一枚読書 #19|やればできるが嫌いな人へ|もう1つの「できた」の見つけ方
▌SUMMARY:まとめ


あなたの「ひろい視野」を表している。
張り巡らされた根が、いろいろな物事の、
いろいろな側面を捉えることができる。
それは本の学びであったり、
おいしいコーヒーによる内省かもしれない。
落ちた実も失敗ではなく、
次の成功のための栄養にできるかもしれない。
それらを糧にすることで
枝葉を柔軟に伸ばすことができ、
甘くおいしい次の「成果」に向かう気持ちを
じっくりと育むことができるのだと思う。
▌BOOK:読んだ本
『マインドセット「やればできる! 」の研究』
著者:キャロル・S・ドゥエック
▌NOTE:気付き
▶ 今日も、犬がうらやましい
唐突だが犬を見ていると、
羨ましく思う時があります。
食べて、寝て、遊んで。
欲望をあれだけ正直に発散できれば、
さぞ楽しいだろうなと思うからです。
でも、いつもそう思っているわけでもなくて、
仕事が片付いてスッキリしているときは逆に、
犬に対して少し優越感を覚えていたりします。
「そっちも幸せそうだけど、こっちは
これからお菓子食べながら映画見るもんね」
…といった具合です。
羨ましく思うのは、いつもきまって、
自分自身が何か嫌なことに直面しているとき。
面倒な仕事、迫ってくる締め切り、
大勢の前でしなければならないプレゼン。
よくも日々これだけ「嫌なこと」が
押し寄せてくるなあ、と思います。
「やるべきことがあることは幸せだ」
も一理あると頭では分かっています。
本当にそれが「やるべきこと」なのか
「逃げてもいいこと」なのかなんてことは
きっと誰にも分からないけれど、とにかく、
それが「やらないといけないこと」として
目の前に迫ったギリギリの
抜き差しならない状態に自分がいる。
そんな強烈な感覚が、私の場合、逃避として
犬を羨ましく思う気持ちに現れてくるのです。
とはいえ、「できる」ようになりたいから、
いっぱしにノウハウ本を読んだりします。
やるべきことが片付くと嬉しいし、
ちょっと自信がついたりもするから。
でも、「できる」人たちの姿がまぶしすぎて、
わたしの「できる」は霞んでしまい、
まるでいつまでたってもゴールに着かない
長距離マラソンを走り続けている…
そんな感覚に襲われることもあります。
この、もがいているつもりなのに、
変化の見えない状況というものは、
実際とても辛いものです。
私はこれまで何度も、
そういう浮き沈みを繰り返してきました。
▶ あなたの『できた』は、あなただけのもの
そんなもがく日々の中で、
行動心理や成功心理という考え方に触れ、
あることに気づきました。
それは、
「できた」は、ひとつではない、
ということです。
この考え方を、
本書では「マインド」と表現しています。
マインドの定義は、
「自分の能力や成長に対する
“前提となる考え方や信念"」
ということだそうですが、
要は、自分の「できた」を
本当にあじわえるのは自分だけ
という考え方だと私は理解しています。
他人と比べたとき、
他人の「できた」は、
大きな結果として見えやすいものです。
自分の「できた」よりも、立派に見える。
でも、自分の「できた」の下には、
必ず無数の小さな「できた」が存在します。
結果に至る過程とも言い換えられる
その小さな無数の「できた」を見つけることで、
他人の輝きや結果だけに引きずられずに、
自分軸で主観的に評価できるという具合です。
例えば、手作りしたお菓子が不格好でも、
「味はよかった」「焼き加減はちょうどよかった」
―そういう、過程の小さな達成感のことです。
それを見つけるためのものさしは、
他人の評価ではなく、自分自身の感覚でいい…
というより、自分だけがその「できた」を
最大限味わえる唯一の存在なのだから、
自分軸でいいのです。
▶ 『やらなきゃ』が『やりたい』になる日のために
そうやって、結果だけでなく
過程にも目を向けるようになると、
「やらないといけない」という重さが、
少しずつ変わっていきます。
「やってみたらどうだろう」とか
「やってみたい」という気持ちに、
自然と、少しづつ
近づいていっているような気がします。
そんな風にして、冒頭の一枚絵のように、
小さなできた=「過程」に気付くことで、
パッと見の失敗だけに引きずられず、
少なくとも「達成」に向かう気持ちを
"じっくり・ゆっくり"と育むことができる。
それが、しなやかに生きることの
入り口なのかもしれない、と今は思います。
自分だけの"成功"は、
きっとそのあたりにあるんですね。
▌Q&A:本書への問いかけ
WHY:なぜマインドが大事なの?
失敗に引きずられすぎると、自己否定に陥るから
結果にこだわりすぎると、失敗が怖くて動けなくなるから
成功しか見ていないと成長のチャンスを逃がしてしまうから
WHAT:マインドを持つ時のポイントは?
失敗=否定ではない、という柔軟性を持つこと
成功や失敗の価値を自分軸で評価すること
変化を受け入れ、自分自身が変化しようとすること
HOW:そうすると、どうなる?
失敗も成功の一歩として新たな学びが得られる
自分で成長を評価し、それを実感できる
自分がどうしたいかが分かり、自分で判断できるようになる
【問いかけの整理】
他人と比べると苦しくなるが、「できた」は自分だけのもの
結果ではなく過程の小さな達成に目を向けることで、自分軸が育つ
「やらなきゃ」は、やがて「やりたい」に変わっていく
ここまでお読みいただき、
本当にありがとうございました。
またいつでも見に来てくださいね。
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