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高専卒カツオさんの物語⑤(高専留年編...高専4年生でつまずいたわけ)

第4話(高専生活編)の続き…

第5話|挫折——繋いだ先にあった、留年という現実

■ 崩れきらないままの継続

理解できている実感はほとんどないまま、それでも日々は続いていった。テストのたびに点数は低く、納得できる結果はほとんどなかったが、不思議と完全に崩れることもなかった。理由ははっきりしていて、「落ちないためのやり方」を覚えてしまったからだった。
試験の配点、提出物、再試や補修の仕組み。どこで点を拾い、どこを捨てるかを考えながら、最低限のラインを越えることだけに集中する。理解するよりも、進級すること。その基準に切り替わってからは、なんとか3年までは進むことができていた。

水泳も変わらず続けていた。以前のように結果を追い続ける感覚ではなかったが、そこにいる時間はどこか落ち着ける場所でもあった。勉強だけに向き合っていたら、どこかで止まっていたかもしれない。そう思える程度には、自分の中でのバランスになっていた。

■ 一気に押し寄せた現実

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