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壁を目の前に嘆くより…

順調に歩いていたはずが、
目の前に障害が現れ、
それがまるで壁のように立ちはだかったとき、
自分の力のなさに失望し、
これまでの歩みを後悔することがあるかもしれない。
だからといって壁を恨めしく眺めていてもなにも変わりはしない。

それに壁はなにも道を塞ぐためにだけあるものではない。
座り込み右手を伸ばしたときに壁があれば、
きっとそれは支えになってくれるだろう。
転んで突いた左手の痛みを壁が癒してくれることもあるだろう。
もう歩けないと、倒れそうなとき壁が後ろを支えてくれるかもしれない。

見つめているだけの壁は、
より高く感じるだけだ。
少し視線を変えてみれば、
ほんの少し体の向きを変えてみれば、
もたれれば体を休ませてくれるかもしれない。
一服してためた力をつけたとき、
壁はもう振り返った場所にあるかもしれない。

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