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「トイ・ストーリー5」(備忘録的感想)

「4」はかなり賛否両論が分かれたが、個人的には「否」の意見だった。
しかし「5」は、シリーズすべてで脚本を担当したアンドリュー・スタントンが監督も担当したためか、シリーズ全体のテーマに立ち戻った、素晴らしい作品になっていた。

ジェシーやバズたちは、ウッディと別れてボニーのおもちゃとして暮らしていた。
そのボニーの悩みは、もう友達と遊ぶ年なのに一人も友達がいない事だった。
同年代の子供たちはおもちゃから卒業していたが、ボニーはまだおもちゃを使って空想の世界で遊ぶことが好きだった。
両親は、そんなボニーのためにタブレットを購入する。
タブレットのチャットコーナーで友達を作って欲しいと考えたのだ。
そして、ボニーのところにカエル型のタブレット「リリーパッド」がやってくる。
ボニーは早速ダンスグループのチャットに参加し、お泊り会に行くことになった。

バズから保安官のバッジを受け継いだジェシーは、ボニーが友達を作れるかを確認するために、お泊り会についてていこうとした。
しかしお泊り会の友達は、ボニーがジェシーとブルズアイを抱えているのを見て笑う。
ボニーは慌ててジェシーとブルズアイを車に戻し、リリーパッドと一緒にお泊り会に参加した。

事態が理解できないジェシーは車を降りて、お泊り会の様子を観に行く。
すると、お泊り会の主催の子供の持ち物だったと思われるおもちゃから、もう子供の相手をするのはスマホやタブレット、PCなど電子機器で、おもちゃの時代は終わったと言われる。
ジェシーはそんな事はないと信じなかったが、その事を仲間たちに告げに戻る前に、人間に拾われてしまう。
拾った人間は、ジェシーの裾に最初の持ち主のエミリーの住所が書かれてあったため、その住所に届けてしまった。

ボニーがお泊り会に行く前に、ジェシーから連絡を受けていたウッディは、ボニーの部屋に様子を見に行く。
するとお泊り会から帰ってきたリリーパッドからお爺ちゃん扱いされ、もうおもちゃの時代ではないと言われる。
ウッディとバズは帰ってこないジェシーを心配し、リリーパッドにジェシーの所在を聞き出そうとするが、リリーパッドもお泊り会の家の中にいたため、ジェシーがどうなったかを知らない。
ウッディ、バズはリリーパッドと揉めるが、リリーパッドがボニーのパパのスマホに、「おもちゃをガレージに閉まって」とニセのチャットを送信してしまう。

今回の主人公は、バズから保安官とリーダーを引き継いだジェシーと言っていいだろう。
ジェシーは元の持ち主のエミリーが住んでいた家に行くのだが、そこには現在ブレイズと言う女の子と家族が住んでいて、ブレイズのおもちゃたちと知り合う。
ブレイズは初期型の電子機器を持っていたが、それらもすでに使われることはなくなっていた。

「5」では、「4」で描かれる事がなかった「持ち主から捨てられるおもちゃの悲哀」がきちんと描かれている。
トイレトレーニング用のスマーティー・パンツはともかく、ブレイズがデジカメのスナッピーや通信機能も備えるデジタルマップのアトラスに飽きるエピソードがなく、かつエミリーのエピソードもちょっと強引かなと言う気もしないでもない。
しかし、子供のコミュニティが残酷に仲間外れを作るなど、細かい設定が巧いと思った。
ハイテクのバズも今風の機能を装備しており、いいアイディアだと思った。
経年劣化のウッディが、頭の塗装が剥げてハゲっぽくなってたり、中綿が下がってメタボっぽくなっているという小ネタも笑えた。

この後の作品も制作できる終わり方になっていたので、唐沢寿明と所ジョージが元気なうちにもっと続編を作って欲しいと思う。

101.トイ・ストーリー5

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