちら側に余白を空けるか}
Action: {何をしてる瞬間か}
Style: {Glow / Portrait / Studio のどれか1つ}
Color: {暖色 or 寒色 + 背景(white / black / dark blue など)}
Editing: {soft light / grain / cinematic などざっくり1〜2個}
このテンプレは、
「全部きっちり埋めるため」やなくて「書きすぎないため」 の枠やと思ってほしい。
ワイの運用イメージはこんな感じ:
Glow系(単品プロダクト) → Style と Color を厚く書く
Studio系(パッケージ撮影) → Subject と Composition を厚めに
Portrait系 (やわらかポートレート)→ Editing と Color を少し丁寧に
それ以外の軸は、一言で済ませる。
これだけでも、
「初手から大事故で心折れる」確率はかなり減った感覚があるで。
9. Glow / Studio / Portrait での“テキストだけ当てはめ例”
せっかくなので、軽く3パターンだけ当てはめ例を置いとく。
このままコピペで使ってもらってもいいし、
自分のプロンプトの書き方の参考にしてもらってもOK。
9-1. Glow系(単品プロダクト)
Subject: a single futuristic wireless mouse on a desk
Composition: medium shot, left side of the frame, space on the right for text
Action: quietly resting, subtle light reflections
Style: glow, cyberpunk-inspired product shot
Color: cool blue and purple neon lights, dark background
Editing: soft light, slight bloom, subtle film grain
→ 主役は“マウス”なんやけど、
実質は「光の反射」を主役にしている書き方。

9-2. Studio系(パッケージ撮影)
Subject: a skincare product bottle and its box
Composition: 45-degree angle, centered, soft shadows on the surface
Action: no human, just product standing elegantly
Style: clean studio photography
Color: white background, light beige and gold accents
Editing: crisp focus, light vignette, minimal grain
→ 「形と質感がちゃんと見える」 ことを最優先。
余計な小物はあえて足さない方が安定する。

9-3. Portrait系(やわらかポートレート)
Subject: a young woman sitting by a window, lost in thought
Composition: medium close-up, subject on the left, empty space on the right for text
Action: gently resting her cheek on her hand, looking outside the window
Style: soft portrait photography
Color: warm sunlight, soft orange highlights on the skin, muted background
Editing: soft light, soft focus, subtle film grain, low contrast
→ 「儚さ」を出したいときは、
構図・色・Editing の3つを“全部ちょっとだけ柔らかくする” イメージで書くと、かなり安定する。

10. 初手でハマりがちな“事故パターン”だけ先に共有しとく
最後に、Nano Banana Pro を回してて
「あーこれはやったらアカンわ」
と感じた、初手で踏みがちな地雷も置いとく。
寄りすぎ
顔の一部だけドン、とか、構図崩壊パターン
Glow盛りすぎ
画面が“光の壁”になって何がなんだかわからん
PortraitでEditing薄め
肌が急にリアル寄り&硬質化して、変な怖さが出る
色を指定しなさすぎ
勝手にビビッド&虹色ワールドに連れていかれる
Nano Banana Pro は “強い方向に振り切る”のが得意なAI なので、
あえて 「制限してあげる」くらいがちょうどいい、というのがワイの結論や。
11. 今日は“入口”だけ。本番はここからやで
というわけで今回は、
いつも深いところから入りすぎてたワイが、ちゃんと入口から描いてみた回
として、Nano Banana Pro の「雑プロンプト卒業」用の 6ピース をまとめてみた。
ここから先は、いつも通りちょっと沼寄りで、
Glow系:光が暴走したログと、その止め方
Studio系:Noteヘッダー向け構図の作り方
Portrait系:儚さを再現しようとして盛大にコケた話
みたいな“実戦ログ編”を、テーマごとに1本ずつまとめていくつもりや。
「なんか分かる。自分もいつも深いとこから話しがちやわ…」
って感じたあなたは、よかったら続きの沼パートも覗きにきてな。
この総論はあくまで“土台の1本”。
本番は、次回以降の実戦ログでじっくりやっていこ。
で、ここまで書いといてなんやけど──
「入口編のくせに、これもそこそこ書きすぎちゃう?」
って今ワイ自身が一番思ってます。
なので、続きはちゃんと「沼パート」に回すことにするわ。
次回は、いよいよ沼パート公開予定!
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