高専卒カツオさんの物語④(高専生活編...高専入学後の苦労と対処法)
第3話(高専受験編)の続き…
第4話|高専生活——想像と違っていた現実
■ はじまりの違和感
4月、異彩を放つ高専の校舎を目の前に校門をくぐった。
受験が終わってからも塾に通わされていたこともあり、多少の不安はあったが、どこかで「何とかなるだろう」と思っていた。電気工学に強い興味があったわけではない。ただ理科の延長のような感覚で捉えていて、これまでと同じようにやればついていけるはずだと考えていた。
最初に感じたのは、授業の密度だった。90分という時間の長さもそうだが、その中で進む内容が想像以上に速い。黒板に書かれる式や説明を追いかけるだけで精一杯で、気づけば理解が追いついていないまま次に進んでいく。周りを見ても余裕そうにしている人もいて、その差がじわじわと気になり始めていた。
■ 崩れていく前提
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
