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余裕のある男とは何か。40代の恋愛で見えてくるもの

40代の恋愛で「余裕のある男が好き」という話を、一度は聞いたことがあると思います。
でも、余裕とは何かを説明できる人は、あまりいません。

返信を遅らせること? 焦っていないふりをすること? 余裕を「見せる技術」だと思っていた時期が、僕にもありました。
でもそれは、しばらく経って違うとわかりました。

余裕は「足すもの」ではない

余裕がほしいと思ったとき、多くの人が何かを足そうとします。
趣味を増やす。予定を詰める。忙しくする。
「恋愛に振り回されないくらい、充実した生活を送ればいい」と考える。

方向としては間違っていないのですが、足し算だけで余裕は出ません。
僕もかつて、離婚後にそれをやりました。

ジムに通い始めた。仕事を増やした。予定を埋めた。
でも夜になると、スマホを見ていました。返信がこないか、気にしていました。

外側をいくら忙しくしても、内側が荒れていたら意味がなかった。
余裕は、何かを足して手に入れるものではないと、そのとき気づきました。

余裕の正体は「荒れていないこと」

では余裕とは何か。
僕の実感では、「自分の内側が荒れていない状態」です。

返信が来なくても、一日が止まらない。
会えない週末があっても、焦りに飲み込まれない。
断られても、自分の輪郭が消えない。

これは「強い」こととは少し違います。
不安がゼロになるわけではない。寂しさも消えない。

ただ、不安や寂しさに振り回されて、自分の行動が荒れなくなる。
その状態が、周囲から見ると「余裕」に映るのだと思います。

「追わない男」と「崩れない男」は違う

「追わない男がモテる」という話があります。
これを真に受けて、連絡を減らす人がいます。返信しない。誘わない。こちらからは動かない。

でも、それは余裕ではありません。
放置と余裕は、外から見ると似ていますが、中身はまったく違います。

放置は、ただ我慢しているだけのことが多い。
スマホを見ないふりをしながら、頭のなかでは相手のことを考えている。
それは静かな依存であって、余裕ではないです。

崩れない男は、連絡をしないのではなく、連絡がなくても自分の生活が止まらないだけです。
仕事をして、ご飯を食べて、体を動かして、一人の夜を穏やかに過ごせる。
その結果として、相手への連絡が自然なペースになる。

外側の行動は似ていても、内側の状態が違う。
相手は、その違いを言葉ではなく、空気として感じ取ることがあると思います。

余裕は「演じる」ものではない

余裕がないとき、人は余裕を演じようとします。
忙しいふりをする。返信を遅らせる。興味がないように振る舞う。

でも演技は、必ずどこかで破綻します。
ふとした瞬間に既読を気にしている。予定がない夜に不安になる。
演じるほど、内側との落差が大きくなって、疲れていきます。

相手にもそれは伝わります。
言葉や態度は余裕があるのに、空気が少しだけ重い。

丁寧なのに、どこかくつろげない。
そのズレの正体は、余裕のふりをしているときの緊張感です。

じゃあ、どうすれば余裕は出るのか

余裕は、何かを足すのではなく、荒れを止めるところから始まるのだと思います。

夜中にスマホを見続ける。
不安のたびに、すぐ相手へ触れたくなる。
一人の時間が、空白として残る。

まずは、その荒れに気づくことです。
派手な変化は必要ありません。

朝ちゃんと起きる。食事を雑に済ませない。散歩する。
生活を少しずつ手入れしていくと、余裕はあとからついてくることがあります。

余裕は、生活が空っぽだと出ません。
自分の一日に中身がある人は、恋愛だけに重心が寄らなくなります。
その結果として、会話に余白が生まれ、相手が安心できる空気ができる。

足し算ではなく、荒れの引き算。
それが余裕への一番近い道だと、僕は思っています。

* * *
余裕は見せるものではなく、崩れない土台から自然ににじむものです。

何を足したかではなく、何を荒らしていないか。
そこに、余裕の正体があると思います。

この話は、動画でもう少し丁寧に整理しています。
音声で辿りたい方はこちらです。

* * *
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高坂(47歳・離婚経験あり・現在独身)
恋愛を入口に、男の後半戦の立て直しについて書いています。
YouTube: 大人の男の恋愛作法

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