一枚読書 #23|正解を求めるほど遠ざかるもの|学びと遊びの間にある可能性
▌SUMMARY:まとめ


「効率重視」な学びの状態を表す。
向きや長さは揃うが、鮮やかさは無い。
例えば、リボンは「制約」。
これを"ゆるめる"というアップデートをすると、
色とりどりの「才能」が開花することがある。
新しいものとの出会いもあるかもしれない。
そこから溢れるビジョンが、
人を変え、世界を変え、
そしてまた次の素敵なブーケをつくっていく。
▌BOOK:読んだ本
『冒険の書 AI時代のアンラーニング』
著者:孫 泰蔵
▌NOTE:気付き
▶ 私たちは何のために学ぶのか?
「私たちは、
世界をより良くするために、
何ができるのだろう?」
「現代の教育」というと
少し大げさかもしれませんが、
この本を読んで、そんなことを考えました。
少し大きすぎる問いかもしれませんが、
よければ覗いていってください。
・・・
考えてみると、今の学びについて、
いくつか気になる所があります。
例えば、
効率を重視するあまり、「好き」や「気になる」が後回しになっていないか
本来は手段だったはずの行動が、それ自体を目的にしていないか
得意・不得意を、早い段階で決めつけてしまっていないか
もちろん、効率化そのものが
悪いわけではありません。
ただ、こうした積み重ねによって、
本来もっと広がるはずだった可能性が、
少しずつかもしれませんが、小さく
まとまってしまっている感覚があります。
▶ 学びと遊びは、なぜ分かれた?
本書の中でも印象的だったのは、
「学び」と「遊び」が分離されている
という指摘でした。
「学ぶこと=やらなければいけないこと」
「遊ぶこと=自由なもの」
わたしたちもいつの間にか
そんなふうに捉えているのかもしれません。
教育がサービスとして機能することで、
「与えられたものを受け取る」
という姿勢になりやすい面もあるでのでしょう。
それは効率的です。
でもその一方で、自分で問いを立てたり、
「なぜだろう?」と寄り道したりする力は、
少しずつ弱くなってしまう気がします。
でももし、学びと遊びが今ほど
分かれていなかったらどうでしょうか。
ただ知識を覚えるだけではなく、
「面白いからもっと知りたい」
そんな感覚から始まる学びも、
もっと増えるのかもしれません。
▶ 問いから始めることはできるか
答えを探すのではなく、問いを立てる。
気になることに、時間を忘れて没頭する。
そのプロセスを繰り返していく。
いわゆるフロー状態ですね。
フロー状態とは周囲に流されず、
ただ目の前のことに集中している状態です。
でも普段から、
「正解を早く出すこと」
「答えを受け取ること」
などといった状態に慣れていると、
こうした状態に入るのは案外難しい気がします。
そんなときは、少しだけ制約を
外してみるのも一つの方法かもしれません。
「これは意味があるのか?」
をいったん置いてみる。
「どうすればできるか?」より前に、
「何が面白そうか?」を考えてみる。
考えて、少し離れて、また考える。
そうした行ったり来たりの中で、
意外な繋がりが見えることがあります。
まずは、自分の学び方を問い直してみる。
そこから何かが変わり始めるのかもしれません。
▌Q&A:本書への問いかけ
WHY:なぜ今の教育を変える必要がある?
遊びと学びを区別して、正解することに盲目的になっているから
教育サービスの顧客になることで、思考停止してしまうから
産業化による能力主義偏重になっているから
WHAT:理想の教育とは何なのか?
学習する習慣つくりを促すもの
フロー体験をもたらしてくれるもの
答えず、問うもの
HOW:具体的にどうすればいい?
様々な人と出会う
問いを立てて、行動する
無駄も含む、新しいビジョンを立てる
【問いかけの整理】
学びの本質は、答えを得ることではなく問いを立てること
学びと遊びが分かれることで、主体的な探求が弱まる
自分の学び方を問い直すことで、可能性が広がっていく
効率や成果を求めることも大切だけど、
ときには立ち止まって、
自分に問いかけてみる。
「いま、自分は何を知りたいのか?」
「なぜ、それを知りたいと思ったのか?」
その小さな問いから、
また新しい学びが始まる
…かもしれませんね。
ここまでお読みいただき、
本当にありがとうございました。
またいつでも見に来てくださいね。
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