チャクラについて。瞑想する人のチャクラ論
現時点でのチャクラについての考察です。今後適宜修正、追加がある可能性が高いです。
用語解説:密教、生命エネルギー、純密、左密など
チャクラとは?7つのチャクラの概説
ヨガ(ヨーガ)においてチャクラというものが説かれています。
人体における(神秘的な)エネルギーのセンター、重要なポイントであるという説明がなされています。
人体の中心線や脊髄に沿って存在すると説明されます。
近現代のスピリチュアルにおいては、チャクラを神経や神経叢、松果体などの内分泌腺、臓器などと対応させる考えもあるようです。
このようなものはヨガだけでなくチベット仏教(密教)や気功の内丹(仙道)、西洋オカルトにおいても説かれていますが、伝統や流派によってその数や位置、役割などについて違った説明が多くあります。
関連note:ヨガ、気功、呼吸法について
代表的なものとしては「7つのチャクラ」です。
・ムーラダーラ・・・第1のチャクラ。位置は脊椎基底部、会陰部、尾てい骨付近。このチャクラには根源的なシャクティ、クンダリニー(クンダリーニ)が眠っていると言われることがある。
ベースチャクラ、ルートチャクラとも呼ばれる。
・スワディシュターナ・・・第2のチャクラ。位置は仙骨付近。このチャクラを下丹田に対応させる説明もある。ムーラダーラと同様にクンダリニーとの関連が指摘されることがある。
セイクラルチャクラ(仙骨のチャクラ)とも呼ばれる。
・マニプーラ・・・第3のチャクラ。位置はへそ付近、もしくはその高さくらいの仙骨・腰椎付近や「命門」という経穴付近。スワディシュターナと同様にこのチャクラを下丹田に対応させる説明もある。
ソーラープレクサスチャクラ(太陽神経叢のチャクラ)とも。
・アナーハタ・・・第4のチャクラ。位置は胸の中央や心臓付近。ハートチャクラとも。
・ヴィシュッダ・・・第5のチャクラ。位置は喉。
・アージュニャー(アンニャ)・・・第6のチャクラ。位置は眉間や脳の中央のあたり。第三の目であるという説明も。サードアイチャクラとも。
・サハスラーラ・・・第7のチャクラ。頭頂にあるとされる。クラウンチャクラとも。
チャクラとアロマテラピー
アロマテラピーでもチャクラが話題にされ、各チャクラに対応する精油が提案されることがあるようです。
これはスピ系アロマテラピーとも言うべきもので、私個人としては完全には同意できません。
しかし香り自体は瞑想や呼吸法、ヨガなどに役立つことがあるので、あくまで雰囲気作りのためには良いのかもしれません。
瞑想と精油のnote↓↓
一般的には下位チャクラには重いベース系の精油がすすめられるなどの傾向があるようです。
瞑想との関連で、とりあえず強引に雰囲気で対応させてみるとこんな感じになります↓↓。
サンダルウッド、ベチバー、ナルデ、パチュリ ・・・ 第1~第3チャクラ。ナルデは第2チャクラの雰囲気が強め。サンダルウッド、ベチバーは上位チャクラの雰囲気も。
アトラスシダー ・・・ 主に第1~第4チャクラ。第5チャクラ。樹木(森林浴、フィトンチッド)系の精油とブレンドすると特に瞑想と相性が良い。活性。
ローズウッド ・・・ 第1~第4チャクラ。アトラスシダーよりも第4チャクラの雰囲気が強め。活性。
ローズ ・・・ 特に第4チャクラ。微量で用いるなら瞑想にも向く。瞑想に用いるならフランキンセンスとブレンドの相性が良い。慈悲の瞑想、トンレンと相性が良い。特にフェニルエチルアルコールの割合の高いアブソリュート。
ラベンダー ・・・ 第4~第6チャクラ。
サイプレス、ヒノキなど ・・・ α-ピネンを含む森林浴、フィトンチッド系の精油全般は瞑想向き。第5~第6チャクラ。心を静め意識が内へと向くのを助ける。
コパイバ ・・・ 第1~第7。印象はボンヤリ気味で明確ではない。ブレンド向き。
フランキンセンス ・・・ 第4~第7チャクラ。
瞑想する人noteでは
将来的には考えを改めることになるかもしれませんが、現時点ではこのnoteでは、チャクラなる神秘的なものが「実在」していると主張したいわけではありません。
しかし生命エネルギーの体験においては、チャクラなるものを持ち出して説明、表現するような感覚・体験はあるという立場です。
つまり説明的概念としています。
同じように「アパーナ気」「プラーナ気」といったようなものや、それらの「気の合一」、「生命エネルギーの下向きもしくは上向きの流れ」というのが実在して「ある」と主張したいわけではありません。
これらも感覚・体験を表現するための説明的概念としています。
関連note:生命エネルギーのサイキックな現象!?
以下はこの瞑想する人noteにおけるチャクラ論です。
まだ全体的に思索が未熟な段階で、特にアナーハタ・チャクラ以降は今後修正・加筆が多いと思います。
ムーラダーラ・チャクラ
ムーラダーラは活動力の起始点であると考えています。人体の神経生理システムにおいて生命エネルギーの活動の起始となります。
人体の性・生殖に関する神経生理システムと直接的な関係があるだろうと感じています。
また性的快楽、オーガズムやそれに関わる肉体器官の反射・反応を生じさせる神経生理システムと直接的な関係があるかもしれないと感じています。
密教の生命エネルギーの実践においては、まずムーラダーラの活動力が必要になります。
この活動が起こるにおいて、性衝動(性欲)が刺激されることがあります。
実践者の主観的な感覚においては、ムーラダーラの段階においては、生殖器官付近、会陰部、直腸下部付近、尾てい骨、仙骨下部といったあたりに独特な感覚が生じることがあります。
関連note ↓ ↓
スワディシュターナ・チャクラ
スワディシュターナは転換、拡大の段階であると考えています。
ムーラダーラの段階で、人体の性・生殖の神経生理システムにおける生命エネルギーへの活動力が生じますが、それが「性」ではなくて密教的な生命エネルギーの活動へと転換され拡大される段階です。
本来なら性として下に向かうものが、引き止められ逆流し、生命エネルギーに転換され、そういったエネルギーとして拡大する起点と表現され得る段階です。
無意識の中にあって性的衝動とされるものが、生命エネルギーとして顕現する始点とも言えるでしょう。
内丹(仙道)の説明にある「活子時」「一陽生」「玄関一竅」はスワディシュターナをメインとする段階に関係するものではと考えています。
また内丹の流派によっては、第二腰椎付近にある経穴の命門とは違ったものを「命門」(もしくは「黄庭」)と呼ぶことがあるのですが、この命門は玄関一竅のことであるか、もしくは次のマニプーラの段階のものをさすと考えています。
ムーラダーラと同様に人体の性・生殖に関する神経生理システムと直接的な関係があるだろうと感じています。
性的快楽、オーガズムにも直接的な関係があるかもしれないと感じるのは同じなのですが、より情動的な面に関わるように感じています。
この段階においても性衝動が刺激されることがあります。
これに関してムーラダーラとの違いは、スワディシュターナにおいては、より感情的・情動的な影響力をともなうように感じられることです。
無意識からやってくるような情動、生々しい、生命力を連想させるような衝動として性が刺激されることがあるようです。
妄想、官能、感情と結びつきすいと感じられるかもしれません。
また詩や音楽など芸術や創作、感性・感情に関わるような活動への衝動を感じることもあるかもしれません。
実践者の主観的な感覚においては、スワディシュターナの段階では、ムーラダーラの感覚がより拡大し、下丹田、仙骨といったあたりのより広い部分に独特な感覚が生じることがあります。
関連note:スワディシュターナと下丹田についてなど ↓↓
左密(性的ヨーガ)はムーラダーラとスワディシュターナの2つに特に強く関係しているように考えます。
なおこの2つのチャクラの段階は、ヨガに言うタマス的な要素における無意識と関係が深いように感じられます。
スワディシュターナ以上の段階になると、以前よりも節制(禁欲)が容易になるという意見もあります。
マニプーラ・チャクラ
マニプーラは顕現、確固たる基盤の段階であるように考えています。
タマス的な無意識の中でうごめいていた衝動、活動が生命エネルギーとして、人体および、より明確な意識において顕現して基盤を得たという段階です。
この段階では、さらに感覚が明確になり拡大し下丹田などにおいて「圧力」や「振動」のような感覚が生じることがあり、そして「熱感」が生じることがあります。
またある種の「活力、バイタリティ、健康感」を感じることがあります。
気功の内丹(仙道)における下丹田の陽気(真気)や小周天、チベット密教のツンモ(ツモ、トゥモ、チャンダーリーの火)の初期の段階に相当すると考えています。
ヨーガにおいては「バンダやクンバカのともなった呼吸法などで、アパーナ気とプラーナ気を臍のチャクラで合一させて神秘的な熱を生じさせる」と説明されるような実践がありますが、この段階に相当すると考えます。
ムーラダーラからマニプーラはフィジカル、肉体的な段階とも言えるでしょう。
この3つのチャクラの段階においては、性が刺激されることがあるだけでなく、情緒が不安定になったり、怒りっぽくなることがあるなどの意見もあります。
しかしこの段階が安定すると瞑想が より容易になると感じる人がいます。瞑想状態が安定しやすくなると感じる人がいます。
また、これは面倒な問題にもつながりやすいのですが、素質体質的な個人差が大きいとされますが、生命エネルギーがマニプーラ以上の段階に至ると、神秘体験をしやすくなるという見解があります。
例えば体外離脱(幽体離脱)体験が生じやすくなるという意見があります。
ちなみにツンモ(下丹田の熱、陽気)について、これについて調べるとヴィム・ホフ・メソッドの情報を見かけることがあります。
ヴィム・ホフ・メソッドによる耐寒能力向上や熱産生と、下丹田の熱の現象は厳密には別の現象なのではないかと、現時点では考えています。
現象には関連・共通した神経生理的背景もあるのかもしれませんが、実践においてはこれらは違うのではと考えています。
ヴィム・ホフ・メソッドは、特に呼吸法においては呼吸性アルカローシスを利用した非ふるえ熱産生が関わるようです。
ツンモとは実践、現象において違いが見られるのではないでしょうか。
しかし特に熟練している人の場合には、このメソッドの実践においてツンモが生じる人もいるのかもしれないと考えています。
またチベット密教のツンモの行においても、ヴィム・ホフの呼吸法に似たものが行われることがあるようです。
なので全く関係が無いとも言えないかもしれません。
アナーハタ・チャクラ
アナーハタは精神性に関わる段階と考えられます。
感情や精神に関わるのですが、「情動」だけでなく「情操」といった要素も関わると思われます。
人間らしい精神性であり、もちろん社会性、他者との関わり、自己表現、創造性への指向といったものも含まれるでしょう。
「愛他性(利他性)」といったものにも関わるでしょう。
人間の精神性においては、本能や生物学的な欲求に近い情動と、人間らしい情操さらに「(内なる意識に関する)霊性」といった、「低い(低次の)」ものと「高い(高次の)」ものがあるという見方もあります。
また個我的なものと、より拡大したもの、トランスパーソナルなものがあるという見方もあります。
「霊性」においては、実践者は高次の精神性を選択すべきという段階と言えるかもしれません。
ヴィシュッダ・チャクラ
ヴィシュッダの段階から宗教的、スピリチュアルな雰囲気が強まる段階だと思われます。
内なる意識に関わる「霊性」の要素が強まる段階です。
仮に「霊(内)」と「肉(俗、外)」に分ける場合には、ビシュッダ以上は霊(内)であり、アナーハタ以下は肉(俗、外)の要素が強いと考えられます。
感覚、欲求、心など身体的、精神的な活動よりも、さらに意識それ自体に関係する段階、「内なるもの」「内なる意識」へと向かうような段階です。
また内なる意識(霊性)に関する「意志」や「選択」といったものにも関わると思われます。
アージュニャー・チャクラ及びサハスラーラ
アージュニャーは意識それ自体、純粋な意識に関わる段階なのではと考えています。
さらに純粋な自我(個我)意識や自我(個我)意識の根っこといったものにも関わるかもしれません。
ある種の思考、直観、智慧といったものに関わるかもしれません。
サハスラーラは特にトランスパーソナルなものに関わるのかもしれません。
