暮らしの森|モコのひとやすみ
森の奥から、柔らかな光が差し込む。
昼の風は少しあたたかくて、
葉が揺れるたび、さわさわと音を立てる。
そんな穏やかな昼下がり、
モコは木の実の袋を抱えて歩いていた。
「ふぅ……おもいモコ」
袋の口いっぱいに集めた木の実は、
今にもこぼれそうだ。

湖に着くと、袋をどすんと置く。
モコは大きく息を吸い、背伸びした。
「がんばったモコ」
そう言って、
肩をゆっくりと回しはじめた。
ぐる……
ぐる……
急がない。
大きく、やわらかく、
後ろ回し。それから前回し。
肩の奥がじんわり温まり、
疲れがゆっくりとほどけていく。
その時、
ぽちゃん、と小さな水音。
カモが一羽、こちらをじっと見ている。
そして──
ぐる……
ぐる……
翼(のつもり)を、ゆっくり回しはじめた。
「わ!まねしてるモコ!?」
モコはぱっと笑う。
ぐる〜んと、大きく回す。
カモも、負けじとぐるーり。
「わー楽しいモコ〜」

湖面の光が、ふたりの動きに合わせてやさしく揺れる。まるで湖ごと、準備体操をしているみたいに。
肩がゆるむと、体もふわっと軽くなる。
「なおったモコ」
カモは満足げにひと声鳴き、
丸い波紋をひろげた。
モコはぺこりとお辞儀する。
「いっしょにやってくれて、ありがとモコ〜」
湖は今日も穏やか。
モコの午後もまた、ゆるやかに流れていく。
🌿モコのひと休みメモ
✔︎今日も天気がいいモコ
✔︎伸びると気持ちいいモコ
✔︎カモと一緒だと楽しいモコ〜
(※森限定)
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